Lクラス最強のドレスアップベース車を最新攻略
2018年にマイナーチェンジを受けた30アルファード。以降、販売台数は兄弟車のヴェルファイアを大きく上まわり、アフターパーツも数多く登場。ドレスアップ熱はますます上昇中だ。そんなアルファードのおすすめカスタムパーツを、実例とともに紹介していく。
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アルファードでおすすめするカスタム箇所
内外装、オーディオ、チューニング系まで、30アルファードのカスタムパーツは非常に豊富。やろうと思えば全身に手を入れることができる。だが、まず基本となるのは先代の20系と同様にやはり足元といえる。サスペンション交換とタイヤ&ホイールのインチアップあたりから入るのがおすすめだ。
サスペンション
ローダウンするには、大きく分けてダウンサスペンション(以下:ダウンサス)、車高調、エアサスペンション(以下:エアサス)を使う3パターンがある。とにかくコストを抑えたいならダウンサスだが、下げ幅や乗り心地、実用面では車高調やエアサスに軍配が上がる。とくにエアサスは調整式アームなども併用すれば着地まで落とせるし、ピンチ時はサッと車高を上げられるからとにかく便利。車高調はつねに低いまま、キビキビと走りたい人に向いている。
タイヤ&ホイール
タイヤ&ホイールは20インチが定番だ。大柄な車格にもマッチしている。各メーカーのラインアップも多く、選択肢の自由度が高いのがポイント。とはいえバランス的には21インチもよく似合うし、以前よりタイヤが増えたこともあって装着率が上昇中なのだ。より大口径を目指すなら22インチも履けないこともないが、やはり上級者向け。見た目よりコスパ重視なら19インチも良し。
エアロ&グリル
30アルファード後期はまだ純ベタ派も目立つなか、エアロ装着車も増えてきた。人気は純正バンパーに付け加えるアンダーフラップやハーフタイプで、よりインパクトを出したいとなれば丸ごと交換のフルバンパーがベスト。なお、グリルは換えないユーザーが多数派。ゆえに交換すれば目立つこと間違いなしなのだが、顔の印象を大きく左右するため慎重に選びたい。
マフラー
マフラー変更も王道メニュー。純正は存在感ゼロのマフラーレス仕様なので、テールエンドを出すだけでもリヤビューのアクセントになる。出口部分だけを付け加えるマフラーカッターならお手軽にできる。サウンドの変化も求めるならリヤピース交換タイプがおすすめで、左右両側出しタイプを選べば見た目もスポーティに演出可能だ。
インテリア
上級グレードの室内は純正でも十分豪華だが、ファブリックシート車はシートカバー装着で質感アップを狙いたい。デザインやカラーはさまざまで、純正本革風もあれば欧州車っぽいパターンもあったりと選ぶのも楽しい。ほかにはフロアマット交換や室内照明のLED化も人気の小技。商品はたくさん用意されているが、購入時は対応年式やグレードをしっかり確かめるのをお忘れなく。
アルファードにおすすめのカスタム
アルファードのホイールカスタム例(1)
ワーク・ランベックLM1の21インチにタイヤはニットーの245/30-21をセット。迫力たっぷりの大口径だが、ゴールドカラーのディスクを選ぶことで、よりキャッチーな足元に仕立てている。ちなみにフロントのアンダーフラップも上面をゴールド塗装、エンブレムもタイプゴールド移植と、各部に金の差し色を投入しているため、まとまって見える。
アルファードのホイールカスタム例(2)
多くのドレスアッパーが一度は履いてみたいと願う鍛造ホイールBBS LM。それにこれまた憧れのブランド・ブレンボのブレーキシステムを組み合わせるという超贅沢な例がコチラ。さらにいうなら、LMは前後とも20インチ×10.5J+20という日産GT-Rと同じスペックだ。純正のままでは履けない規格外サイズだが、アーム交換や加工も駆使してねじ込んでいる。
アルファードのフロントグリルカスタム例(1)
ヴァルド製のフロントグリルを装着。アウトライン形状は純正と同一ながら、インナーのメッシュはレクサスLMを彷彿させるプレミアムな意匠になっている。それをボディカラーに合わせてマットブラックに塗り分け、引き締まった表情を演出。同じくグリル上部のガーニッシュや、純正のメッキモールもブラックアウトしている。
アルファードのフロントグリルカスタム例(2)
大型のフロントグリルはアルファードのアイコン的存在。レクサスでいえばスピンドルグリルのようなモノで、「純正でいい」という人は多いが、あえて換えることで大幅イメチェンが可能だ。これはシルクブレイズ・グレンツェンYOROIで、バンパーとグリルは一体構造となっている。つまりフロントマスク自体がガラリと変わっている。さらに赤のラインテープでアクセントを入れているのも特徴だ。
アルファードのエアロカスタム例(1)
