現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「プレリュード」復活で「スペシャルティカー」に熱視線! トヨタ「ソアラ」待望論も!? 一体どんなモデル?

ここから本文です

ホンダ「プレリュード」復活で「スペシャルティカー」に熱視線! トヨタ「ソアラ」待望論も!? 一体どんなモデル?

掲載 32
ホンダ「プレリュード」復活で「スペシャルティカー」に熱視線! トヨタ「ソアラ」待望論も!? 一体どんなモデル?

■好景気を追い風に大ヒットしたトヨタの高級クーペ

 トヨタブランドとして「高級クーペ」がしばらくラインナップされていないこともあり、4種のボディを擁するトヨタ「クラウン」の次なるバリエーションとして「クーペ」を推す声は少なくありません。
 
 そうした声を受けて、ネットでは「トヨタが高級クーペを出すならソアラでしょ」という意見がチラホラ見受けられます。

【画像】カッコいい! これがトヨタの「高級クーペ」です! 画像を見る

 ホンダが2020年代後半に「プレリュード」を復活させるとあって、日産「シルビア」やトヨタ「セリカ」といった往年のスペシャルティカーの復活が噂されている昨今、同ジャンルで一生を風靡した「ソアラ」の再登場が期待されるのはもっともな話です。

 いったいどのようなクルマだったのでしょうか。

 ソアラは直列6気筒およびV型8気筒エンジンを搭載し後輪を駆動するラグジュアリーな2ドアクーペです。

 海外の高級GTに対抗すべく開発され、1980年の大阪国際オートショーでコンセプトカー「EX-8」として出展。翌1981年にソアラの名称で初代モデルが登場しました。

 直線基調で流麗なスタイリングのボディは、当時としては大柄な5ナンバー枠いっぱいのサイズ。ボディカラーにもこだわり、上質な塗装が採用されました。

 ソアラ用に新開発された2.8リッターDOHCを筆頭に、エンジンはすべて直列6気筒を搭載。電子制御AT(ECT)やエンジン制御用のECU(TCCS)、世界初の電子制御式サスペンション(TEMS)など、当時の先端技術がふんだんに投入されているのが特徴です。

 インテリアに目を移すと、デジタルメーターやタッチパネル式オートエアコン、ドライブコンピュータと、こちらも当時の最新装備を搭載。

 また、たっぷりとしたサイズのシートやソアラのロゴが入る専用シートベルトなど、いま見ても贅の限りが尽くされているのがわかります。

 5年間の販売期間で9万台近くを販売するという成功を収めたソアラは、1986年に2代目へとフルモデルチェンジ。

 ヒットモデルの後継らしく全体的にキープコンセプト路線となりました。スタイリングは初代の面影を継承しながらも丸みを帯び、いっそう伸びやかで上質なデザインへと進化しました。

 エンジンは変わらず全車直列6気筒で、新開発の3リッターターボと2リッターターボ、2リッター自然吸気を設定。4輪ダブルウィッシュボーン式に改められた足回りには、オプションながら世界初の電子制御式エアサスペンションが用意されていました。

 スペースビジョンメーターやマルチコントロールパネルといった先端技術の積極的な採用や、独特なデザインのフロントシートなどインテリアは豪華絢爛。バブル経済の後押しもあり、高級車ながら販売台数が30万台を超える大ヒットを記録しました。

■3代目以降は海外市場がメインに

 1991年にソアラが3代目へとモデルチェンジしたとき、その姿に驚かされたクルマ好きは多かったことでしょう。

 というのも、アイデンティティともいえる直線ベースのスマートなスタイリングとは似ても似つかない、ボリューミーで丸みを帯びた新たな装いで登場したからです。

 ボディは完全な3ナンバーサイズに拡大され、搭載エンジンには2.5リッター直列6気筒ターボに加え、「セルシオ」用の4リッターV型8気筒を設定。

 全般的に上級移行したのは、3代目ソアラがレクサスブランドで海外でも販売されることが既定路線だったため、国際的な競争力を向上するためにいっそうの高級化が図られた結果でした。

 翌年に排ガス規制を控えてスポーツカーやクーペに逆風が吹き荒れる2001年、4代目へとモデルチェンジ。電動格納式ハードトップを備えるオープンカーへと転身しました。

 これは海外(レクサス)での販売強化を見据えたからと言われており、エンジンは4.3リッターV型8気筒のみに絞られ、トランスミッションはMTを廃止してATのみにするなど、よりラグジュアリーに振ったクルマになりました。

