パナソニック 10V型有機ELディスプレイを採用したカーナビ「ストラーダ フローティング大画面モデル」など3機種を発売

パナソニック オートモーティブ社は2020年9月2日、幅広い車種に装着可能な大画面SDカーナビステーション「ストラーダ」3機種を10月中旬に発売すると発表しました。

このフローティング大画面シリーズは、画面の位置を上下、前後、左右に調整できる独自のフローティング構造を採用しており、新車・既販売車のいずれにも対応し、業界最多となる430車種以上に対応しています。

業界初の大画面･有機ELディスプレイ

10V型モデルは、業界初となる有機ELディスプレイを新採用しました。有機ELパネルは自己発光方式で、コントラスト比が高く、映像の基礎となる黒色を黒浮き（バックライトによる光漏れ）なく再現することができます。

明暗が混在するシーンも明部と暗部をそれぞれクッキリと表現し、色域が広く、色再現性が高い、ストラーダ史上最高画質を実現しています。また見る角度による輝度変化のない有機ELパネルのため、広視野角のディスプレイを実現。ディスプレイ表面の低反射（AGAR）フィルムや空気層をなくしたエアレス構造により、外光の反射による映り込みを抑制し、車内環境での視認性を高め、地図情報も一段と見やすくなっています。

さらにバックライトが不要な有機ELパネルのため、外装フレームには軽量で高剛性なマグネシウムダイカストを採用し、内部にハニカム構造を設けることで強度を確保。厚さ約4.7mmという薄型ディスプレイを実現しています。パネルを囲む枠の幅を極限まで狭くした狭額縁デザインと車室内に浮遊するように見える薄型ディスプレイが、車内インテリアの上質感を向上させます。

運転サポート機能

また、このシリーズは専用オプション（別売）の前後2カメラドライブレコーダー（CA-DR03HTD）、リヤビューカメラ（CY-RC500HD）と連携し、カーナビ画面への鮮明なHD画質表示が可能です。さらに現在地の把握がしやすい全国の市街地を100％カバーした「全国市街地図」の搭載や、音質の大幅な向上も図られています。

運転サポート機能では、「リバースお知らせ機能」を採用し、シフトレーバーがリバースに入ると、「バックします」と音声でドライバーに通知。また、「バック方向表示機能」は、リヤカメラと連携して後退時の進行方向をカーナビ画面に矢印で表示します。これら2つの新機能を搭載し、後退時の運転をサポートします。

前後に2カメラ･ドライブレコーダーを装備した場合は、走行中にカーナビ画面で後方の様子を確認できる機能や、バック時にリバース連動で後方の目視補助を行なう機能を搭載し、走行時の後方視界をサポート。

また道路標識情報などを事前に音声と画面表示で知らせ、旅先など不慣れな道での走行をサポートします。生活道路区域である「ゾーン30」は色分け表示し、エリア内で制限速度を超過すると音声で警告する安全・安心運転サポート機能も備えています。

その他に、高速道路/有料道路の逆走を検知・警告機能、高度化光ビーコンの情報を活用した「信号情報活用運転支援システム」にも対応。青信号通過を知らせる「信号通過支援」、早めの減速を促す「赤信号減速支援」、赤信号から青信号への残り時間を知らせる「発進遅れ防止支援」などで、スムーズな走行をサポートします。

交通情報システムは「VICS WIDE」を活用し、渋滞を避ける「スイテルート案内」機能、目的地検索アプリや音声認識機能が利用できるスマートフォン連携機能も備えています。


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