■優れたアイデアには事業化の道も
いすゞは2024年8月28日、新たな人工知能(AI)技術やその活用法を募集する「ISUZU AI Innovation Challenge 2024(いすゞ エーアイ イノベーション チャレンジ 2024)」を開催し、同年9月1日よりグローバルでの一般公募を開始すると発表しました。このプログラムでは、最優秀賞には2万USドルの賞金が授与され、優れたアイデアは事業化に向けた継続的な取り組みの可能性もあるとしています。
【画像】ISUZU AI Innovation Challenge 2024の内容を見る
いすゞはこれまで、物流の最適化のために自動運転やデジタルトランスフォーメーション(DX)といった先端領域でAIを活用。今後もAI技術を活用した革新的な視点が不可欠と考え、将来の成長に向けた取り組みを強化していくそうです。
さらにいすゞは、2024年4月に発表した中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)」に基づき、自動運転ソリューション、コネクテッドサービス、カーボンニュートラルソリューションの3つの領域で、2030年代に売上高1兆円規模の事業への拡大を目指しています。本公募プログラムで得られる新たなAI技術のアイデアは、この計画を支える重要な基盤となることが期待されています。
募集テーマは「未来に役立つこれまでにないAIの手法とそれが生み出す価値」で、応募期間は2024年9月1日から同年11月30日まで。いすゞの「ISUZU AI Innovation Challenge 2024特設サイト」より応募が可能です。
審査は元富士通研究所社長の原裕貴氏やカナダ・アルバータ大学教授のMatthew E. Taylor氏を含む5人の審査員が担当し、受賞者は2025年3月末に発表されます。
いすゞグループは、90年近くにわたり世界の物流を支えてきた経験を生かし、このプログラムを通じて、未来の社会課題解決に挑戦していくとしています。
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