YM編集部&読者が望む”欲しい”モデル
’20年のホンダは、CBR1000RR-Rを筆頭に、アフリカツインやADV150、CT125ハンターカブ等、怒涛の攻めに転じていることが明白だ。この進撃、次なる一手はどこに打ち込まれるのか? ヤングマシン編集部では、アフリカツインの1100ccエンジンをベースとしたクルーザー「レブル1100/DCT」を予想し、その可能性を探ってみた。
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定評のマシンコンセプトとエンジンの融合でヒット確実?!
二輪車新聞によると、2019年の国内軽二輪ベストセラーはNinjaでもCBRでもなく、レブル250だった。なんと2年連続のベストセラーというヒットの理由は、低シート高による扱いやすさと、あらゆる年齢層にまんべんなく支持されるベーシックなスタイルだという。
250ccレブルは好調な売上だったが、一方で500cc版は下位に沈んでおり、趣味性が高いビッグバイククラスではインパクト不足だったのかもしれない。
『ヤングマシン』本誌では、2017年にレブル250/500がデビューしてからほどなくして、「レブル1000」を提案。エンジンはアフリカツインの並列2気筒で、これの鼓動感とサウンドはクルーザーにも申し分なしと考えた。また、Vツインを搭載しないレブルのスタイルにもマッチしているというのも大きな理由のひとつだった。
【YM本誌では派生モデルもあると予想】現代のバイクは、ひとつのエンジンで多機種を販売して開発コストを回収するという手法が採られている。アフリカツインに採用された並列2気筒エンジンは今のところ他のモデルに転用されておらず、いずれ兄弟車が登場すると我々は見ている。なお、レブル以外にもこのエンジンを使ったロードスポーツモデルも予想したが、これも魅力的だ。
―― 『ヤングマシン』2018年6月号より
2020年型のアフリカツインシリーズが排気量アップを果たした今は、1082cc並列2気筒エンジンを多機種展開する好機。ということで、我々としては改めて「レブル1100」が待ち望まれているということをアピールしたい。下のイメージCGには、今年新たに登場したSエディションのビキニカウルを装着してみたが、いかついイメージでクルーザーファンの支持が得られそうだ。
レブル250/500で共通のフレーム&装備は、1100版では専用設計する必要があるだろう。また、DCTも装備するとそれなりの価格になりそうだが、目の肥えた大型ユーザーも納得する完成度を実現すれば、大ブレイクしたレブルだけに、新たなユーザーを獲得できるかもしれない。
◆ベースフォーマット:’20 レブル250/Sエディション
【シンプルなボバースタイルで人気者に。日本では250がいまだに大ヒット中】米国のミレニアム世代(’80~’00年生まれ)をターゲットに開発が進められた最新型レブル。手頃な価格とシンプルな装備で固められており、国内では低シート高も理由に世代を問わず支持されている。同じ装備&フレームで500もある。
◆ベースエンジン:’20 CRF1100Lアフリカツイン
【より磨きがかかった270度クランクの絶品並列ツイン】ユニカムSOHC4バルブ2気筒は、’20年型でストロークを6.3mm伸ばすことで998→1082ccに排気量アップ。エンジンは並列ながら90度Vツインと同じ不等間隔爆発となることから、クルーザーにも転用が効く特性だ。
―― (左)’20 HONDA REBEL 250/S EDITION ■水冷単気筒249cc 26㎰ 171kg ●価格:63万8000円 ※諸元はSエディション (右)’20 HONDA CRF1100L AFRICA TWIN ■水冷並列2気筒1082cc 102ps 226kg ●価格:161万7000円~
―― 【DCTモデルにも期待】常時噛合式のミッションを持ちながら、クラッチをデュアルにすることでクラッチ操作&変速ラグをなくし、さらに電子制御によってオートマ化することも可能。
◆’21年に登場願う!レブル1100/DCT(予想)
―― ’18年に制作したCGを1100ccのSエディションにしてみた。カラーリングはミッドナイトブラックで、かなりワイルドなイメージになる。
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