2019年4月25日から始まるF1第4戦アゼルバイジャンGP、前半戦の重要な一戦をホンダ勢はどのように戦おうとしているのか。難しいと言われるバクー市街地サーキットの攻略法を探ってみた。
ホンダはロングストレートに合わせた新しいパワーユニットを投入
F1第4戦アゼルバイジャンGPが開催されるバクー市街地サーキットは。超高速エリアの間に驚くほどトラック幅の狭い市街地エリアが挟まれた難解なコース。ここをどう攻略するのか、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは次のように語る。
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「バクーには狭くテクニカルな部分がありますが、市街地コースらしい90度コーナーと2kmを超えるストレートが組み合わされ、市街地サーキットの中では最も高速になります。長いストレートを含むコースレイアウトでは、エネルギーマネジメントがひとつのキーになります。前戦中国GPでのクビアト選手のパワーユニットトラブルを解析した結果、初戦より使用してきたICE(エンジン)に課題を確認しました。そこで、今回のラウンドから4台全車にアップデートしたスペック2のICE投入します。アップデートの内容は、主に信頼性の向上ですが、若干のパフォーマンスアップも行っています」
グランドスタンド前の2.1kmのストレートでマシンのパワー差が顕著にあらわれるので、パワーは少しでも多く欲しいところ。これについてトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトも「ロングストレートでのバトルが楽しみですが、そのためかなり少ないダウンフォースで走らなければならず、それがレースをさらにおもしろくしています。ブレーキングもチャレンジングで、とくにターン1ではロングストレートの終わりでかなりの速度が出ていますから、うまくコントロールしなければなりません」と高速部分に注目。
その上で、「バクーはすばらしいサーキットで、ロングストレートに加えてさまざまなコーナーがあり、エキサイティングなレースを演出してくれます」と、このコースの難しさと複雑さを語る。
一方、中国GPで初ポイントを獲得したトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは「バクーはスピードがあればオーバーテイクできるサーキットです。バクーではF2で優勝した経験がありますが、コースは特殊で、ターン1へ向かう超ロングストレートではタイヤが冷えてしまい、かなりやっかいでした。冷えたタイヤとブレーキでスリップストリームの中を進んでターン1へ向かうので、クリーンで正確なライン取りが必要です」と指摘。
さらに、「歴史的な市街地の中では、非常にコース幅が狭い箇所もあり、走っていておもしろいですし、ここでタイムに違いが生まれます。とくに壁にマシンをこすりながらラインを取っていくのは楽しいです。僕らのマシンにはQ3進出可能な速さがあるので今回は狙いですね」と意欲を見せる。
これに対して、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「ベストなダウンフォースのレベルを見つける必要がある」とストレート重視に慎重な姿勢を見せる。「バクーは基本的にダウンフォース量を増やすセッティングで走りたいサーキットですが、一方でロングストレートもあるためマシンがスライドするリスクと秤にかけながら、バランスをとる必要があります。とくに城壁のエリアを走るのは楽しいのですが、トラック幅がとても狭くて大変です。オーバーテイクをしやすいサーキットで、バクーでのレースウイークはいつもエキサイティングなものになりますし、いろいろなことが起こります。バクーはおもしろいレースになると思います」
レッドブル・ホンダのチームメイト、ピエール・ガスリーは「バクーはトラック幅が狭くて攻略が難しく、いい意味でアドレナリンがたくさん出ます。とてもクールなサーキットで、どのコーナーもテクニックが要求されます。オーバーテイクのチャンスは多く、日曜のレースはエキサイティングなものになるでしょう。F2でバクーを走ったときには、最後尾からスタートし、最後の数周でジョヴィナッツィ選手と競り合い2位でフィニッシュしました。今週末が楽しみです」と語っている。
ちなみに、F1にタイヤを供給するピレリは「レッドブル・ホンダはトップ3の中で、最も多くソフトタイヤを選んでいます。レースは午後4時10分から始まるので、気温は急激に下がることがあります。またコース距離が長く、高い建物に陽射しが遮られる場所もあり、風が強く吹くこともあります。セーフティカーが導入されることも多く、これも悩みの種になります。2018年のレースはツーストッパーが勝利しましたが、これはセーフティカーの影響もありました。最大の課題はフロントとリアの両方のタイヤをどうバランスさせることななるでしょう。 今年はトップチームが異なるタイヤ選択を行ったのも注目ポイントです」と分析している。
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