伝統を大切にした、もう一つの「R」 生粋スポーツセダン
400Rというネーミングを聞いてハッとした。その昔、1996年に登場したR33スカイラインGT–Rをベースとしたコンプリートマシン(55台限定)、ニスモ400Rを思い出したからだ。20年以上も前の話とはいえ、商品企画チームがその存在を知らなかったとは思えない。ということは、400Rは、そう名乗るにふさわしい高性能を誇るスカイライン、というわけか。
「最新モデル試乗」刺激的な電動スポーツ、ノート・オーラNISMOの侮れない実力
最新400Rの最高出力は400ps オーバー。あえて“R”を名乗ったということは、それだけ開発陣が自信を持っているからに違いない。GT-Rとは別の道を選び、国際車に発展したスカイラインが、この時期に高出力FRスポーツセダンを送り出したことの意味は大きい。400Rは往年のスカイラインファンはもちろん、すべてのクルマ好きのハートを鷲掴みにする魅力を秘めている。
エンジンはGT-Rの血統。素晴らしい!
搭載エンジンはVR30DDTT型。GT-R用のVR38DDTT型の血統を継承している。400Rはターボ回転センサーや水冷式インタークーラーによって、最高出力を標準仕様の304psから405psへ、最大トルクは400Nmから475Nmに引き上げた。
横浜から京都まで長距離ドライブに連れ出した。パフォーマンスは鮮烈だ。街乗りではさすがに足が硬い、という印象。お世辞にも乗り心地が良いとはいえない。だが速度をあげていくにつれ、ボディそのものの強さやシャシーの懐の深さなどとバランスが取れてくる。乗り味はフラットで快適に変化した。高い速度域に調和点があるのだ。
高速道路では胸のすく加速を堪能した。現在では大排気量マルチシリンダーと言っていい3ℓのV6ツインターボは、決して暴力的ではない。洗練されている。そして十二分に力強い。滑らかさも一級品。控えめなサウンドが心地よい。大人の高性能というべきか。ステアリングを通してドライバーに伝わるしっとりとした安定感も、クルマ運転好きにはたまらないものだった。
ハンドリングは高水準。京都ではいつものワインディングロードを走った。少し攻め込んでみようか、くらいのレベルで走らせる瞬間が最も気持ちよかった。旋回時の手応えと車体の姿勢が見事にマッチして、“決まった”という気持ちになる。しっかりとフロントを沈み込ませてからのハンドリングは乗り手の意思に忠実、実に痛快だ。
400Rには、スカイライン本来の走りの伝統が結実している。これみよがしなエアロデバイスはない。普段はさほど目立たない。それも個性である。
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