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【クルマと過ごす日々 vol.8】アメ車からアメ車感がなくなり、ワンワールドだと感じる一週間

掲載 更新
【クルマと過ごす日々 vol.8】アメ車からアメ車感がなくなり、ワンワールドだと感じる一週間

クルマと過ごす日々 vol.8

今週は、モーターショー期間中ということもあって、情報は少なめののんびりした一週間でした。

クルマと過ごす日々 vol.7

試乗したクルマは今週は1台。ジープコンパスです。フルモデルチェンジをしてカッコ良くなったと思います。試乗レポートはこれから書きますが、「アメ車」感がなくなりました。真のグローバルカーになったということでしょう。

こちらの方はコンパスのデザイナーです。エクステリアもインテリアもかなり高級な印象でした。

ボディサイズはチェロキーとレネゲードの中間に位置する大きさでコンパクトセグメントですね。

エンジンは2.4Lのマルチエアエンジンでバリエーションはなし。ミッションは9速ATと6速ATの2モデル展開です。インポートのコンパクトセグメントでは価格も安めなので、国産からの乗り換えに適していますね。

安いとは言っても300万円オーバーですから、簡単には買えないかもしれません。全体に車両価格が高くなったと感じていませんか?

何かで読んだのですが、この20年ほどのグローバルでの経済成長をみると、欧州、北米は順調にGDPも伸びていて20年前と比較しても数倍の成長率だと。日本はどうかというと、ほぼ横ばいの成長率だそうで、言ってみれば20年前とかわっていないのに、物価だけは高くなっている。とくに輸入品やグローバル商品は。それは欧州や北米の成長率に引っ張られているということでしょうね。

国内の自動車産業が好調なのは輸出。だから利益率がいいのかもしれません。一方で国内でクルマを売ってももうからない、ということになりつつあるのかもしれません。

クルマの値段が高いと感じているのは、こうしたことが背景にあるようです。言い換えればワンワールドになっていく中で日本の経済成長は鈍化したままだということでしょう。

さて、今週のタカハシが読んでほしい記事です。
まずは何といってもマツダ関連の5記事特集です。
マツダ次世代技術詳細解説2017
スカイアクティブXが注目ですけど、なぜEVではなくガソリンエンジンなんだ?というところから理解できる内容になってます。ただ、エンジンの部分は難しいです。

もうひとつはシェフラーの48Vマイルドハイブリッドです。
これ、国内メーカーはあまり積極的ではなく、スズキだけが積極的にマイルドハイブリッドを使ってますよね。日産もトヨタも力入れてないのかも。ハイブリッドは高電圧のフルハイブリッドだと。しかし、欧州のB/Cセグメントはこれが主流になります。なので、早いうちにバッチリ理解しておきましょう。

それとドイツの話ですが、ZFが集配用のトラックにAIを搭載し、自動運転を導入し始めているニュース。
自動運転やEV化はこうした集配、輸送業務から最初に導入され、そしてインフラとしての乗り物に波及します。そのあと、われわれが個人所有するクルマへと技術が波及してくるので、いよいよ本格化してきそうですね。そのためにも「自動運転はいらない」という稚拙な発想とならないように、理解しておきたいですね。

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