ポップアップルーフと全高2m以下がキーワード
3月23日(土)・24日(日)に開催された「大阪キャンピングカーショー2019」では、国産車から輸入車まで数多くのキャンピングカーが集結。会場となったインテックス大阪には老若男女を問わず、多くの来場者を集めていた。
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なかでもファミリーから注目を集めているのが「バンコン」。ミニバンや商用車バンをベースにしたキャンピングカーで、運転がしやすくて車内スペースにも困らない、ちょうどいいサイズがウケている。今回は、家族5人が乗れて4人の車中泊をも可能にする『ポップアップルーフ車』をご紹介。キャンピングカーでありながら立体駐車場が利用できる『全高2m以下』のミニバンを集めてみました。
多目的に使えるファミリーワゴン
「アネックス」が提案するのは、”積める、遊べる、寝れる”という3つのコンセプトを持たせたファミリー向けのバンコン。ベースは日産のNV200バネットワゴンで、天井部には高さ2370mm(最大)/幅1050mm/長さ1980mmの室内空間を持つ、大人2人が就寝可能なエレベーティングルーフが備わる。
日常の使い勝手に優れ、就寝可能人数も車内を含めて4名と、家族で楽しい車中泊も存分に楽しめる。◎ベース本体価格:378.3万円(5人乗り)
普段使いから週末のレジャーまで
こちらは「ホワイトハウス」が提案するホンダ・ステップワゴンをベースにしたバンコン。簡単操作でロフト空間が誕生するポップアップルーフ仕様車は大人2人が睡眠可能(車内含めて4名)で、上位グレードではフロント回転シートやフルフラットベッド、電子レンジ、給排水タンクといった内容も装備される。
他にもスライドドアとリアゲートの開口部に装着する防虫ネットやサイドオーニングといったオプションも用意。自分仕様の1台を作り上げることも可能だ。◎ベース本体価格:286万円(7人乗り)
アウトドアでの走破性も高い武器に
オフロード走行でも高い評価を持つ、三菱・デリカ D:5のポップアップルーフ仕様を披露したのは「西尾張三菱自動車販売」。車内からルーフへのアクセスを容易にしたほか、ポップアップルーフの開閉も30秒以内と家族に優しい設計が込められている。
最大8名 or 7名という乗車定員はそのままに、オプションの車中泊キットを車内に設置すれば合計4人の就寝が可能。サブバッテリー、インバーター、前席回転シートなどのオプションも数多く設定されている。展示車両は従来から設定されるガソリン車だが、新型モデルのオーダーも可能だ。◎ベース本体価格:343万円(8人乗り)
5ナンバーサイズでも広々と使える
「フジカーズジャパン」のブースでは、日産 NV200バネットをベースにした『フォックス ルソ プラス』を展示。車内には対面式ダイネットになるREVOシートを採用し、簡単な操作でベッドスペースにも生まれ変わるほか、その両サイドには収納家具も備えられる。
内装カラーは全4タイプから選択可能。乗車定員は5人となり、ポップアップルーフとあわせて最大4人が車中泊できる。◎ベース本体価格:332.4万円(5人乗り)
番外編! ポップアップなしで4人就寝
バンコンの最有力ベース車といえば、トヨタ・ハイエース。今回も充実を装備させた展示車両を多く見かけたが、「ノニデル」はシンプルな車中泊仕様『ベースキャンプ4』を提案してきた。4人が就寝できる秘密は、セカンドシート以降がフルフラットベッドとなるほか、上段には子供に大人気のロフトベッドを装備したこと。
もちろんフラットベッド下部には大容量の収納スペースも確保。オプションでテーブルや遮光カーテンも用意するが、シンプル設計ゆえに車両価格はお手頃なうえ、4ナンバー登録と維持費が安いのも嬉しい。◎ベース本体価格:347.9万円(5人乗り)
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