ABB FIAフォーミュラE世界選手権・第4戦サンパウロE-Prixが3月30日に開催され、ファイナルラップで、NEOMマクラーレンのサム・バードがジャガーTCSレーシングのミッチ・エバンスを抜き、優勝した。
NEOMマクラーレンはフォーミュラE初優勝。またバードは昨シーズンまでジャガーTCSにおり、エバンスはチームメイトだった。
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ブラジル最大の都市で行われたレースは、バーニー・エクレストンやフェリペ・マッサ、エマーソン・フィッティパルディなど多くの著名人とファンが見守る中、スタートした。212回のオーバーテイクが記録される中、バードは序盤からリードを築き、アタック・モードを駆使して上位を守った。
レースは、バード、パスカル・ウェーレイン(TAGホイヤー・ポルシェ)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(同前)、エバンス、ジェイク・デニス(アンドレッティ・フォーミュラE)の間でリードが交代した。アニェンビー・サンバドローム・サーキットの特性上、エネルギー管理が重要となり、2度のセーフティカー出動など波乱の展開となった。最終ラップはエバンスがトップに立っていたが、バードが見事な追い越しを見せ、0.5秒差で勝利を手にした。
エバンスは2位。オリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラEチーム)も最終コーナーで2台抜きのオーバーテイクを見せ、3位を獲得した。4位はウェーレイン、5位のデニスは車体温度が限界に達していた。ダ・コスタはトップ6入り。地元ブラジルのルーカス・ディ・グラッシ(ABTクプラ)は13位でフィニッシュした。
ドライバーランキング首位はニック・キャシディ(ジャガーTCS)の57ポイントだが、サンパウロE-Prixでは途中リタイアで加算なし。2位以下との差が縮まり、ウェーレインが53ポイントで2位、エバンスが39ポイントで3位につけている。チームランキングでは、96ポイントで首位のTAGホイヤー・ポルシェを61ポイントのジャガーTCSが追っている。
次戦は、3月30日に開催される東京E-Prixだ。
■サム・バード(NEOMマクラーレン)コメント:「無線で『ミッチは熱で僕より苦戦してるようだ』と言ったら、車を冷やすように言われたんだ。だけどもう行くしかないって思った。ミッチはイン側を守っていて、アウト側には充分なスペースがあった。どれだけ壁に近づいたかはわからないけど、フェアなレースだったし、僕たちはうまくやり遂げることができた」
■ミッチ・エバンス(ジャガーTCS)コメント:「サムは厳しいシーズンを送っていたので、新しいカラー、オレンジがよく似合う。彼が再び優勝できたことは本当にうれしいよ。僕もいいポイントは獲れたけど、優勝はすぐそこにあった。ただパワーがなかったから、いずれにせよサムに抜かれていただろうね」
■オリバー・ローランド(ニッサン・フォーミュラE)コメント:「レースはクレイジーで、気温の面で管理しなければならないことがたくさんあったよ。序盤はなんとか7位まで順位を上げることができた。コーナーではスピードを維持できたし、戦略も良かったからすべてがうまくコントロールできていたね」
世界初のオールエレクトリックFIA世界選手権であり、創設以来ネット・ゼロ・カーボンに認定された唯一のスポーツがABB FIAフォーミュラE世界選手権だ。国際的に象徴的な都市の市街でレースを展開し、世界の主要自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを促進するためのエリートモータースポーツと言える。
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