『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、TOKYO SUPERCAR DAY 2020への展示にかんするお話の中編。
どこもかしこもスーパーカー!
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10月31日(土)~11月1日(日)におこなわれたスーパーカーの展示イベント「TOKYO SUPERCAR DAY 2020(東京都・お台場)」に、わが360モデナを展示した。
前話:Vol.76 愛車をイベントに展示しました(前編)
当初、目立たない場所を希望したものの、主催団体である(一社)日本スーパーカー協会のご好意で、デックス東京ビーチのウッドデッキ通路の角に、ピン(単独)での展示になった。
Hiromitsu Yasui到着した9時頃は、まだ始まる前だったので、人の数はまばらだった。が、通り過ぎた何人かは、スマートフォンで撮影していた。「フェラーリ、かっこいいね~」と、話す親子の声も聞こえてきた。それほど希少ではない360モデナでも、こうして“褒められる”と、オウナーとしてはやっぱり嬉しい。
思い返せば、ボクも以前は、フェラーリの細かい種類についてまでは分からなかった。「348」や「F355」など、近年のフェッラーリの区別はついたものの、308とか328とか、ちょっと古くなるとわからなくなってしまった。それに、どんなフェラーリを見ても「うわぁ、すごい!」と、思っていたのも事実。それは今も変わらないものの、当時はフェラーリのことをよく知らなかったから、“なにがどうすごいのか?”といったことへの興味も、さして抱かなかった。
Vol.75 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その5
Vol.74 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その4
さて、10時を過ぎると、土曜日だっただけのことはあって、多くの人が行き交うようになった。とりあえず、ほかのクルマを見るべく、ボクも会場をグルリと一周した。
デックス東京ビーチには、マクラーレンやフェラーリのほか、ロータスやケータハムなどのライトウェイトのイギリス車が集められたブースもあったし、アストンマテーィンの超希少なコンパクトカー「シグネット」も展示されていた。
Vol.71 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その3
Vol.70 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その2
Vol.69 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その1
シグネットを見るのは人生初だった。想像以上にアストンマーティンのオーラが出ていてびっくり! ベースがトヨタ「iQ」であることは、言われないと気づかないだろう。とくに最近、街中でiQを見る機会がめっきり減ったので、なおのこと、アストンマーティンらしさが際立つ。窓越しに見えるインテリアも、ゴージャス。まさに、“小さな高級車”という言葉がぴったりの1台だった。
Hiromitsu YasuiHiromitsu Yasuiアクアシティお台場には、アストンマーティン「DBX」や「ヴァンテージ・ロースター」、アウディ「R8」などの最新スーパーカーも展示されていた。訊くと、イベントにはアストンマーティン東京やアウディなども協賛しているとのこと。個人オウナーのクルマから、メーカー所有の新車までさまざまなクルマが展示されているから面白い。
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)
Hiromitsu Yasuiアクアシティお台場に入ると、プーマストアの前に真っ赤なフェラーリ「ポルトフィーノ」が! フェラーリのレーシングチームの公式ユニフォームを手がけるプーマのショップには、“跳ね馬”のロゴが入ったアパレルグッズが多数販売されている。つまり、フェラーリとプーマの親和性は高いのだ。ゆえに、ショップ前でのコラボレーション展示を企画したという。
アクアシティお台場の屋上駐車場にも多数のスーパーカーが並んでいた。フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ……ざっと数えても50台近くあるだろう。圧巻である。赤絨毯の上には、ブガッティ「シロン」も! はたして、これまで何台のスーパーカーを見たのだろうか? わからなくなってしまった。
Hiromitsu YasuiHiromitsu Yasuiハイパーカーにクラッ!
ヒルトン東京お台場の2階は、題して「ハイパーカーZONE」。ハイパーカーとは、スーパーカー以上のクルマだ。最近のモデルでは、たとえばランボルギーニの「アヴェンタドールSVJ」やフェラーリ「488ピスタ」など、過激で高価なスーパーカーなどをハイパーカーと呼ぶようだ。
スーパーカーでも十分すごいが、ハイパーカーとなると、もはや異次元だ。古いモデルの場合、“お宝”とも言うべき希少車もある。
Hiromitsu Yasui奥に向かうと、なんとマクラーレン「スピードテール」が展示されていた。スピードテールは約2億4000万円で販売された3座のハイパーカーだ。メーカー自身“ハイパーGT”とうたうこのモデルは、マクラーレン史上もっとも空力性能に優れているという。世界限定106台の超希少車だ。
このスピードテールは個人所有というからすごい。あわせて「セナ」も展示されていたから、スーパーカー好きはたまらないだろう。事実、日曜の昼間は長蛇の列になっていた。
Hiromitsu YasuiHiromitsu Yasuiほかにも、フェラーリ「F50」、ブガッティ「ヴェイロン」、そしてダラーラ「ストラダーレ」などが展示されていた。1台あたりン千万円、なかには億越えのクルマもあるだろう。「このクルマ1台で家買うちゃうね」「総額20億円くらい?」という声が時折聞こえてきたが、それも納得だ。おそるべしハイパーカーたち。
Vol.59 認定中古車で迷う(後編)
Vol.58 認定中古車で迷う(前編)
Hiromitsu YasuiHiromitsu Yasui100台近くのスーパーカーとハイパーカーを見たあと、わが360モデナに戻るとちょっと物足りない。億越えのハイパーカーをみたあと、ポツンと佇む360モデナはよくも悪くも“地味”だ。
とはいえ、あらためてじっくり見ると美しい。最新のフェラーリも美しいがそれとは異なるシンプルな美しさ。やっぱり今の自分に、ぴったりなのは360モデナだろう。久しぶりの愛車との対面だったため、1時間近くも見入ってしまい、あれこれ色々なことを考えた。
Vol.64 フェラーリのオフィス・チェア
Vol.63 F8トリブートのオウナーに会う!
Hiromitsu Yasui当初は半年程度だけ乗るつもりだった360モデナだったが、気づけば1年半以上所有することに。クラシケ取得後も売却するつもりは今のところない。新型「ローマ」の購入も検討したが、納車まで2~3年は要すると知り断念。2~3年後の生活がまるで想像出来ないからだ。ほかに欲しいフェラーリもないので、当面は乗りつづける予定でいる。
そういえばイベント期間中、何人かの360オウナーと話す機会に恵まれたが、ある人から「ローマに乗り換えず、ぜひ、360モデナに乗りつづけてください」と、言われた。そういえば、ローマを買う・買わないの結論をきちんと書いていなかったなぁ、と、思い出す。申し訳ありません、納期の問題などもあって、ローマは買いません。360モデナにしばらく乗りつづけます。
次週、イベントで知り合ったオウナーとの交流をリポートする。
『29歳、フェラーリを買う』直近記事
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