事故の危険を予測して未然に防止したり、衝突被害の軽減を図ったりする先進安全技術の充実度は車によって大きく異なります。最新鋭のシステムが搭載されるケースが多い新型車は安全性能が高い傾向がありますが、それでもグレードによって採用する先進安全技術に差があることも少なくないため、車選びの際には細かい部分までチェックすることが大切です。
ここでは、トヨタ「ランドクルーザー」の安全性能について詳しくご紹介します。
【2021年決定版】SUV人気ランキング&「買うならこれ!」を専門家が厳選
ランドクルーザーは最新鋭の「Toyota Safety Sense」を標準装備
「プリクラッシュセーフティ」は緊急時操舵支援機能や交差点での検知機能もある
ランドクルーザーは全車が「サポカーSワイド」に該当
ランドクルーザーの安全性能の特徴
現行型の300系ランドクルーザーでは、単眼カメラとミリ波レーダーの2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に採用しています。
また、そのほかにも多くの安全技術を採用し、それぞれを連携させることによって幅広いシーンでの安全運転のサポートを可能にしました。なお、ランドクルーザーは全車が「サポカーSワイド」に該当します。
ランドクルーザーに搭載される「Toyota Safety Sense」の内容
ここでは、ランドクルーザーに搭載される「Toyota Safety Sense」にはどのような先進安全技術が搭載されているのかを確認してみましょう。
1. プリクラッシュセーフティ
2. レーントレーシングアシスト/レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付き)
3. ドライバー異常時対応システム
4. レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
5. ロードサインアシスト
6. アダプティブハイビームシステム/オートマチックハイビーム
プリクラッシュセーフティ
出典:トヨタ「ランドクルーザー」特徴
走行中に前方車両や歩行者などと衝突するおそれがあるとシステムが判断すると、警告を発しブレーキアシストを作動。ドライバーが回避操作を取らない場合は自動でブレーキを作動させ、衝突事故の回避や衝突被害の軽減をサポートする機能です。
車両に加え昼夜の歩行者、昼間の自転車の検知が可能で、車両に対しては自車速約10km/h以上、歩行者・自転車運転者に対しては約10~80km/hの速度域で作動します。
なお、ランドクルーザーでは交差点での右折時に直進してくる対向車、また右左折時に対向方向から横断してくる歩行者の検知にも対応しています。
さらに、ブレーキ制御だけでは衝突が避けられず、回避スペースが自車線内にあるとシステムが判断した状態でドライバーが回避のためにステアリングを操作すると、操舵支援を行って車線からのはみ出しを抑制するとともに車両安定性確保に貢献します。
低速時加速抑制機能
さらに、低速で走行している際にシステムが自車の直前にいる歩行者や車両を検知している状態でアクセルペダルが強く踏み込まれた場合は、エンジン出力の抑制、もしくは弱いブレーキ制御によって衝突の回避や被害軽減をサポートする機能も搭載しています。
レーントレーシングアシスト(「VX」「ZX」「GR SPORT」に標準装備)/レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付き、「GX」「AX」に標準装備)
車線から逸脱する危険がある場合は警告を発して注意喚起するとともに、逸脱する方向の反対側の車輪に制御力を加えて逸脱回避を支援します。
「VX」「ZX」「GR SPORT」では、車線中央付近を走行するために必要なステアリング操作の一部をシステムがアシストする「レーントレーシングアシスト」も搭載されています。車線が見えにくい状態の場合は先行車に追従してステアリング操作を支援してくれます。
ドライバー異常時対応システム(「VX」「ZX」「GR SPORT」に標準装備)
レーントレーシングアシストの作動中、無操作状態が一定時間続いた場合にはシステムが音と表示に加え、緩やかに減速してドライバーに操作を促します。同時にハザードやホーンを作動させ、周囲に異常を知らせながら減速、停車し、ヘルプネット®に接続して救命要請を行うなど、異常時のドライバーの救命救護をサポートしてくれる機能です。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
出典:トヨタ「ランドクルーザー」特徴
車間距離を維持しながら先行車に追従し、ドライバーの運転疲労を軽減する運転支援機能です。渋滞時には停止まで追従し、ドライバー操作で発進、追従走行を再開します。また、状況に応じてカーブ時の速度をコントロールする機能もあります。
ロードサインアシスト
単眼カメラがはみ出し通行禁止、車両進入禁止、一時停止、最高速度の4種類の標識を認識し、ディスプレイに表示してドライバーの標識見落とし防止をサポートする機能です。
アダプティブハイビームシステム(「ZX」「GR SPORT」に標準装備)/オートマチックハイビーム(「GX」「AX」「VX」に標準装備)
出典:トヨタ「ランドクルーザー」特徴
アダプティブハイビームシステムは、LEDの配光範囲を制御して、対向車や先行車に影響のある部分だけを遮光します。
オートマチックハイビームは、状況に応じて自動でハイビームとロービームを切り替えるシステムです。いずれも切り替えの手間や切り替え忘れをなくすほか、ハイビームの使用頻度を高めて夜間視認性向上に貢献します。
そのほかの先進安全技術
出典:トヨタ「ランドクルーザー」特徴
ランドクルーザーは、そのほかにも複数の先進安全技術を標準装備しています。
ペダルの踏み間違い時の飛び出し防止をサポートする「パーキングサポートブレーキ」は前後方の壁などの静止物を検知するほか、駐車場から後退する際に後方左右から接近してくる車両や後方からの歩行者にも対応しています。
また、ディスプレイオーディオやナビ画面に車両を真上から見下ろしたような画像を映し出して車両周辺の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」や、車線変更時の後方確認を支援する「ブラインドスポットモニター」も備わっています。
最新の先進安全技術を多数搭載するランドクルーザー
ランドクルーザーは交差点での衝突被害軽減もサポートする最新鋭の衝突被害軽減ブレーキを採用するなど、高級モデルらしく充実した先進安全技術を搭載しています。
先進ライトや運転支援機能に若干のグレードによる差がありますが、一般的な車ではオプション設定であるケースが多い「パノラミックビューモニター」や「ブラインドスポットモニター」なども標準装備しているため、どのグレードを選んでも安心してカーライフが楽しめるのではないでしょうか。
よくある質問
Q1:ランドクルーザーは先進安全技術を標準装備しているの?
A:はい、ランドクルーザーは単眼カメラとミリ波レーダーの2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立させた最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
Q2:ランドクルーザーにはどのような先進安全技術が搭載されているの?
A:緊急時操舵支援機能や交差点での衝突回避、被害軽減をサポートする機能を搭載した最新の「プリクラッシュセーフティ」、車線変更時の後方確認を支援する「ブラインドスポットモニター」、車両を真上から見下ろしたような映像をナビ画面などに映し出して周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」など、さまざまな機能を搭載しています。
Q3:ランドクルーザーはどの「サポカー」に該当するの?
A:ランドクルーザーは全車が「サポカーSワイド」に該当します。
※この記事は2022年4月時点の情報で制作しています
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
アウディ製5気筒エンジン搭載、最後のドンカーブート『F22ファイナルファイブ』発表
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント