1954年、東京モーターショーの前身である「全日本自動車ショウ」が開催されてから、2019年で65年が過ぎた。そんな東京モーターショーの歩みを、当時のニューモデルやコンセプトカーなど、エポックメイキングなモデルを軸に紹介する。今回は1975年の第21回ショーを振り返ってみた。
オイルショックの余波を受け、低公害技術が注目を浴びる
1975年の第21回東京モーターショーは、オイルショックの余波を受けて1974年の開催が中止となり、隔年開催となって最初のショーとなる。メーカー各社はTTC-C/TTC-Vシステム(トヨタ)、NAPS(日産)、MCA(三菱)など、昭和50年度排出ガス規制をクリアした低公害技術の展示に力を注いだのが注目された。またショーの全体テーマが掲げられるようになり、第21回は「くらしはくるまにのせて」となっている。
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■日産 AD-1
フィアット X1/9に着想を得て製作された2シーターミッドシップ・コンセプト。パンフレットには「AD-1からAD-Xへ。いま、日産は・・・」に続けて、「これは、今年の成果です。AD-2、AD-3、そしてAD-Xと、果てしなく続く開発努力のワンステップとしてご注目ください」とあり、明日の日産車を暗示するクルマと位置づけている。車重は740kg、サイズは全長3870×全幅1630×全高1190mmの空力ボディでCd値は0.26(!)を達成。60km/h定地走行で29km/Lという低燃費を誇った。エンジンはチェリーFII用のA14型にインジェクションを装備したA14E型をモノコックのリアミッドに横置き搭載。足は前後ストラットサスに165/70HR13を組み合わせる。前後バンパーに油圧ダンパーを仕込んで衝突安全を高めたのがESVの成果だ。
■トヨタ MP-1
5代目クラウン2600をベースに製作されたマルチパーパス・コンセプト。トヨタが「未来の乗用車の姿を表した」と言うように、現在のミニバン コンセプトを先取りしたようなモデルで注目された。ただ、クラウン用のペリメーターフレーム上に全長4800×全幅1890×全高1680mmという大柄なミニバン風ボディを架装するが、シートは2列で定員は4/5名。MPはあくまでマルチパーパス(多目的)で、マルチピープル(多人数)に及んでいないのが時代を表している。一方で、助手席を後ろ向きに回転させたり、コラムシフトの採用で1~2列目のウオークスルーを可能としたほか、助手席側リアドアにスライドドアを採用するなど、現代のミニバンに通じる手法が数多く先行採用されていて驚かされる。
■マツダ コスモAP
市販車で注目されたのが、1975年10月に発売されたばかりのマツダ コスモAPだ。コスモスポーツから大きくイメージを変えたスペシャリティカーで、マツダがオイルショック後に発表した最初のモデルでもある。AP(アンチポリューション)と名付けられてはいるが、135psを発生する13B型ロータリーエンジンを積むリミテッドは、優美な外観に似合わぬ快速ぶりで人気モデルになっていく。
[ アルバム : 1975年の東京モーターショー はオリジナルサイトでご覧ください ]
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