現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マクラーレンF1代表「公平にレースを行う」と明言も、どちらかがタイトル争いに関わった場合はやり方を見直す可能性に言及

ここから本文です

マクラーレンF1代表「公平にレースを行う」と明言も、どちらかがタイトル争いに関わった場合はやり方を見直す可能性に言及

掲載
マクラーレンF1代表「公平にレースを行う」と明言も、どちらかがタイトル争いに関わった場合はやり方を見直す可能性に言及

 マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、もし選手権においてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に挑戦する場合は、ランド・ノリスかオスカー・ピアストリのどちらかを優先する可能性があることを認めた。

 F1第13戦ハンガリーGPの終わりにマクラーレンに浴びせられた主な批判のひとつは、チームがチャンピオンシップにおいてノリスをマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に近づける絶好のチャンスを逃したということだった。ノリスはライバルから76ポイント差でブダペストを去ったが、レース終了まで首位を保っていたらその差は69ポイントまで縮まっていたかもしれない。もちろん、フェルスタッペンとレッドブルに何かが起こらない限り、それは依然として克服できそうにない大きな差ではある。しかし、パドックの常連のなかには、マクラーレンの決断はそれほど冷酷ではなかったと考える者もいた。

【F1第12戦無線レビュー(2)】順位を入れ替えるべくノリスを説得するマクラーレン「今すぐ、やってくれ。今すぐだ」

 チーム代表のステラはこの見解に異議を唱えたが、チャンピオンシップにおいてフェルスタッペンに挑戦するために、どちらかのドライバーをもう一方よりも優先するかどうかを決定する時がもうすぐ来るかもしれないと認めた。それでも彼はそのような決断がすぐに下される可能性については否定したが、ピアストリは土曜日に、「僕がタイトルを獲得する可能性はとても低いが、ランドの可能性の方が少し高いので、その点についても考えなければならない」と語った。

 ステラは、「オスカーとランドがいるので、我々は誰がナンバー1ドライバーかを決める必要がないほど幸運な立場にいる。これは私のような人間にとっては物事を単純化できる手段だが、チーム全体を苛立たせる手段でもある」と語った。またチームには非常に明確な価値観と交戦規定があると主張し、「我々の野心とレースへの取り組み方は、我々の精神に深く根付いている。我々は公平にレースを行うし、ふたりのドライバーのうちひとりが実力で結果を出した場合、その結果は守られる」と明言した。

 それでもステラは、「もし最後の数レースの段階で、ふたりのドライバーのうちひとりがタイトルに大きく関わっているのなら、このやり方は見直すかもしれない」と述べた。

「私が期待しているのは、もうひとりのドライバーが私のところに来て、『もうひとりのドライバーがタイトル争いをしているから、僕の助けが必要だったら力を貸せるよ』と言うことだ。そして我々がやってきたように、今日のような日々を公平に管理すれば、こうした精神が築かれると思う」

「うわさやメディアの憶測に多くの材料を与えるかもしれないが、それは当然だ。それがレースだ。正直に言うと、私はF1にいなかったときも、こうしたことが起きているときは観客として、あるいはファンとして楽しんでいた。あれは十分公平なことだ」

「今日我々が行ったことが公平だったと認めてほしい。そして、これはマクラーレンのチーム全員、そしてできればファンにも理解してもらいたいことだ」

こんな記事も読まれています

やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村