アヴァンツァーレのアンダーフラップタイプエアロをフロント、サイド、リヤと装着。リヤについては中央にアンダーディフューザー、その左右にサイドスポイラーという組み合わせだ。いずれもシンプルで小振りながら、エアロ上面やディフューザーのフィン以外をブラックアウト。白ボディを引き締めるとともに、ボトムまわりに視線が向くようなフィニッシュになっている。
アルファードのエアロカスタム例(2)
純正アクセサリーとして設定されているモデリスタのスポイラー。フロント、サイド、リヤと各部にメッキパーツがあしらわれており、ラグジュアリーに演出できるのがメリットだ。とくに黒ボディ車にはよく映えるので効果絶大だ。この例ではグリルもエムズスピード製にチェンジ。横フィン基調のインナーをブラックアウトしたことで、メッキがより引き立って見える。
アルファードの足回りカスタム例(1)
エクステリアはほぼノーマルのまま、ローフォルムで走れる仕様を追求している。車高調は326パワーのチャクリキダンパーを選び、フロントはTディメンドのロールセンターアダプターとイージープロ、リヤはフォルテのアッパーアームやスイングアームに交換している。エアコンパイプや燃料パイプの位置も上げるなど、しっかりと干渉対策も施された1台だ。
アルファードの足回りカスタム例(2)
Tディメンドのエアサスで着地まで持っていける極低の30アルファード。同じく前後アームも一式Tディメンド製に換装され、全下げ時はリヤ10度のキャンバー角になるようセッティングされている。なおホイールは20インチで、フロントは9.5J、リヤは10.5J。インセットは前後ともプラマイゼロと、かなり攻めたサイズながら、サラリと履きこなしているのも見どころ。
アルファードのマフラーカスタム例(1)
フロント、サイド、リヤとエアロはクール。ホイールもヴェルズホイールズKCV01ということで、左右4本出しマフラーも当然クール製である。大口径の真円スラッシュテールはインパクト抜群。ヒートブルーカラーもモノトーンボディにいい感じの差し色として活躍している。いかにもレーシーな見た目ながら、サウンドは今どきっぽくジェントルなのもGOOD。
アルファードの内装カスタム例(1)
アドミレイションのオーダーメイドシートカバー・アルタモーダで上質な室内空間を実現。カラーリングはアイボリー×ブラックのコンビで、アイボリー部分はSSPUレザー、ブラック部分はラムースと素材も切り替えている。アクセントとなるステッチカラーは赤を選択。ネックパッドも同じくアドミレイションのロゴ入りタイプがコーディネイトされている。
アルファードのヘッドライトカスタム例(1)
純正の3眼プロジェクターを強調する3連イカリングを装着。その下のデイライト部分にも手が加えられており、さまざまな点灯パターン&カラーに染まる変幻系RGB仕様になっている。
さらにウインカーもシーケンシャルなのは純正同様ながら、まるで光の球が転がるような美しい流れ方をするよう加工。夜はとにかく華やかだが、昼間の非点灯時はシンプルなのもウリ。
アルファードにおすすめのカスタムグッズ
フロントグリル
モデリスタ フロントグリルカバー
https://www.modellista.co.jp/product/alphard/
純正のボンネットフードモールと呼応するようなメッキカバー。純正エンブレムをかわす作りなのでプリクラッシュ機能にも影響なし。ノーマルボディ用とエアロボディ用があり、後者はスモークメッキ仕様も用意されている。
ヴァルド エグゼクティブライン フロントグリル
http://www.wald.co.jp/parts_acce/carrange/toyota/alphard/
中央からシャープに広がるようなインナーメッシュを採用。外枠はアルファードのまま、レクサスのミニバンを思わせるルックスにイメチェンできる。本体はフィッティング性能の高いABS製で、メッキガーニッシュも付属している。
エアロパーツ
エムズスピード グレースライン
https://www.mzspeed.co.jp/products/body-kit/toyota/alphard
純正バンパーに被せるハーフエアロタイプ。シンプルながらしっかり存在感のある意匠が特徴だ。フロントグリルやデイライトキット、ドアミラーカバー、エキゾーストシステムといったオプションパーツも多数あり。
シルクブレイズ ミニバンフロントリップ
http://www.kspec.jp/silkblaze/catalog/aero/minivan_lip/alphard_30_kou/index.html
フィット感に優れたフロントリップとコンパクトなリヤアンダースポイラーがメイン。この2点でシンプルにキメるもよし、純正グリルの上に被せるフロントバンパーカバーやLEDフォグランプカバーでさらにアレンジするもよし。
