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メルセデス・ベンツ「Eクラス クーペ/カブリオレ」がマイナーチェンジ

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メルセデス・ベンツ「Eクラス クーペ/カブリオレ」がマイナーチェンジ

メルセデス・ベンツ日本は2020年10月5日、Eクラス クーペ/カブリオレを大幅刷新して登場し、予約受注を開始しました。なお、デリバリーは10月から行なわれる予定です。

メルセデス・ベンツの中核モデルであるEクラスのセダン/ステーションワゴンは、9月にマイナーチェンジを9モデル発売しました。そのEクラスをベースにしてスタイリッシュさを追求した伝統的な2ドアクーペと、オープンエア ドライビングを満喫できるEクラス カブリオレも大幅なマイナーチェンジを行ないました。

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今回のマイナーチェンジ モデルから新世代ステアリングホイールを採用、さらに対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や安全運転支援システムをメルセデス・ベンツの最新システムにアップデートするなど、安全性と快適性をさらに向上し、デザインをも一新しています。

デザインと装備

Eクラス・クーペは、クーペの伝統的プロポーションである、流れるように美しいルーフライン、大胆で力強いリヤエンドを踏襲しています。低く立ち上がるAピラーと、高い位置を走るベルトライン、サッシュレスドアにより、メルセデスクーペ伝統のプロポーションを形成しています。

Eクラス・カブリオレは、Eクラス・クーペのボディデザインをベースに、ソフトトップを閉じている時はメルセデスの伝統的な流れるように美しいクーペのようなスタイリング、ソフトトップを開けた時にはカブリオレならではの伸びやかなプロポーションとなっています。

また、11色のエクステリアカラー(メルセデスAMGモデルは12色)とブラック、ブラウン、ダークブルー、ダークレッドの4色のソフトトップカラー、そして6種類のインテリア(E450とAMGモデルは5種類)を組み合わせることで自分だけの個性を主張できます。

ディテールでは、フロントエンドのヘッドライトに、最新のメルセデス・ベンツのスポーティモデル群に共通する、上下方向に薄く、わずかに切れ上がるデザインを採用。ラジエーターグリルは下部が広がる台形とし、AMGモデル以外はクローム仕上げのダイヤモンドグリルを採用。バンパー下部左右に2本のフィンが配置されるなど、シャープでダイナミックな印象としています。

インテリアは、新採用された新世代ステアリングホイールが近未来的なスポーティさを表現しています。また、このステアリングホイールはナビゲーションやメーターパネル内の各種設定や安全運転支援システムの設定を全て手元で完結できる機能性も備えています。

新たに、ステアリングホイールのリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくても、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト ディストロニックの使い勝手を向上させています。

またインフォテインメントシステムは、12.3インチの大型ワイドスクリーン2画面を標準装備。より熟成された対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しています。その最大の特長の1つが、人工知能による学習機能で、個別のユーザーに対する適応性が向上しています。

さらに今回から、AR(Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを採用。目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路が表示されるのに加え、フロントウィンドウ上部に設置されたカメラが捉えた車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示されるようになっており、直感的にどの道路に進むべきかを判断することができます。

運転支援システム

新型Eクラス クーペ/カブリオレは最新の安全運転支援システムが全モデルに標準装備されています。「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、直進してくる車両と衝突する危険がある場合、10km/h以内であれば自動ブレーキが作動。

また、Eクラスとしては新たに、停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能を採用。時速2km/h以上で後方から歩行者や自転車、自動車などが近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯します。さらに乗員がドアハンドルに手をかけた場合、音と表示で乗員に警告します。

パワートレーン

E200モデルには1.5Lの直列4気筒ターボエンジン「M264」型はBSG、48Vボルト電気システムによるマイルドハイブリッドを採用しています。「M264」型エンジンは単体で最高出力184ps、最大トルク280Nmを発生。さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続されるスターター/ジェネレーターのBSGと48V電気システムにより回生ブレーキ等で発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、加速アシスト、ギアシフトとの協調などを行ないます。

E300モデルには、E200と同じ「M264」型エンジンながら排気量が2.0Lの直列4気筒エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現。

E450 4MATICモデルは新たに、コンパクトな3.0L直列6気筒ガソリンエンジン「M256」型とISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)、48V電気システムによるマイルドハイブリッドを組み合わせています。

エンジン単体で最高出力367ps、 最大トルク500Nmを発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された最高出力22ps、最大トルク250Nmを発生する電気モーター(ISG)と、48V電気システムにより回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。その電力を利用して動力アシストを行ないます。

メルセデスAMGモデルは、「M256」型の直列6気筒エンジン、ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせ、さらに駆動システムは可変トルク配分を行なう4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を組み合わせています。

この「M256」はエンジン単体で、最高出力435ps、最大トルク520Nmを発生。ISGは最高出力22ps、最大トルク250Nmを発生し、駆動アシストを行ないます。トランスミッションは、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと、高い伝達効率を実現した電子制御式9速「AMGスピードシフトTCT(トルク・クラッチ・トランスミッション)」を搭載。

4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」は前後トルク配分が50:50から0:100(後)の範囲で可変トルク配分を行なうことで、ハイパワーを4輪へ最適に配分します。

またAMGモデルは「AMG ライドコントロール+」サスペンションを装備し、俊敏性、ニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にしています。

Eクラス・クーペ価格

Eクラス・カブリオレ価格

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みんなのコメント

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  • 環境に配慮したダウンサイジングは理解したいが
    1.5Lに800万出す気になれないのは私だけ??
    無理してでも直6狙いたくなるよね。
    メルセデスのマーケティングだったりして(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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