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アメリカがうらやましい! 日本では売られていない国産メーカーのイケてるセダン3選

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アメリカがうらやましい! 日本では売られていない国産メーカーのイケてるセダン3選

■北米はSUVが売れているが、じつはセダンも根強い人気

 北米の自動車市場における主役が「セダン」から「SUV」へと移ったといわれて久しい状況ですが、まだまだセダンも根強い人気を誇っているようです。

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 統計を見ると、2019年4月にアメリカでもっとも売れたクルマはトラックのダッジ「ラム」、2番目に売れたのはトヨタ「RAV4」です。

 確かにSUVやトラックの人気が高いことがわかりますが、3番目に売れたのはセダンであるトヨタ「カムリ」でした。そのほかにもホンダ「アコード」が販売ランキング上位に顔を出すなどセダンが健闘しています。

 北米市場ではSUVが強いという状況は変わりませんが、販売動向を見る限りだと、セダンも自動車メーカーにとっては注力すべきカテゴリのひとつであるのは間違いありません。

 実際に、日本の自動車メーカーも北米市場の嗜好にあわせた専用車種を積極的に投入しています。

 そこで、日本には導入されていないスタイリッシュなセダンを3車種ピックアップして紹介します。

●日産「アルティマ」

 日産「アルティマ」は北米向け車種として1993年に発売されたセダンです。現行モデルの6代目アルティマは2018年に登場しており、先代から雰囲気が一新されました。

 基本的なデザインは日産が2017年に発表したコンセプトカー「Vmotion 2.0」から受け継いだものですが、日産は「ハイセンスなスタイル、エモーショナルなデザインを表現した」と紹介しています。

 そのため現行アルティマは、そのイメージを引き継いだ都会的かつ躍動感のあるスタイルに仕上がっています。

 大きな特徴はフロントの「Vモーショングリル」です。先代アルティマに比べてグリルを下方向に拡大し、クローム調の太いフレームを組み込むことで、インパクトのある顔つきを実現しています。

 サイドからリアにかけてはプレスラインによってシャープさが強調され、さらにはクーペ風のルーフラインが与えられることで躍動感を生み出し、スポーティな印象が強くなっています。

 エンジンは2.5リッター直列4気筒、そして2リッター直列4気筒ターボの2本立てとなり、価格は2万4000ドルからのスタート。トヨタ「カムリ」と真っ向からぶつかる値づけです。

■トヨタやホンダも! カッコいい北米専用セダンたち

●トヨタ「アバロン」

 トヨタ「アバロン」は1994年、北米向けに「トヨタ」ブランドの最高級セダンという位置づけで販売を開始しました。一時期、日本でも販売されていましたが現在は導入されていません。

 現行モデルのアバロンは2018年に北米市場に登場したばかりで、エントリーグレードの価格が3万5650ドルです。「カムリ」が2万4095ドルからであることを考えると、アバロンの高級志向が分かります。

 アバロンに搭載されるパワーユニットは3.5リッターV型6気筒と、2.5リッター直列4気筒+ハイブリッドの2種類が用意されています。

 大きく口をあけたフロントグリルからはダイナミックな印象を受け、そして横長デザインのLEDヘッドライトや立体的なテールランプによって、よりワイドなイメージも感じられます。

 前後バンパーやボディはエッジによってメリハリが強調され、大きな車体ながらもシャープさや軽快さが感じられます。

●ホンダ「アコード」

 今回紹介するモデルの中で、もっとも早い時期から北米で発売開始されたのがホンダ「アコード」です。

 1976年には初代アコードがデビューしていますが、北米市場でも初代から販売され続けました。現行のアコードは2017年登場の10代目となり、日本のアコードと異なるモデルとなっています。

 北米市場では「CR-V」「シビック」に次いでホンダで3番目に売れているクルマで、パワートレーンには経済的な1.5リッターもしくは2リッターターボエンジン、さらにはハイブリッドを揃えます。

 加えて「ホンダセンシング」をはじめとする充実した運転支援・安全装備が与えられ、効率の良い10速AT(2リッターターボのみ)や6MTをラインナップ。

 日産「アルティマ」のようなアグレッシブなデザインではないものの、ホンダらしいスマートな外観となっており、走行性能や安全性、機能そして経済性といった要素がうまく組み合わせられた1台といえます。

 価格は、日産アルティマよりもやや安価な2万3720ドルからです。

※ ※ ※

 ただでさえ少ない日本のセダン・ラインナップのなかで、スポーティなモデルは、さらに少なくなってしまいました。

 今後もSUVやミニバン人気に押され、より少数派になってしまうかもしれません。しかし、運転して楽しいのはやはりセダン、という声もよく聞かれます。

「こんなセダンなら欲しい」と思わせるデザインや、かつての高性能セダンのようなスペシャルモデルの復活を期待したいところです。

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