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【2019年上半期を総括!!】 覚えておきたいあのニュース この変化 8選

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【2019年上半期を総括!!】 覚えておきたいあのニュース この変化 8選

 もう7月も終わり…早いもので今年も半分が終わってもうそろそろ長かった梅雨も明けそうな気配だ。年を取るごとに時間が過ぎるのが早くなるのは誰しも感じるところだが、ひとつひとつ思い出してみると、思ってみたよりたくさんの出来事があることに気づく。今年も例外ではない。

 というわけで、今年前半のクルマまわりのニュースをチェック!

【ベストカー8月26日号注目記事】自動ブレーキ実地テスト 本当に止まれるのか!?

 といっても、今回はあまり暗くなってしまうような話題よりも(もちろんそうした話題に目を向けるのも大事だが)、未来に展望を抱けそうな話題を中心に選んでみた。

 夏から先、どんな出来事が起こるのか。担当的には、意外と今回取り上げた出来事たちと地続きになっているようなことが多く起こるような気がしている。

※本稿は2019年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年7月26日号

■マツダ3への進化 第七世代へ期待膨らむ

 マツダは5月、アクセラ後継としてマツダ3を日本で発売した。

 同モデルはマツダ社内における「第七世代」の先頭バッター。第六世代ではCX-5が皮切りとなり、マツダブランドのイメージを刷新することに成功した。マツダ3では、「SKYACTIV」シャシーの採用で次世代の乗り心地と操縦性を追求。

新SUVのCX-30、その先のFRセダンまで。マツダには期待がかかる。写真はマツダ3

 今年後半には注目の「SKYACTIV-X」搭載車が発売を控えている。さらに、3月ジュネーブショーで世界初公開となった新型SUVのCX-30の仕上がりにも期待が膨らむ。


■トヨタHV技術無償化 FCVに次いでEVも

 トヨタは4月、ハイブリッドなど電動化技術の特許を無償提供すると発表した。初代プリウスが登場してから約20年間にわたり、ハイブリッド技術で世界をリードしてきたトヨタにとって大きな決断だ。

 今回の無償提供の対象は、モーター、インバーター、電池などパワートレーンの電動化に関わる技術全般であるためEVやプラグインハイブリッド車も含む。燃料電池車についてはすでに実施している。

トヨタ、そして日本のハイブリッド・カー、プリウス

 特許を無償化することでトヨタおよびトヨタ関連企業の製品の納入先は増え、また電動化技術のコンサルティング業務を含めた新事業の確立がトヨタの狙いだ。

■ブレーキ踏み間違い防止装置、都が9割を補助

 6月、東京都はブレーキとアクセルの踏み間違い防止装置を買った高齢者に、購入・設置費の9割ほどを補助すると発表。

 購入・設置には3万~9万円ほどかかり、この費用を約9割負担するのは異例の高率補助。

株式会社データシステムの「急発進防止システム AWD-01」。※都による補助の対象となるかどうかは要問い合わせのこと。

 対象者年齢や受け付け開始は後日発表するそうだが、悲しい事故を増やさないための有効な血税投入だと思う。大いにやってもらいたい。

■海外モーターショーで異変が続出!? 東京モーターショーへの影響も

 今年に入り、10月開催の東京モーターショーで海外ブランドの出展社が減少することが明らかになった。

 また2020年東京オリンピック・パラリンピックの事務局が東京ビッグサイトに設置される影響で、東京モーターショーの展示スペースが大幅に変更される。

デトロイトショーでのスープラのワールドプレミアの様子

 海外では1月のデトロイトショーが今年限りで終了。来年は時期を6月に変更し、内容も音楽コンサートなどを盛り込んだイベントに様変わりするという。

 モーターショーの在り方が大きく変わろうとしている今、東京モーターショーのこれからはどうなっていくのだろうか?

■未来感あるフルフラットバス、続々導入中!

 進化したバスが走り始めたのも今年上半期の話題。一層のバリアフリー追求のために東京の都営バスでは、後部にも段差がない「完璧なフルフラットバス」(スカニア製)を日本初導入。

 都内を走る姿をたまに見かけるが、デザインが格好いい。

 もっとデザインが未来的なのは、京浜急行バスが民間企業初で導入した燃料電池バス(トヨタ製)。トヨタのシステムが搭載され、東京・お台場周辺を路線バスとして走行中。来年春には羽田空港にも配備されるという。

都営バス(上)と京急バス。デザインが格好いい

■定額でクルマに乗る時代!? トヨタ、「KINTO」開始

 今年に入りにわかにサブスクリプションサービスが話題になるなか、2月、トヨタは株式会社KINTO(キント)を設立、愛車の月額定額サービス「KINTO」を始めた。

 任意保険の支払い、自動車税、登録諸費用、定期メンテナンスがパッケージされて月4万円台から。興味を持たれた方は、こちらの記事も目を通してみてほしい。

クルマは「所有」から「利活用」へシフトするのか。ちょっと寂しい

■高速道路、ついに最高速を120km/hに引き上げ!

 3月、東北道・花巻南IC~盛岡南IC(約27km)と、新東名・新静岡IC~森掛川IC(約50km)の最高速度を試験的に従来の110km/hから120km/hへ引き上げ。

 世界にならって日本も120km/h時代に突入か!?

 また、京葉道・京葉市川IC~船橋IC(約3km)は従来の60km/hから80km/hへ変更となった。首都高の60km/h区間もそうしてほしい。

高速は安全に速く! ですよね

■中国NEV法施行 日系各社EV戦略急ぐ

 中国政府が進める新エネルギー車規制法(NEV法)が2019年から施行された。米カリフォルニア州政府と協力して、同州のゼロエミッションビークル規制法(ZEV法)を参考とした。そのため、EVなどの販売台数義務化でクレジット制を採用している。

 日系メーカーとしては、シルフィEVで先行する日産を、トヨタがC-HR EV、ホンダがX-NVコンセプトなどで追う。

上海モーターショーで発表されたC-HR(広汽トヨタ)のEV。右の白いボディは一汽トヨタ向けに用意される兄弟車の「IZOA」

 ただし、中国では商用車や公共交通向けで大規模なEV施策を打つも計画の実施途中で突如中止された過去がある。

 日系メーカーとしては、そうした“はしごを外された”苦い経験があるため、今回のNEV法についても中国政府の動きを慎重に見極めながらEV戦略を進めている。

■その他の2019年上半期 気になった、覚えておきたいニュースたち


・ルノーによる経営統合案、泥沼化するゴーン前会長問題。揺れる日産
・スバル、完成車検査不正問題の影響で、通期営業利益48.5%の大幅減
・ホンダ、英工場閉鎖&派生モデル数の大幅縮小で、事業体制の足元固め
・JPNタクシー改良、車いす乗降作業の時間を3分の1に
・高齢者による事故が相次ぐ。社会全体で考えるべき大きな問題に
…などなど。高齢者の事故については、元GT-R開発責任者 水野氏のこちらの提言にもぜひ目を通してもらえたら嬉しい。


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