クールジャパン クルーズ・バイ・クールレーシング
https://kuhl-japan.com/aeroparts/kruise-30alphard
クルーズはクールの新ブランド。10ミリ厚の薄型フラップを巧みに使い、純正のフォルムを生かした大人のスタイリングを提案する。素材はFRPに加えて高品質なリアルカーボンverも設定。薄型ゆえ主張は控えめだが、それがまた心憎い。
ホイール
レイズ ベルサス クラフトコレクション ヴォウジェ
https://www.rayswheels.co.jp/products/wheel.php?lang=ja&wheel=VOUGE_NC
V字ツインとシングルスポークを交互に配し、平面と曲面を複雑に組み合わせて作られたヴォウジェ。ベルサスを代表するこの人気作に、ダークブルークロームコーティングという特別色が登場。光の加減によって艷やかな鏡面に青が透けて見える。サイズは18~20インチ。
ウェッズ F ZERO FZ-4
https://www.weds.co.jp/fzero/fz4
ウェッズが誇る削り出し鍛造ブランドがエフゼロ。その最新作となるFZ-4は、シャープな15本フィンモデル。細く絞り込まれたスポークの根本にはスリットホールが刻まれるなど、削り出し鍛造らしい造形美を味わえる。それでいて価格は控えめ。サイズは18~21インチ。
マルカサービス RMP 820F
https://www.marukaservice.com/rmp/wheel_820f.html
1ピースながらリムありデザインを採用した2×8クロススポークモデル。スポークサイドの角度も工夫することで立体的に見せている。カラーは3色あるが、セミグロスブラック系の2色に注目。フランジ部が1周切削&着色されており、停止時・走行中問わず目立つ。サイズは18~20インチ。
サスペンション
ブリッツ ダンパーZZ-R
https://www.blitz.co.jp/products/suspension/damper_zz-r.html
数ある全長調整式車高調のなかでも、初心者から上級者まで多くの支持を集めるブリッツのダンパーZZ-R。32段階の減衰力調整機能、φ44大径ピストンを採用した単筒式構造、アルミ製アッパー・ロックシートなどスペックは十分以上だ。乗り心地はしなやかで街乗り向き。
ACC オン・ザ・グラウンド
https://www.accincjp.com/ja-jp/30alphard-vellfire/
オン・ザ・グラウンドはACCエアサスのなかでも一番落ちる全長調整式シリーズ。エアバッグはファイヤストン製、ショックはKYB製という安心品質も特徴で、車高センサーやキャンバー付きアッパーマウントなどOPも多数あり。システムはフロア下にスッキリ収納OK。
マフラー
ガナドール PASION EVOマフラー
https://www.ganador.co.jp/carmodel/toyota/alphard/index.html
パワーアップだけでなく、燃費向上まで約束してくれるスポーツマフラー。テールエンドは右側ダブルと左右ダブルの2タイプがあり、いずれも形状はオーバル型だ。カラーはステンポリッシュとチタンブルーをラインアップする。もちろん車検対応なので安心して選べる。
シートカバー
クールジャパン オリジナルシートカバーTR-01
https://kuhl-japan.com/906/
ダイヤとハニカムを組み合わせたようなオリジナリティ溢れるステッチパターン。スポーティでありながら高級輸入車のような雰囲気も醸し出す。ベースカラーは黒で、アクセントカラーは赤・青・黒の3タイプ。色の選択肢を増やせるカスタムオプションも用意している。
テールランプ
ヴァレンティ ジュエルLEDテールランプREVO
https://valentijapan.com/product/tailrlamp/jewel-led-tail-revo-30alp-seq/
スモールONでライトバーが点灯、ブレーキONでその間のLEDが発光。ウインカーはもちろんシーケンシャル仕様で、ここを赤点灯できるウインカーポジションモードも搭載する。30アルファード後期用だが、30前期にも同社の後期化キットを併用すれば装着可能だ。
まとめ
今回紹介したカスタム例やパーツはほんの一部。冒頭で前述した通り、あらゆる部分をカスタマイズできるのが30アルファードの魅力だ。貼りモノ系などDIYで付けられるお手軽アイテムも多く販売されているので、初心者はそこからスタートするのもアリ。ただしサスペンションなどの機能パーツは、たとえ腕に自信があってもプロに装着してもらうのがマスト。安全に保安基準も守りながら、アルファードのドレスアップを楽しんでもらいたい。
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