スーパーフォーミュラ第3戦SUGOで今季初勝利を飾ったDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの村岡潔監督は、チームにとって非常に重要な通過点になったと語った。
今シーズンは山本尚貴と福住仁嶺が加わりドライバー体制を一新したダンディライアン。特に前年チャンピオンの山本が加入し、カーナンバー1をつけることになったということで、村岡監督は“早く1勝を挙げたい”という想いが強かった様子。今回のSUGOでのパーフェクトウィンを喜ぶと同時に、どこか安堵の表情を見せた。
■初表彰台のルーカス・アウアー「本当に光栄、チームの皆に感謝」
「1番を背負って走るというのは、圧倒的なフォーミュラカーの(速さと強さで押し通していく)レースをしなきゃいけないと思ってました。それがそういう(前年チャンピオンの)ドライバーを引き受けた宿命ですからね」
「オートポリスも鈴鹿も、ずっといけると思っていました。3戦目で勝てたので、なんとか許容範囲かなと思います。この後もリズムに乗ってより一層前向きにポイントを重ねて、タイトルを獲るということが(チャンピオンである)山本くんを乗せているチームの宿命です」
「今回の優勝というのは彼にとってもチームにとっても非常に重要な通過点だと思いますので、嬉しいですね。ありがとうございます」
そう語った村岡監督。ここ数年は予選でポールポジションを獲得するなど、上位争いをするシーンが何度も見られたダンディライアン。しかし実は、2016年最終戦Race2でストフェル・バンドーンが優勝して以来、約2年半ぶりの勝利だった。
村岡監督は、今まで詰め切れなかった最後のひと押しを山本がやってくれたと語った。
「うちのチームは、人の動き(入れ替わり)があまりなくて、急に大きく何もかも変わったということはないんです。最初の数年は1ポイントも取れないというところから始まりましたが、日々の積み重ねでやってきて、ここ数年でやっと戦えるチームになってきました。何かで変わるということがないということが、何よりも強いチームであると思っています」
「ただ、ストフェルが勝った時(2016年の最終戦)以来、ポールポジションを獲得している記憶はあるんですけど、勝てていなかった。逆に変わらないということで詰めができていないというか、悪い面もあったのだと思います。そこを山本くんと福住くんのふたりで最後の一押し、まとめ、というのをしてもらえたんだと思います」
「やっぱり(今回の勝因は)チームの総合力だと思います。山本くんがいないと福住くんは伸びないし、チームをリードしてベストなドライバーの仕事をしてもらってます。それに応えられるチームだと自分では思ってます」
今回は山本の優勝に加えて福住も5位に入り、チームは2戦連続でダブル入賞を果たした。これによりチームランキングでもトップに浮上。2位のVANTELIN TEAM TOM’Sに対し18ポイントの大量リードを築いている。今年のダンディライアンはドライバーズタイトルだけでなく、チームタイトルでも着実に王座獲得に向かって前進している。
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