室伏広治スポーツ庁長官が 11月12日富士スピードウェイを訪れ、スーパー耐久シリーズの最終戦を視察した。スポーツの可能性を信じ、未来につながる挑戦をスポーツ政策として掲げる室伏長官の目にモータースポーツの現場はどう映ったのだろうか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
「モータースポーツは素晴らしいスポーツ!」室伏広治スポーツ庁長官×モリゾウさんで何かが生まれる予感!?
■室伏長官とモリゾウの出会いがモータースポーツに大きな変革が起こす
スポーツ庁の室伏長官とモリゾウさんの2ショット。行動力という点では日本最強であろう2人がお互いうなずいた。
「モータースポーツをスポーツに!」とレーサーはもちろん、メカニックやスタッフの待遇を含め、モータースポーツをメジャーにしたいと自らルーキーレーシングのオーナーとしてレースに参戦するモリゾウさんにとって「モータースポーツは素晴らしいスポーツ」と語る室伏長官は何より心強い存在だ。
室伏広治さんと言えば2004年アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルを獲得した偉業が思い浮かぶ。
静岡県沼津市生まれだが、愛知県豊田市で育ち、豊田市にある中京大学体育学部(当時)で学んだ室伏長官にとって自動車は身近な存在。
液体水素の実用化に向けて、ガソリンエンジン車と同等の224kW(304ps)の最高出力と1充填で20周(富士スピードウェイは1周4.563km)を達成した
今回液体水素エンジンカローラ(32号車)のピットを訪れ、モリゾウさんと会話を交わした室伏長官は「メカニックの方やスタッフの人たちが、生き生きと働いている姿が印象的でした」と表情豊かに語った。
液体水素の可能性に賭けているチームの姿が、室伏長官のアスリート魂を刺激したようだ。
液体水素エンジンカローラをはじめ、モータースポーツにおける挑戦を室伏長官に説明したモリゾウさんは「挑戦し続けることで未来が変わっていくことを確認いただきました。世界の扉を開いた室伏長官はやはりアスリート。何よりアスリート目線でモータースポーツをご覧いただいたことがうれしい」と話した。
スポーツの可能性を信じ、未来をどう創造していくか? 室伏長官もモリゾウさんは、その想いは同じ。モータースポーツに新しいうねりが生まれることを期待したい。
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