現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > スカイライン史上最強の400R、405psツインターボを積んだFRスポーツセダンの凄味

ここから本文です

スカイライン史上最強の400R、405psツインターボを積んだFRスポーツセダンの凄味

掲載 更新 141
スカイライン史上最強の400R、405psツインターボを積んだFRスポーツセダンの凄味

伝統を大切にした、もう一つの「R」 生粋スポーツセダン

 400Rというネーミングを聞いてハッとした。その昔、1996年に登場したR33スカイラインGT–Rをベースとしたコンプリートマシン(55台限定)、ニスモ400Rを思い出したからだ。20年以上も前の話とはいえ、商品企画チームがその存在を知らなかったとは思えない。ということは、400Rは、そう名乗るにふさわしい高性能を誇るスカイライン、というわけか。

「最新モデル試乗」刺激的な電動スポーツ、ノート・オーラNISMOの侮れない実力

 最新400Rの最高出力は400ps オーバー。あえて“R”を名乗ったということは、それだけ開発陣が自信を持っているからに違いない。GT-Rとは別の道を選び、国際車に発展したスカイラインが、この時期に高出力FRスポーツセダンを送り出したことの意味は大きい。400Rは往年のスカイラインファンはもちろん、すべてのクルマ好きのハートを鷲掴みにする魅力を秘めている。

エンジンはGT-Rの血統。素晴らしい!

 搭載エンジンはVR30DDTT型。GT-R用のVR38DDTT型の血統を継承している。400Rはターボ回転センサーや水冷式インタークーラーによって、最高出力を標準仕様の304psから405psへ、最大トルクは400Nmから475Nmに引き上げた。
 横浜から京都まで長距離ドライブに連れ出した。パフォーマンスは鮮烈だ。街乗りではさすがに足が硬い、という印象。お世辞にも乗り心地が良いとはいえない。だが速度をあげていくにつれ、ボディそのものの強さやシャシーの懐の深さなどとバランスが取れてくる。乗り味はフラットで快適に変化した。高い速度域に調和点があるのだ。

 高速道路では胸のすく加速を堪能した。現在では大排気量マルチシリンダーと言っていい3ℓのV6ツインターボは、決して暴力的ではない。洗練されている。そして十二分に力強い。滑らかさも一級品。控えめなサウンドが心地よい。大人の高性能というべきか。ステアリングを通してドライバーに伝わるしっとりとした安定感も、クルマ運転好きにはたまらないものだった。

 ハンドリングは高水準。京都ではいつものワインディングロードを走った。少し攻め込んでみようか、くらいのレベルで走らせる瞬間が最も気持ちよかった。旋回時の手応えと車体の姿勢が見事にマッチして、“決まった”という気持ちになる。しっかりとフロントを沈み込ませてからのハンドリングは乗り手の意思に忠実、実に痛快だ。
 400Rには、スカイライン本来の走りの伝統が結実している。これみよがしなエアロデバイスはない。普段はさほど目立たない。それも個性である。

こんな記事も読まれています

ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
ルノー ソニア・ビシェさんに「カングー」提供 フランス最優秀職人章のシェフ 国内移動に利用
グーネット
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
アストンマーティン 限定モデル「ヴァリアント」英グッドウッドで世界初公開
グーネット
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
認証不正問題を理解するキーワード「WP29」【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス

みんなのコメント

141件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.82050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村