ガルウィングはないけれど
3ヶ月ほど前(2023年8月)、フルモデルチェンジにより新型が発表されたメルセデスAMG GTは、メルセデス・ベンツがメルセデスAMGブランドで展開する高級スポーツカーだ。件の新型は2024年前半の発売予定とされているため、現在(2023年11月)のところは初代モデルが現行型ということになる。
祖父の想い出に捧げるRS30!1/24ミニカー改造で「観音クラウン1900」をタクシー化・後編【モデルカーズ】
【画像36枚】美しく仕上がったGTとその制作過程を見る!
メルセデスAMG GTは、メルセデス・ベンツSLS AMGの後継車として2014年10月に発表された。高級であると同時にスパルタンなスポーツカーでもあり、ロングノーズ・ショートデッキのボディを持つ2シーターという古典的な成り立ちは引き継がれているが、SLS AMGの特徴であった、かつての300SLを思わせるガルウィング・ドアは、もう採用されていない。同時にボディサイズも若干小さくなり、ポルシェ911などが競合相手ということになった。
全長4546mm/全幅1939mm/全高1287mm、ホイールベース2630mmのボディは、張りのある曲面に包まれた力強いスタイリングをまとう。後退角の付けられたヘッドライトは後方に吊り上がり、大型のフロントグリルと相俟って精悍な表情となっている。レイアウトはもちろんFRで、専用のV8エンジンを搭載。エンジンはフロントミッドシップに配置され、トランスミッションをリアアクスル側に置くトランスアクスル方式を採用、重量配分の最適化が図られた。
新開発されたエンジンはM178と呼ばれるもので、V型8気筒DOHCにツインターボを装着、排気量は3982cc。最高出力/最大トルクは462ps/600Nmであったが、高性能版のGT Sでは510ps/650Nmまでアップグレードされている。トランスミッションはAMG製の7速デュアルクラッチミッション、サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン。GT Sには電子制御式LSDが採用されているのも、ベースモデルとの違いだ。
以後のバリエーションについては、細かな限定モデル・特別エディションの類はおいて、大きな変化のみ拾って簡単に述べていこう。2016年には、「公道走行可能なレーシングモデル」とも言われるGT Rを発表、翌2017年に発売している。これはエンジンの最高出力を510psからさらに75psアップさせ(585㎰)、4輪操舵システムの導入により操作性も向上させたものである。外観では、かつての300SLレーシングを彷彿とさせる「AMGパナメリカーナグリル」と、アジャスタブルリアウィングスポイラーが特徴だ。
2017年には、Rの発売からすこし遅れてマイナーチェンジも実施された。ベースモデルなどにもパナメリカーナグリルが装着され、エンジンもパワーアップ。462ps仕様は476psに、510ps仕様は522psにと、それぞれ最高出力が向上している。また、Rをいくぶんマイルドにした仕様であるGT Cも登場。このCには557psのエンジンが搭載されていた。
同年には、オープントップモデルであるロードスターを、ベースモデルとCに追加。トップは完全電動式で走行中にも開閉できるアコースティックソフトトップとなっており、フロントグリルはやはりパナメリカーナグリルが装着されている。ロードスターおよびCロードスターのエンジンは、クーペのベースモデルおよびCと共通の仕様であった。
2019年には再度マイナーチェンジを実施。エクステリア、インテリアともにアップグレードされたほか、Rをベースにサーキットでの性能をより重視したRプロを追加している。このプロは、エンジンなどはRと変わらないものの、セッティングをサーキットに応じて調整できるという、AMGコイルオーバーサスペンションを採用していたのが特徴であった。
ドイツレベルはベースモデルで、タミヤはGT3でプラモ化
さて、そんなメルセデスAMG GTであるが、プラモデルの世界では3つの製品化がされている。ドイツレベルの1/24と1/43、そしてタミヤの1/24だ。ドイツレベルの1/24スケールは初期のベースモデルを、1/43スケールはRを、それぞれ再現している。一方タミヤの1/24というのはレース仕様、GT3のことで、公道仕様のモデル化ではない。
ここでお見せしているのは、ドイツレベル1/24の、素のメルセデスAMG GTを制作した作品である。このキットには、対応するディテールアップパーツがサードパーティよりリリースされていたりもし、またRやCさらにはロードスターなどに改造するというのも夢のある話だが、作例はキットをほぼ素組みしたものだ。とは言え、細部にはちょっとした修正や工夫を織り込んでいるので、制作過程の写真に注目していただけると面白いだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
性能的にはポルシェ997のGT3とほぼ同様。ただし、ポルシェに比べて電子制御の介入があるから(より強い)安全ともいえる。
標準モデルはレースモードがないから介入をオフにすることはできない。
991以降よりワイドトレッド、ジオメトリー変化も少ないはずで、タイヤの負担は少ない。もちろん専用タイヤでM0が着く。
DCTとトランスアクスルでSLS同様、リア荷重は大きい。
全く実用性ないと思われているが、通勤、レジャーに普通に使えるし燃費も相当良い。
欠点は中古価格がべらぼうに安い事。それくらい。まあ金持ちなら気にしない事だろうけど。