現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 北米スバルが新型WRXのフルモデルチェンジを予告! ティザーサイトからスペックを予想してみた

ここから本文です

北米スバルが新型WRXのフルモデルチェンジを予告! ティザーサイトからスペックを予想してみた

掲載 更新 86
北米スバルが新型WRXのフルモデルチェンジを予告! ティザーサイトからスペックを予想してみた

北米スバルがWRXのフルモデルチェンジを予告

日本ではファイナルモデルを出して以来、何の音沙汰もないような状況が続いているスバルのスポーツフラッグシップ「WRX」ですが、グローバルではフルモデルチェンジすることが明らかになりました。北米の現地法人SUBARU USAが2022年モデルのWRXのティザーサイトを公開したのです。

【新型スバルWRX STIは400馬力!!】EJ20の後は新開発の2.4Lターボ降臨!!

公開されたのは新型WRXのシルエットと「LEGENDS ONLY GROW STRONGER.(伝説はさらに強力に成長する)」というキャッチコピーのみ。正式発表がいつになるのか、どんなメカニズムを採用しているのか、まったく不明な状態です。

エンジンフードの形状からターボエンジン搭載は確定

少なくとも、シルエットから4ドアセダンであろうことや、歴代WRXのアイコンといえるエンジンフード上のエアインテークが存在していることは確認できます。つまり新型WRXはターボエンジンを積んでいるということは間違いありません。

では、どのようなエンジンを積むのでしょうか? 長年スバルのスポーツフラッグシップのパワートレインだった「EJ」型は2019年に生産終了しています。

可能性が高いのは現行ターボのCB18型かFA24型のチューン版

WRX用にターボエンジンを新規開発する可能性もなくはないのですが、これまでの経緯や電動化時代の開発リソースを考えると、現行ラインナップのターボエンジンをチューンナップして搭載する可能性が濃厚です。

選択肢は2つに絞られます。ひとつは日本でレヴォーグやフォレスターに搭載されている「CB18」型1.8Lボクサーターボで、もうひとつは北米仕様のレガシィなど積まれている「FA24」型2.4Lボクサーターボです。

キャッチコピーから280馬力オーバーのFA24型でキマリ?

WRXのフルモデルチェンジにあたり「「LEGENDS ONLY GROW STRONGER.」というキャッチコピーを使っていることからすると、パワーダウンするようなことは考えられません。従来型WRXは「FA20」型2.0Lボクサーターボを積んでいましたから、「FA24」型を搭載すると考えるのが妥当といえそうです。

ただし、北米仕様のレガシィに搭載されるFA24型ターボエンジンはAKI87ガソリン仕様で、最高出力260馬力となっています。これをそのまま搭載するのではWRXが求めるパフォーマンスとしては物足りません。ちなみにAKIというのは北米で使われているオクタン価を示す単位で、数字が大きいほどオクタン価が高いことになり、AKI87は日本でいうところのレギュラーガソリン仕様ということができます。

一方、モデルチェンジ前のWRX(北米仕様)には搭載されていたFA20型エンジンの最高出力は268馬力で、AKI91ガソリン仕様です。FA24も同様にAKI91ガソリン仕様としてターボのブースト圧も高めれば280馬力を超えることは間違いないでしょう。そうなれば、新型WRXにふさわしいパワーユニットとなりそうです。

一方、シャシーに関してはエンジンフードからAピラーにかけてのシルエットがヒントになります。Aピラーの付け根あたりの雰囲気からすると、レヴォーグとの共通性が感じられます。そうだとすれば、レヴォーグの「フルインナーフレーム構造」を採用したスバルグローバルプラットフォームや2ピニオンの電動パワーステアリングといったメカニズムは、新型WRXにも投入されていると予想することができます。

レヴォーグをサーキットで走らせた印象では、シャシーについては1.8Lターボエンジンで留めておくのは惜しいと思えるほど、高いポテンシャルを感じさせるものでした。このプラットフォームで、より剛性を高められるセダン型のスポーツカーを作れば、300馬力以上でも十分にカバーできるシャシーに仕上げることができるはずです。

とはいえ、いま日本市場では4ドアセダン全般に逆風が吹いているというのが正直なところ。果たして新型WRXは日本でも販売されるのでしょうか。日本導入にはファンからの熱いメッセージが必要かもしれません。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※写真
1枚目:現行型WRX(北米モデル)
2枚目:北米スバルが公開した次期WRXのティザー画像より

こんな記事も読まれています

「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
AUTOSPORT web
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
ベストカーWeb
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
AUTOSPORT web
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
AUTOSPORT web
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
ベストカーWeb
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
グーネット
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
ベストカーWeb
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
グーネット
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
AUTOSPORT web
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
グーネット
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
motorsport.com 日本版
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
motorsport.com 日本版
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
AUTOSPORT web
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
motorsport.com 日本版
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

86件
  • レヴォーグとか新型フォレスターの、あのカニの爪みたいなヘッドライトとテールライトは止めて欲しいなぁ・・・
  • まぁ日本の誇りの車のひとつなんだから、変なデザインにはしないで欲しいと切に願います
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

452.1485.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

84.01180.0万円

中古車を検索
WRX STIの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

452.1485.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

84.01180.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村