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2024年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

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2024年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはランス・ストロール(アストンマーティン)、角田裕毅(RB)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(57周/58周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

【角田裕毅F1第3戦分析】「今日はチームがミスなく完璧だった」戦略を完遂、周囲の動きに動じず入賞を果たす

 また見事なチームワークを発揮して、今度は2台ともポイント圏内でフィニッシュした。バーチャルセーフティカーは僕の助けにはならなかったが、反対にニコには有利に働き、チームとして彼をポイント争いのバトルに復帰させることができた。

 ここで3点を獲得できたのは素晴らしいことだ。とても勇気づけられるし、いまやレースに臨む気持ちも以前とは違う。昨年は決勝日の朝に目を覚ました時点で、いいレースは期待できないことが分かっていた。だが、今日の朝は戦えるチャンスがあると思いながらベッドを出ることができたし、実際にそうなった。予選よりレースペースの方が速かったんだ。あとはこの方向で努力を続けるだけだ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=9位(58周/58周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード

 最初のバーチャルセーフティカーに助けられた。それに加えて、ストップのたびにピット出口で1台をパスできたことが、今日のレース結果につながった。VSCとチームワークの相乗効果といったところで、僕としては大いに満足だ。

 上位陣の1台がクラッシュ、(マックス・)フェルスタッペンがリタイアを強いられたレースで9位と10位だから、やはりトップ5チームが全員完走したら、僕らがポイントを獲るのは難しいのが現状だ。とはいえ、昨日の予選より今日の方がクルマのフィーリングが良かったことには勇気づけられた。去年とは逆だけど、こっちの方が実戦には役立つからね。

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(58周/58周)
10番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード

 ルイスがリタイアしてバーチャルセーフティカーになったタイミングが、僕にとってはラッキーだった。その後はチェコ(セルジオ・ペレス)の背後につけたおかげで、DRSを使って後方とのギャップを広げることができた。シャルル(・ルクレール)がピットから出てきた直後に、大きなタイムロスを強いられたものの、そのあたりで稼いだ数秒が終盤に大きな意味を持つことになった。

 終盤になって、ジョージが急速に迫ってきた。いずれ追いつかれるだろうと思ったし、その後、彼は5~6周にわたってこちらのDRS圏内にいたから、こっちは順位を守るために予選並みのペースでプッシュしていた。そして、彼に抜かれないように、ターン6の脱出速度をできるだけ速くしたかった。レーシングドライバーなら誰でもやることで、危険なドライビングだったとは思わない。

 スチュワードからペナルティを科されたのは残念だ。激しいけれどもフェアなレースだったからだ。とはいえ、ジョージが無事で良かったよ。コースの真ん中に横たわる彼のクルマを目にするのは、やはり気分の良いことではなかった。

 ペースという点では最良の週末ではなかったが、レース運びは文句なしだった。戦略は良かったし、ピットストップも完璧で、クルマの信頼性も高かった。僕らのペースから考えれば、実力以上のポイントを獲れたのかもしれないが、もらえるものは受け取っておくよ。

■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=7位(58周/58周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

 ついにトップ10圏内でフィニッシュすることができました! チームは間違いなくこの結果に値します。僕もとてもハッピーです!

 今週末を通して僕たちはとても安定していて、マシンの感触は最初から良かったです。そのため、中団でのタイトな戦いでポイントを獲得するために必要だったのは、すべてをうまくまとめて、クリーンなレースをすることでした。それを今日達成することができたのです。

 僕たちはひとつもミスをしませんでした。チームと僕にとって、この自信を維持して今後のレースに臨むことが重要です。

 クリーンなレースをするというのは簡単そうに聞こえますが、過去2戦は僕たちにとってフラストレーションがたまるレースでした。それだけに、生産的な再構築をした後に、今日8位でフィニッシュできたことは(注:レース後に7位に昇格)、間違いなく価値のあることでした。

 チームは素晴らしい仕事をしてくれました。毎レース、チームが大きく改善しているのを感じます。去年のメルボルンの時のマシンと今年のマシンの違いは印象的です。僕たちはこのマシンに膨大な労力を注いできて、その努力が間違いなく実を結びました。

 正直言って、他のチームがペースをかなり上げていたため、レースは楽ではありませんでした。それでも自分たちのパフォーマンスとチャンスを最大限に生かすことができたことに満足しています。それから、(クラッシュを喫した)ジョージが無事だったと聞いてうれしいです。

 日本に向かう前に、このような週末を過ごすことができたのは素晴らしいことです。良い結果を出すことができたのでなおさらです。少なくとも日本のファンに少し希望を持ってもらうことができます。僕はホームグランプリでポイントを獲ったことがありませんが、マシンの調子が良さそうなので、今年もう一度挑戦してみます。

 毎週、自分自身をリセットしています。僕たちのマシンは昨年とは違って、とても安定しているので、それは強みだと思います。僕自身は、これまでのレースから学習し、チームを助けるために何をもっと良くできるかに集中しています。これから分析し、リセットして、日本でまたプッシュしていきましょう。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(58周/58周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

 堅実なレースをして、ポイントを稼げたことに満足している。スタートはうまく決まって、1周目に2つほど順位を上げることができ、それからすぐにいいリズムに乗れた。予想していたとおり、デグラデーションが大きくて、タイヤのマネージメントが最大のチャレンジになった。だけど、その点でもうまくタイヤをいたわって走れたし、レース戦略の面ではチームがいい仕事をしてくれた。

 まだこのクルマから、もう少しペースを引き出せるのは確かだけど、ひとまずこのパッケージを最大限に生かしたという満足感を味わいながら、オーストラリアを離れることができそうだ。

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みんなのコメント

1件
  • a_diabetic
    危険運転世界一のアロンソ様
    東名でイキってる雑魚どもを一掃してください
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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