 ちなみに、日本においても2005年のマイナーチェンジを機にレクサスブランドへと移行され、「SC430」の名称で販売されるようになりました。

 結果として、四半世紀、4世代で幕を閉じたソアラですが、実際のところ復活を望む声はどの程度あるのでしょうか。

 ネオクラシック(旧車)を多く扱う中古車販売店のスタッフは、次のように話します。

「ソアラを購入されるお客様は、欲しい年代のモデルを『決め打ち』で買いにいらっしゃる方が多いです。

 ほかのクルマはもちろん、ソアラのほかの世代にすらあまり目移りしない傾向があり、もしも新型が登場しても選択に悩まないのかもしれません。

 むしろソアラを知らない新たな方が購入を希望される気がします」

※ ※ ※

 ソアラの元オーナーにも話を聞いてみたところ「復活したらまた乗りたい」という声もありますが、レクサスブランドへと移行した関係もあって「新型は見たいが、今さら戻ることはない」という意見も。

 高級クーペには憧れても、シルビアやセリカのような“熱望”という段階までは至っていないようです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタ「クラウン”クーペ”」誕生か!?  もはや懐かしい“ハイソカー”復活の可能性とは?
トヨタ「クラウン”クーペ”」誕生か!? もはや懐かしい“ハイソカー”復活の可能性とは?
くるまのニュース
3000万円超えで日産「ケンメリGT-R」復活!? 280馬力誇る“RB26”搭載! 平成版ケンメリなぜ誕生? 中身も超名車なRocky Auto仕様とは
3000万円超えで日産「ケンメリGT-R」復活!? 280馬力誇る“RB26”搭載! 平成版ケンメリなぜ誕生? 中身も超名車なRocky Auto仕様とは
くるまのニュース
【10年ひと昔の新車】クーペか、NISMOか? マイナーチェンジした日産 フェアレディZを乗り比べ
【10年ひと昔の新車】クーペか、NISMOか? マイナーチェンジした日産 フェアレディZを乗り比べ
Webモーターマガジン
5リッター「V8・NA」搭載! レクサス「最新スポーツ“セダン”」に反響多数!? 「本当に良い」「あっぱれ」 もはや“国宝級ユニット”搭載の「IS500」は今欲しい1台か
5リッター「V8・NA」搭載! レクサス「最新スポーツ“セダン”」に反響多数!? 「本当に良い」「あっぱれ」 もはや“国宝級ユニット”搭載の「IS500」は今欲しい1台か
くるまのニュース
日産の「“和製”スーパーカー」がスゴイ! ミッドシップ×4WDで「直6」搭載! 全長4.8mの結構ビッグ&うすうすボディな「126X」とは
日産の「“和製”スーパーカー」がスゴイ! ミッドシップ×4WDで「直6」搭載! 全長4.8mの結構ビッグ&うすうすボディな「126X」とは
くるまのニュース
マツダ斬新「スポーツクーペ」がスゴイ! 世界最小「V6エンジン」搭載&“全長4.2m”級ボディ! 独特なデザインの「プレッソ」とは?
マツダ斬新「スポーツクーペ」がスゴイ! 世界最小「V6エンジン」搭載&“全長4.2m”級ボディ! 独特なデザインの「プレッソ」とは?
くるまのニュース
日産「ケンメリGT-R」復活!? 3000万円超えでも反響多数!? RB26×ATTESA搭載も可能? 内外共に激レアなRocky Autoモデルに寄せられる声とは
日産「ケンメリGT-R」復活!? 3000万円超えでも反響多数!? RB26×ATTESA搭載も可能? 内外共に激レアなRocky Autoモデルに寄せられる声とは
くるまのニュース
三菱の「ランエボ“クーペ”」!? 高性能“ターボエンジン”×4WDの「2ドアスポーツ」! 斬新ボンネット&美麗デザインもイイ「C-RA」とは
三菱の「ランエボ“クーペ”」!? 高性能“ターボエンジン”×4WDの「2ドアスポーツ」! 斬新ボンネット&美麗デザインもイイ「C-RA」とは
くるまのニュース
“新車149万円”のトヨタ「格安ミニバン」なぜ売れず!? 全長4.1mの“極小ボディ”に「3列シート」搭載! 斬新すぎた「超コンパクト・ミニバン」に寄せられた評価とは
“新車149万円”のトヨタ「格安ミニバン」なぜ売れず!? 全長4.1mの“極小ボディ”に「3列シート」搭載! 斬新すぎた「超コンパクト・ミニバン」に寄せられた評価とは
くるまのニュース
