もくじ
ー 外す理由はラインナップの簡略化
ー ライバルの現状/スマートはどうなる?
外す理由はラインナップの簡略化
ルノーが小型車トゥインゴを英国向けラインアップから外そうとしている。モデル・レンジを簡略化しようとしている意思の現れだとAUTOCARは考えている。
フェイスリフトを受けたトゥインゴは数カ月以内に発売される予定だが、ルノーはその右ハンドル仕様を英国向けに用意しないと認めた。
同社広報担当者は「欧州各地では2019年前半に発売予定の(フェイスリフトした)トゥインゴを、ルノーUKは右ハンドル市場の英国で販売しないことに決めました」と語り、以下のように続けた。
「この決定は商業的な理由と、最近のクリオ、キャプチャー、メガーヌ、セニック、コレドスにイージー・ライフ・パックが設定されていることからもわかるように、お客様の選択を簡単にしたいと考えるルノーUKの方針によるものです」
「それによってわたしたちは、2019年に登場する新型車やパワートレインと、さらにグループ・ルノーの『ドライブ・ザ・フューチャー』と呼ばれる中期経営計画に向けて、商業的に集中することができます」
ライバルの現状/スマートはどうなる?
現行型トゥインゴの販売は、英国で5555台を売り上げた2015年がピークで、その後は急激に落ち込んでいる。
2018年に同国でトゥインゴは、わずか877台しか売れなかった。
トゥインゴだけでなく、この数年はシティカー・セグメント全体が販売を減らしており、シトロエンC1、フォルクスワーゲン・アップなどのライバルも苦戦している。
昨年の欧州における販売台数は、トゥインゴが7万7326台、C1が5万3292台、アップは10万715台だった。
これらエントリー・レベルのモデルはまた、周知のとおり利幅が少ない。ルノーは英国での販売が投資に見合わないと理解しているようだ。
トゥインゴとプラットフォームを共有するスマート・フォーフォーについては、スマートUKの広報によれば、これまでと変わらず英国でも販売を続けるという。
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