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「SPOON NSX-R GT改“マカオGP”参戦記~参戦マシンを直撃取材!~」番外編【公道爆走王世界一決定戦in2008】

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「SPOON NSX-R GT改“マカオGP”参戦記~参戦マシンを直撃取材!~」番外編【公道爆走王世界一決定戦in2008】

あやしさ満点のピット@地下駐車場で参戦マシンを直撃取材!!

それは紛れもないチューニングカーだった!

「SPOON NSX-R GT改“マカオGP”参戦記~参戦マシンを直撃取材!~」番外編【公道爆走王世界一決定戦in2008】

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海を渡ったJUNの元デモカー

Class.A

ランサーエボリューションIX(CT9A)

ドライバー:SUN Tin Fan

予選2位/決勝1位(クラス1位)

中国・広州の珠海(ズーハイ)サーキットで開催されている“サーキットヒーローGT”というシリーズ戦で3戦全勝という結果を残し、マカオGPに乗りこんできたCT9A。

JUNが製作した1台で、エンジンは排気量が2.2Lに拡大され、オリジナルEXマニを介してTD06-25Gをセット。最大ブースト圧1.7キロ時に550ps以上を発揮する。また、日本とは違う気候に合わせて熱対策を細かく行い、すでに2シーズンを戦ったためエンジンオーバーホールも行うなど、常にベストコンディションを維持できるように手が加えられている。

メーターはデフィスーパースポーツクラスターに交換。助手席の足下にはF-CON Vプロと、MIVECをコントロールするためのVマネージが確認できる。

今回は予選こそ2位だったけど、決勝では1周目でトップに立つと、後続をまったく寄せ付けない圧倒的な速さを披露。2位に1分以上の差をつけて総合&クラス優勝とファステストラップを獲得したのだ。

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紙一重のライン取りにビックリ!!

Class.A

スカイラインGT-R(BNR34)

ドライバー:Lam Wai Hung

予選5位/決勝3位(クラス2位)

「ドアミラーが擦ってるんじゃないか?」というくらい左に寄せ、めいっぱいアウト側のラインからフィッシャーマンズコーナーに進入していくBNR34。コースを熟知してないとできない技だ。

エンジンは、マインズが手がけたRB26DETTを搭載。エアクリーナーボックスやラジエターはARC製に交換されている。ドライバーいわく、「エンジンは600ps仕様だけど、今回は10周のレースだからブースト圧を抑えて走るよ」とのこと。

足回りはテインスーパーレーシング、ブレーキはエンドレスで、フロント6ポットキャリパー+385mmローター、リヤ4ポットキャリパー+350mmローターを装着。また、LSDはニスモ製と日本のパーツで強化されている。

アンダーコートは剥がされているが、ドアトリムなどの内装はそのまま。フロントウインドウにはドリフトBOXが取り付けられている。

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アミューズ製エアロを装着

Class.C

S2000(AP1)

ドライバー:LAM Kam Sam

予選11位/決勝9位(クラス1位)

ワイドボディ化を実現する迫力のアミューズ・コーポレーション製エアロをまとったAP1だ。

エンジンは、無限製エアクリーナーやEXマニなどによる吸排気チューンのみとライトな仕様だが、無限の車高調キットやAP製4ポットキャリパー+エンドレスパッドなど、足回り&ブレーキチューンがキッチリ施されている。

室内にはワンオフ12点式ロールケージが組まれ、ボディ剛性と安全性の向上を実現。さらにAP1が持つ優れた運動性能を引き出すため軽量化。車重は1130kgまで絞り込まれ、山側のテクニカルセクションで速さを見せつけるコーナリングマシンだ。

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D1号に準じたエンジンを搭載

Class.B

インプレッサWRX STI (GC8)

ドライバー:Kevin TSE Wing Kin

予選3位/決勝4位(クラス2位)

2000年に香港で初めて元JUNの小山サンがセッティングしたというGC8。当時はブーストアップ仕様でナンバー付きだったけど、今ではナンバーなしのサーキット専用マシンに生まれ変わった。

エンジンはブーストアップに始まり、TD06-20G仕様→2.2L化が図られてきたEJ20。今は、そこからさらに進化して2.5L+TD06-25G仕様となっている。

足回りにはジールスーパーファンクションを装着。ハブは純正比2倍以上の強度を持つGDBスペックC用に交換され、耐久性を大幅に高めている。

センターコンソール上部にピボット水温/油温/油圧/燃圧/ブースト計をセット。助手席側に見えるけど、エンジンはFコンVプロによって制御される。

また、エンジンチューンに合わせて駆動系も強化。ミッションはGDB用6速MTに換装されている。さらに、燃費の悪いマシンで長丁場のマカオGPを戦うため、ノーマルに加えて20Lの燃料タンクも追加されている。

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冷却系強化でトラブルを防ぐ

Class.B

RX-7(FD3S)

ドライバー:CHOW Ka Wing

予選–位/決勝10位(クラス6位)

ブーストアップ仕様ながら、HKSインタークーラーやHKS&トラスト製を2基がけしたオイルクーラーなど冷却系チューンが施されたFD3S。

エンジンは、最大ブースト圧1.0キロ時に320psを発揮する13B-REWを搭載する。その性能を常に安定して引き出せるよう、冷却系の容量アップが図られているのだ。

「ノーマルは油温が140度まで上がるけど、今はどんなに攻めても110度で安定するから、周回レースでも安心して踏めるんだ」とのこと。また、エクセディクラッチとクスコLSD+4.3ファイナルが組まれ、アラゴスタ車高調にAP製4ポットキャリパーを導入するなど、駆動系や足回りのチューニングも抜かりナシだ。

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2.0Lエンジンに急きょ載せ換え

Class.B

ランサーエボリューションVIII(CT9A)

ドライバー:YAU Wing Choi

予選–位/決勝リタイヤ

地元のチューニングショップ、KCレーシングのオリジナルエアロをまとったCT9A。アメリカBCクラウン製2.6Lキットを組んだエンジンが練習走行でブローしたため、2.0Lの4G63に換装して予選、決勝を戦った。

パワーは2.6L仕様で550ps、今回載せ換えられた2.0L仕様はIHI RX76タービンがセットされ450psとのこと。それを受け止めるため、駆動系はORCツインプレートクラッチと5速ドグMTで強化され、足回りにはオーリンズ車高調やブレンボ4ポットキャリパーが装着される。

サーキット専用としてつくり込まれたインテリア。エンジン制御は、助手席の足下にセットされたモーテックm800が担当する。

斜行バーやクロスバーによって徹底的な剛性アップが図られたボディ。そのつくりはレーシングカーに近い。また、軽量化によって車重は1200kgを達成している。

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異色のボルトオンターボ仕様

Class.A

RX-8(SE3P)

ドライバー:Bem HO Wang Yu

予選–位/決勝11位(クラス4位)

ロータリーエンジン搭載車で参戦していたのはFD3Sと、このSE3Pの2台だけ。排気音は低いし、ストレートスピードもやたらと伸びるてるし…と思っていたら、ボルトオンターボ仕様だった。

フロントオーバーハングに装着されたタービンは、アメリカターボネティックス製。エンジンチューンの詳細を聞けなかったのが残念。予選中にエンジントラブルが発生して思うようにアタックできなかったけど、それを克服。決勝では総合11位で完走し、クラス4位に入賞した。

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