アメリカのIMSAスポーツカー選手権とGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパに参戦するオプティマム運営のインセプション・レーシングは、今年のル・マン24時間レースに招待枠からの参戦ながら、LMGT3クラスのハイパーポールを獲得した。
そしてチームは土曜日の昼から始まる24時間レースに向けても、マクラーレン720S GT3 Evoとブレンダン・イリベ、オリー・ミルロイ、フレデリック・シャンドルフというトリオのパッケージが、世界耐久選手権(WEC)のLMGT3クラスに参戦する常連組とも戦えるだけの「力を発揮できる」と考えている。
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昨シーズン、IMSA GTDクラスでイリベがランキング最上位のブロンズドライバーとなったことでル・マンへの招待枠を獲得したインセプション。ハイパーポールセッションではそのイリベが3分58秒120を記録して、WEC LMGT3クラスのランキング首位に立つ92号車マンタイ・ピュアレーシングに0.808秒差をつけてトップに立った。
チーム代表のショーン・ゴフはmotorsport.comに対して、ル・マンでWECの常連組と互角に戦うことができると楽観視していると語った。
「予選はパッケージのごく一部だ」とゴフは言う。
「チームは土曜日と日曜日のレースで力を発揮するだろう」
「枠にとらわれなければ、WECの常連組と戦えるドライバーとチームを持っているのは確かだ」
「挑戦は大好きだし、マクラーレンはグリッドにいて然るべき存在だ。日曜日に向けて全てをまとめ上げられるといいね」
「今のところ、みんなをこれ以上誇れることはない。かなりワクワクしているよ」
イリベはフォード・シケインでスピンを喫するシーンがあったものの、ル・マンでのポールを獲得するのに十分な2ラップを記録した。
「チーム全体が彼の働きに盛り上がっている。彼はとても勤勉な男で、ポールポジションに相応しい」とゴフは付け加えた。
「ブレンダンはとてもポジティブな男だ。今はかなりの経験を積んだし、冷静を保って仕事をしている。コース上で彼も楽しめている」
なおWECにフル参戦しているユナイテッド・オートスポーツのマクラーレンは、2台ともLMGT3クラスのハイパーポールセッションには進出できず。FP3では59号車がトップに立ったものの、11番手と19番手からスタートを迎えることとなった。
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