マツダがカッコいい「若者向けスポーツカー」提案! 名車“AZ-1”を継ぐ「ガルウィング」も採用! 日常的に使える“4人乗り”実現した「斬新モデル」が凄い!
マツダがカッコいい「若者向けスポーツカー」提案! 名車“AZ-1”を継ぐ「ガルウィング」も採用! 日常的に使える“4人乗り”実現した「斬新モデル」が凄い!
くるまのニュース
全長3.6m! ダイハツの新型「爆速コンパクトカー」復活に期待大! 超スパルタンな「ターボ×四輪駆動」採用した“走り特化”モデル「クロス4」が凄かった!
全長3.6m! ダイハツの新型「爆速コンパクトカー」復活に期待大! 超スパルタンな「ターボ×四輪駆動」採用した“走り特化”モデル「クロス4」が凄かった!
くるまのニュース
まさかの“2人乗り”な「ハコスカGT-R!?」が凄い! 顔はハコスカでも後ろ姿はトラック!? 謎の個体の正体とは
まさかの“2人乗り”な「ハコスカGT-R!?」が凄い! 顔はハコスカでも後ろ姿はトラック!? 謎の個体の正体とは
くるまのニュース
1000万円超え!? マツダ新型「最上級セダン」公開に反響多数!? 「生産終了は残念」「日本の宝」惜しむ声も…超豪華マシマシ特別仕様の「マツダ6」タイに登場
1000万円超え!? マツダ新型「最上級セダン」公開に反響多数!? 「生産終了は残念」「日本の宝」惜しむ声も…超豪華マシマシ特別仕様の「マツダ6」タイに登場
くるまのニュース
“140万円以下”のトヨタ「“7人乗り“超極小ミニバン」に反響多数! 全長3.7m級ボディに「3列」を”ねじ込んだ“「スパーキー」が話題に
“140万円以下”のトヨタ「“7人乗り“超極小ミニバン」に反響多数! 全長3.7m級ボディに「3列」を”ねじ込んだ“「スパーキー」が話題に
くるまのニュース
トヨタ斬新「アバロン」に反響殺到! ド迫力グリルに「レクサスみたい」「210系クラウンっぽい」の声も! 中国で人気な「高級セダン」に熱視線!
トヨタ斬新「アバロン」に反響殺到! ド迫力グリルに「レクサスみたい」「210系クラウンっぽい」の声も! 中国で人気な「高級セダン」に熱視線!
くるまのニュース
ホンダ斬新「スポーツカー」がスゴイ! まさかの「NSX“タイプR”」超え!? 激辛スペックの最上級モデル「シビック“タイプR”」とは?
ホンダ斬新「スポーツカー」がスゴイ! まさかの「NSX“タイプR”」超え!? 激辛スペックの最上級モデル「シビック“タイプR”」とは?
くるまのニュース
日産が新型「スカイライン」を発売! 最強「GT-R」手掛ける匠の“手組みエンジン”搭載! 超レトロな「旧車風デザイン」採用した“NISMO Limited”とは
日産が新型「スカイライン」を発売! 最強「GT-R」手掛ける匠の“手組みエンジン”搭載! 超レトロな「旧車風デザイン」採用した“NISMO Limited”とは
くるまのニュース
全長4m! スズキの超本格「2ドア・スポーツカー」が凄い! 最強バイク“隼”のエンジン搭載で「約600馬力」を発揮!“スズキの情熱”見せつける「後輪駆動」モデルとは
全長4m! スズキの超本格「2ドア・スポーツカー」が凄い! 最強バイク“隼”のエンジン搭載で「約600馬力」を発揮!“スズキの情熱”見せつける「後輪駆動」モデルとは
くるまのニュース

みんなのコメント

32件
  • やまお
    復活もなにもレクサスSC、LCへと進化しているので、欲しければ現行型のLCを買えばいい
  • syo********
    旧プレリュードの説明をくどい程書いて有りますが、次期プレリュードとは何の関係も有りません。
    名前がプレリュードという事だけです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

630.0661.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0798.0万円

中古車を検索
ソアラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

630.0661.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.0798.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村