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予選パフォーマンスに失望したリカルド。自信を失い負のサイクルに陥ったマクラーレン時代のような状態ではないと主張

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予選パフォーマンスに失望したリカルド。自信を失い負のサイクルに陥ったマクラーレン時代のような状態ではないと主張

 RBのダニエル・リカルドは、F1第15戦オランダGPを振り返り、予選でQ2に進めなかったことについて自分自身に対しフラストレーションを抱えていたことを明かした。

 予選中のペース不足を説明できずにいたリカルドは、ポイントを獲得することなくザントフォールトを後にしたが、レースパフォーマンスについてははるかに安堵していた。土曜日にQ2進出も果たせず、これまでの自身の状況に対し率直に苛立ちを表したリカルドは、彼のマシンに根本的な問題があり、セットアップがうまく機能していない可能性などを示唆。チームメイトの角田裕毅との差について説明を見つけようとして、引き続き不満を漏らした。

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 だが日曜日にリカルドは、角田よりも優れた戦略を実行して最終的に12位でレースを終え、「実際、いいレースだったと思う」と語った。

「昨日のフラストレーションは、何よりも自分自身に対するものだった。確かに振り返ってみると、マシンにもう少し何かできたかもしれないし、最初のタイヤセットから2番目のタイヤセットにもっと大きな変更を加えることで、自分のフィーリングを少し改善することができたかもしれない。でも結局のところ、それは誰にとっても難しいことだ」

「昨日の午後ドライバーたちと話をしたが、全員が困難を抱えていた。だから、ある時点でうまく機能するように努力して掘り下げなければならなかったが、僕はうまくできなかったことに失望していた。明らかに、そのことが今日の順位に影響を及ぼしている」

 それがフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とトップ10の座を争えなかった理由かと問われたリカルドは、「ポイント獲得には十分ではなかったが、昨日よりも前向きな気持ちでレースを終えることができた」と述べた。

「昨日は危機にあったわけではなく、単に内部のフラストレーションが溜まっていただけだった。シーズン後半を、ポイントを獲得してスタートしたいのは当然のことだ。思い描いていたようなスタートが切れなかったと感じていたが、今日はいくつかの点で収穫があったので、それには満足している」

 またマクラーレンでの最後のシーズンと比較されることについて、リカルドは今の状況は完全に異なっていると主張している。

「振り返ってみると面白いものだ。マクラーレンでの最初のシーズンはいい時も悪い時もあって、すでに『これは少し変だ』と思っていた。2年目を振り返ってみると、『最初のシーズンはそれほど悪くなかった』と思う。シーズン後半は実際にはかなりよかった。ひどいと思っていたら、さらに悪化して制御不能のような状態になった。コースでの状況が悪化しただけでなく、コース外でもレースにそれほど興奮しなくなった。なぜなら、最終的に自分に自信を失ってしまい、そうした負のサイクルに陥ってしまったからだ」

 だがリカルドは、現在の状況と比較して「自分があのような状態にあるとはまったく感じていない」という。

「今後何が起ころうとも、いつこのスポーツを辞めるとしても、あのときのような感情は絶対に感じないだろう。僕は間違いなく違う場所にいたんだ。今の浮き沈みは数年前の浮き沈みとは違っている」

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