■だれでもトラックってナニ?
2024年7月24日にいすゞは、AT限定の普通免許で乗れる新型「エルフミオ」を発表しました。
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同月30日から発売されますが、どのような特徴があるのでしょうか。
2024年は「物流問題」が大きなテーマになると言われてきました。
具体的には、昨今のドライバー不足の問題が挙げられます。
現在、小口配送を中心とするラストワンマイル物流をはじめ、物流にとどまらない様々な業種の自営業者などでも少子高齢化による担い手不足が生じていることが要因です。
そんな日本の経済を支えるトラックドライバーの人材確保は喫緊の課題となっています。
この問題に対しては、自工会をふくめ各社が取り組んでいきました。
いすゞの南真介社長は昨今の問題に対して、次のように述べています。
「物流2024年問題が今大きな社会課題として注目されております。
その大きな要因として物流を担うトラックドライバーが慢性的に不足していることがございます。
小口配送を中心とするラストワンマイル物流においてはそもそもの少子高齢化による担い手不足に加え、AT限定免許保持者の増加。
新普通免許制度などによりトラックを運転するドライバー人材を確保することの困難さが増しています。
いすゞは『トラックを運転することが難しい』というイメージを払拭したい。そのような思いから中型免許はなくても、オートマ限定免許でも、誰もが乗れる総重量3.5トン未満の小型トラックの開発に挑戦いたしました。
それに経済性と動力性能を両立するディーゼルエンジンを搭載し実現したのが誰でもトラックのエルフミオです」
新型エルフミオは、ドライバーの裾野を広げるために経済合理性の高いディーゼルエンジン搭載した小型トラックです。
最大の特徴は、AT限定の普通免許で運転できること。
これからのドライバーの多様化を見据えて「だれでもトラック」をキーワードに、ドライバー不足という社会課題の解決に貢献します。
新型エルフミオのキャビンは広く快適な居住空間を確保したことに加え、広いドア開口による優れた乗降性を実現しました。
キャブバリエーションはシングルキャブ、ダブルキャブに加え、シート後方の室内空間を拡張したいすゞ独自のスペースキャブも設定。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1960mm、最小回転半径は4.4mを誇ります。
その他、平ボディやエルフミオ専用の軽量ドライバン、電動ダンプなどを完成車としてラインナップ。
また、細かな部分では小径ステアリングの採用やシートスライドピッチの細分化により、最適なドライビングポジションをとることが可能となり、誰でも運転しやすいトラックになっています。
さらに上級グレード「SEカスタム」ではアームレスト、シートヒーター、ランバーサポート付きシートや電動パーキングブレーキを装備することで、ホスピタリティあふれる室内空間を提供。
パワートレインは、軽量なかつ高い燃費性能を誇る1.9リッターディーゼルエンジン(最高出力88kW/最大トルク320Nm)に6速ATを組み合わせて搭載。
燃費性能はクラストップの13.6Km/L(JC08モード)を実現しています。さらに軽量なエンジンを採用することで最大積載量1.35トンを確保し、高い積載性を実現しました。
また安全機能では、「誤発進抑制」や「プリクラッシュブレーキ(直進時)などを標準装備。
コネクテッドでは、常時車両のコンディションをモニタリングする機能や、故障の予兆をとらえて「すぐ直す」ことや、故障後も「すぐ直す」というサポートも万全です。
新型エルフミオについて、前出の南真介社長は次のように述べています。
「エルフミオはトラックに初めて乗られる人でも安心して運転できる。操作性や取り回しの良さ。安全機能を備えた。簡単安心便利なトラックです。
ジャパンモビリティショー2023での展示に対し。多くの反響をいただき、このエルフミオへの期待をひしひしと感じています。いよいよ7月30日に販売を開始いたします。
またいすゞは売り方の革新にも挑戦します。これまで理数と接点のなかったお客様がお気軽にご検討いただけるよう、オンライン上で商談発注を完結できるエルフミオストアを立ち上げます」
※ ※ ※
なお新型エルフミオの価格は365万5000円。さらに購入に関して、スマホやタブレットなどのデジタル端末で購入できるオンライン販売チャネル「ELFmioストア」を開設。
これにより、どこでも購入できるトラックの新しい購入スタイルを提案すると言います。
このような特徴がある新型エルフミオですが、新CMには本田翼さんが登場。さらには今回の発表会にもスペシャルゲストとして登壇しています。
CMの撮影秘話やオンラインストアの体験などに関するトークを繰り広げ、「エルフミオ良いですね」と絶賛していました。
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