2024年、スーパーGT GT300クラスにフェラーリ296 GT3を投入、ミシュランを履き強力な体制で臨むことになったPONOS RACING。すでにその体制から多くの注目を集めているが、チームを牽引する立場とも言えるのがケイ・コッツォリーノだ。今季、すでにIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのデイトナ24時間をはじめ、世界中を飛び回る生活を送っているコッツォリーノに、デイトナ24時間について、そしてスーパーGTに向けた意気込みを聞いた。
近年フェラーリ、そしてAFコルセからも厚い信頼を得て、世界中のGTカーレースで活躍をみせているコッツォリーノ。2024年も、1月にはデイトナ24時間に参戦しGTDクラスで2位表彰台を獲得。さらに今度は中東に飛び、アジアン・ル・マン・シリーズのドバイ、アブダビを連戦。「地球1周くらいしてきましたよ(笑)」と多忙なスケジュールにも疲れをみせず、2月14~15日に岡山国際サーキットで行われたGT3特別スポーツ走行に参加したコッツォリーノは笑顔をみせた。
2024年スーパーGTのシリーズエントリーリストが発表。GT500、GT300計42台が参戦へ
2位表彰台となったデイトナ24時間は、「勝てる体制でのレースでした。実は4人のドライバーのうち僕が唯一のデイトナルーキーだったのですが、チームメイトたちがいろいろと教えてくれたので、結果として良い走りができたと思っています」とコッツォリーノは振り返った。
「昨年はフェラーリ296 GT3がデビューイヤーで苦戦しましたし、性能調整についても昨年はあまり良くなかったのですが、今年は戦えるものになったと思います。クルマのバランスについても、今年ミシュランの新しいタイヤをIMSAで使ったのですが、そのマッチングがすごく良かったです。この一年間、フェラーリ296 GT3が急成長できたことを示せたのではないでしょうか」
ただ映像を観ていない人にとっては、2位という結果は数字だけを見れば良いものだったかもしれないが、実際のところは優勝した57号車メルセデスAMG GT3との差はわずか2.731秒。表彰台の喜びよりも、わずかに届かなかった悔しさも大きかった様子だ。
「目の前にトップがいましたからね」とコッツォリーノ。
「本当は僕がチェッカードライバーの予定だったんですが、途中でダブルスティントを担当することになって、アンカーはミゲル・モリーナ選手に行ってもらったんです。彼はフェラーリのファクトリードライバーということもありますしね。まあ、僕以上に悔しがってましたけどね(苦笑)」
■新チーム、新パッケージで臨む2024年のスーパーGTに期待
いまや世界中で活躍するドライバーとして引っ張りだこのコッツォリーノだが、そのスケジュールもあり、PONOS RACINGにとって年が明けてから最初のテストとなった2月8~9日のGTE特別スポーツ走行には参加できず。それでも、今季チームメイトに起用することになったフェラーリファクトリードライバーのリル・ワドゥが精力的に周回を重ね、翌週の岡山でコッツォリーノが合流。順調にシーズン開幕に向けた動きを進めている。
ワドゥは今季のスーパーGT参戦について、オートスポーツwebのインタビューに対し「ケイ・コッツォリーノに誘ってもらったのがきっかけ」と語っていたが、コッツォリーノに経緯について聞くと「ワドゥ選手はフェラーリのファクトリードライバーという立場もありましたし、本人もスーパーGTをやってみたいという気持ちがありました。彼女はいま売り出し中で、IMSAやWECからいろんなオファーがあるなかで、彼女がスーパーGTをやりたいと言ってくれました」と語った。
「そこで彼女のマネージャーと3人で話し合って決めたのですが、AFコルセのアマト・フェラーリ代表からも『スーパーGTがいいと思う』というプッシュもあったんです。そんな流れがありましたが、最終的には(PONOS RACINGの)辻子依旦代表が『それは面白いね。ぜひ日本で走らせたい』と言ってくれたのが決め手です」
こうして起用されたワドゥだが、ここまで富士、岡山と体力はもちろん、スピードの面でもさすがのところをみせている。コッツォリーノも「速いですよね。焦ります(笑)」と笑顔をみせた。フェラーリ296 GT3の参加条件、さらにミシュランのパフォーマンスに拠るところはあるが、新生PONOS RACINGの活躍に期待がかかるところだ。
コッツォリーノも「もちろんスーパーGTは甘くないです。それは自分も良く分かっています」と語りながらも、新シーズンへの期待も語った。
「新しいチーム、そしてミシュランと新しいパッケージなので、正直どこまでいけるかは分かりませんが、僕も過去にスーパーGTでフェラーリを走らせた経験もありますし、その時はすごく手ごたえがありました」
「開幕までにどうなるかは分かりませんが、皆さんが楽しみにされているというのは感じていますし、面白いシーズンになると思います」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
クレバーで速さはあるし。是非よろしくお願いします。