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米国発のEVはテスラだけじゃない! 1000馬力オーバーのクロスオーバーを投入した「ミューレン・オートモーティブ」とは

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米国発のEVはテスラだけじゃない! 1000馬力オーバーのクロスオーバーを投入した「ミューレン・オートモーティブ」とは

新興EVメーカーの斬新なニューモデル

今回はアメリカで続々と魅力的なEVを発表し続けているメーカーを紹介します。その社名は「ミューレン・オートモーティブ」。そのニューモデルである「FIVE RS」の詳細をお伝えしましょう。

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ミューレン・オートモーティブとは

ここ数年で、まさに驚くほどの勢いでその数を増やし続けているEVメーカー。はたして10年ほどの活動期間をもって、それを新興勢力と表現するのかどうかは微妙なところだが、今回はアメリカで続々と魅力的なEVを発表し続けているメーカーを紹介しよう。その社名は「ミューレン・オートモーティブ」。本社はカリフォルニア州にあり、現在ではそれに加え、総面積で6万平方メートル以上に及ぶ大規模な生産施設がインディアナ州に完成している。

そもそもこのミューレン・オートモーティブ社は2002年に設立され、2007年には市場初ともいえるEVスーパーカーを開発した、ミューレン・モーターカーズの名でその歴史の幕を開けたメーカーだ。2006年にはフォーブス誌によって「アメリカで7番目に速い市販車」のタイトルを獲得。

そしてその勢いは最大航続距離が142kmと当時クラス最長を誇ったコンパクトセダンを生産していた、2009年設立のCODAオートモーティブの買収へと向く。ちなみにCODAオートモーティブは、一時期全米で2社しかないEVを販売する公認EV会社のひとつだった。もう1社は簡単に予想できるとおり、あのテスラである。

ミューレン・オートモーティブとして2014年に正式なスタートを切った同社は、商品を完全にアメリカ国内で製作し、アメリカの消費者の生活に完璧に適合することをコンセプトとしてクルマ作りを進めている。現在までに生産されたモデルはじつに幅広く、乗用車だけでも「GT」や「GTRS」といったEVスーパースポーツ、実用的なクロスオーバーの「FIVE」など。

このほかに各種サイズの商用トラックの生産も行われている。その中には2022年にミューレン・オートモーティブに買収されたボリンジャー・モーターズ製のEVトラックも含まれており、前で触れたインディアナ州の生産施設や知的財産も、そもそもはこのボリンジャー・モーターズが所有するものだった。

ニューモデルは1000馬力超のクロスオーバー

今回紹介する「FIVE RS」は、常に完璧を追求するミューレン・オートモーティブの、絶え間ない努力の結果なのだとリリースにはある。エクステリアのデザインは美しさと効率性の高さを、その第一印象から感じさせてくれるもの。ほぼ水平に描かれたウエストラインと、ボディサイドのプレスラインが表現するエレガントな佇まい。

さらには前後のオーバーフェンダーやルーフウイングによって想像できるパフォーマンスの高さ。全長×全幅×全高で、4900×2150×1630mmというボディサイズも扱いやすさの面では十分に期待できる。ホイールベースは2950mmと長く、それはキャビンの広さに大きく貢献する。

ラゲッジルームも後席を使用した状態で725Lの容量を確保。後席と助手席までを収納すれば、それは1767Lにまで拡大することができるのだ。日常の使い勝手の高さが求められるクロスオーバーとしては、これは十分に合格レベルだろう。

その機能的なパッケージングを生み出すボディの下には、800ボルト・アーキテクチャーのパワーを利用し、デュアルモーターで1000ps以上を発揮するエレクトリック・ドライブユニットが搭載されている。2速ギアを組み合わせ、搭載位置は前後アクスルの各々。したがって駆動方式は4WDとなる。

バッテリーの搭載量は100kWhで、ターゲットとする走行可能距離は480km以上。運動性能は0−100km/h加速を2秒以下で、また最高速は320km/h以上と発表されている。ウエイトが2300kgにも達するモデルであることを考えれば、このデータもまたカスタマーの心を刺激して止まないはずだ。

サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーン。タイヤは21インチ径がスタンダードとなるが、オプションでは22インチ径の選択もできる。サイズは前者では前後ともに315/35R21、後者はフロントが275/35R22、リアが315/30R22の設定となる。アメリカ発のハイパワー・クロスオーバーEV。その実力を日本の地で試すことは、はたして叶うだろうか。

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みんなのコメント

3件
  • 葛葉恭次
    志願者といえ障害者さんの脳にマイクロチップ埋めるなんて常軌を逸脱した人体実験を実行するのはテスラだけだけどな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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