現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ポルシェデザインの50周年を記念する「特別なクルマとクロノグラフ」を、サザビーのオークションに出品

ここから本文です

ポルシェデザインの50周年を記念する「特別なクルマとクロノグラフ」を、サザビーのオークションに出品

掲載 1
ポルシェデザインの50周年を記念する「特別なクルマとクロノグラフ」を、サザビーのオークションに出品

ポルシェデザインは2022年、50周年を迎える。それを記念して12月にサザビーズ ニューヨークで開催されるオークションに、1972年に製造されたポルシェ 911Sタルガの復元モデルと、同じく1972年製の伝説的なクロノグラフをベースにした腕時計を出品する。

ポルシェデザインの50周年を記念したクルマと時計
1963年に最初のポルシェ 911を世に送り出したフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ(以下、F.A.ポルシェ)は、1972年にクルマのデザインだけでないライフスタイル ブランドとして「ポルシェデザイン」を立ち上げた。インテリジェントな機能と洗練されたデザインをシームレスに組み合わせた、彼の哲学とデザイン言語は、今もすべてのポルシェデザイン製品に見ることができる。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

2022年末にサザビーズはニューヨークで開催される年2回のマルチカテゴリー ラグジュアリーウイーク シリーズのハイライトとして、世界中のクロノグラフ愛好家や自動車愛好家に向けて、このクルマと時計を出品する。落札者には、時計とクルマのキーが入ったスタイリッシュな化粧箱も贈られる。

この時計、「クロノグラフ1-911S 2.4タルガ」は、今回のオークションのために特別に開発された。ケース背面のデザインは、1972年式911S 2.4タルガのホイールのデザインに対応させたものだ。着用者の手首の動きをエネルギーに変換して、回転に最適化された方法で機械式クロノグラフのキャリバーを駆動する。

オリジナルの「クロノグラフ1」をデザインする際、F.A.ポルシェはデザインの原則をスポーツカーから手首に移し、精度、機能性、美学に新しい表現を与え、この特別な時計の形で本物のポルシェ スポーツカーのフィーリングを提供するという目標を一貫して追求した。

その結果、世界初のオールブラックの腕時計が誕生した。マットブラックの文字盤、赤いストップウォッチの秒針、発光時間インデックス、高品質のアンチグレアクリスタルを備え、すべてのディテールは、最適な読みやすさを確保するように設計された。これは、スポーツカーのコクピットにあるアンチグレアディスプレイからインスピレーションを得たアプローチだ。

「クロノグラフ1-911S 2.4タルガ」は500点限定で、細部に至るまでオリジナルのデザインに忠実だ。たとえば、文字盤、リューズ、リストバンド、ケースバックには、歴史的なポルシェデザインのロゴが入れられている。変更点は、チタンの使用や新しいムーブメントと防水ケースの追加など、現在の技術基準に合わせるものだった。こうして、F.A.ポルシェによる最初のデザイン製品は、2022年に訪れた50周年を記念して、説得力のある復活を遂げたのだった。

50年前の911S 2.4タルガも50年を記念して復元
1972年製の911S 2.4タルガは、ポルシェデザインとの緻密な協力で、ポルシェクラシックによるユニークなプロジェクトの一環として復元された。黒いスポーツテックスのチェッカーフラッグ模様など、オリジナルの歴史的なファブリックを備えており、サイドストライプ、ヘッドレスト、ダッシュボードなどに「50 Years of Porsche Design Edition」のロゴがエンボス加工されている。

タルガのロールバーはプラチナサテン仕上げで、リアのエンジンカバー グリルには、F.A.ポルシェのサインが入った「ポルシェデザイン50年」を記念するエンブレムが装着されている。

また、1972年にF.A.ポルシェがデザインしたクロノグラフの配色も取り入れ、インテリア/エクステリアともブラック基調とされている。オーナーズマニュアルやツールバッグも「50 Years of Porsche Design」のロゴが入れられ、詳細な説明書、キーフォブ、実車と同じモデルカーを備えたケースも備わっている。

落札額が27万5000USドル(約3800万円)~32万5000USドル(約4500万円)と推測される、このクルマと時計は、前述のように2022年12月に開催されるサザビーズ ニューヨーク ラグジュアリーウイークに出品されるが、その前に8月に開催されるモントレー カーウイーク 2022で、ヨーロッパ以外のクラシックカー愛好家や時計コレクターにお披露目される予定だ。

[ アルバム : ポルシェデザイン 50年 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス

みんなのコメント

1件
  • クルマと時計でワンセットなのか?
    クロノグラフはcal何が入っているんだ。
    当時だとIWC製だったが、復刻はまさか7750じゃないだろうな?
    それじゃガッカリだぜ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

593.0980.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

593.0980.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村