スバルの新型SUVがいよいよ発表間近!! 3列シート、7人乗りのニューモデル、アセントが11月28日に、北米ロサンゼルスショーで正式発表を迎える。注目の日本導入の行方、そして搭載される新開発の水平対向エンジンが、他車種へ展開する可能性を占う。
文:ベストカーWeb編集部/写真:SUBARU
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スバル唯一の7人乗り、アセントはマツダCX-9とガチンコ!!
写真は「アセントSUVコンセプト」
アセントは、スバルの吉永社長が東京モーターショーで「11月に発表する」と明言した肝いりの新モデル。先に公開されている「アセントSUVコンセプト」は、内装まできっちり作り込まれており、市販型もほぼこのデザインを踏襲する。そのサイズは全長5050mm、全幅1990mm、全高1840mmでマツダ CX-9とガチンコの大きさだ。
シート構成は2+2+3。2列目は2人掛けのキャプテンシートで、3列目が3人掛け。駆動方式は、スバル伝統のシンメトリカルAWDを、トランスミッションにはリニアトロニックCVTを採用する。
それ以上に注目なのが、この新型アセントに搭載される新開発エンジンだ。
インテリア。2列目をゆったりとした作りとし、3列目は平板な作りで収納時の使い勝手もよさそうだ
新開発の2.4L水平対向直噴ターボはマツダを凌駕する性能
アセントに搭載されるエンジンは、2.4Lの水平対向4気筒ターボ。このエンジンは、アセントで初めて市販化される。
直噴化された新開発エンジンの最高出力は275ps程度を発揮する見込み。いっぽう、先に直噴化したレヴォーグ等に積まれる2L水平対向ターボの最高出力は300ps。この事実からも、新開発の2.4L水平対向ターボは、ピークパワーを狙ったものではなく、より実用域でのドライバビリティを重視したエンジンという方向性ということがわかる。
ちなみに、ライバルのCX-9が積むSKYACTIV-G 2.5ターボも最大トルク42.8kgmを発揮し、中低速のトルクを重視した味付けとしている。スバルの2.4Lターボは、同じ性格のマツダのエンジンを意識し、40kgm超の分厚いトルクを持つエンジンになることが確実。出力の面では、マツダを凌駕するパフォーマンスを持つ。
新エンジンの他車種への展開とアセント日本導入の可能性
アウトバック。先代型に搭載の3.6Lボクサー6は260ps/34.2kgmと新開発の2.4Lターボに近い
さて、気になるのは「このエンジンが他の車種にも搭載されるのか?」ということ。スバル広報部は「今のところ(アセントの)専用エンジンです」と言うものの、たった1台だけのためにエンジンを新開発するのは、コスト的にも現実的ではない。
スバルは2020年までの中長期計画のなかで、「全車のエンジン直噴化」を掲げている。北米市場におけるスバルのエンジンラインナップは2L、2.5LのNAエンジンが中心で、その上には3.6Lの水平対向6気筒エンジン(非直噴)があり、アウトバックに搭載されている。
であれば新しい2.4Lターボは、この3.6Lエンジンを置き換える存在と考えるのが妥当。さらに非直噴の2.5Lターボ(EJ25)を搭載する北米仕様のWRX STIにも、エンジンの直噴化が必須であることから搭載の可能性がある。
となれば、日本で最も可能性が高いのはアウトバックへの搭載だ。同車には先代モデルまで3.6Lボクサー6を搭載したグレードを用意していたものの、現在は2.5LのNAエンジン一本。このユニットも直噴化が課題だ。
2Lの直噴ターボ(FA20)を搭載するという声も聞かれるが、それではひと回り下のレヴォーグ/WRX S4との差別化が難しい。そこで、アウトバックへの2.4Lターボ搭載が現実味を帯びるというわけだ。
肝心のアセントそのものは、早期に日本へ導入される可能性は低い。ただ、スバルはクロスオーバー7の生産終了を決めたことから、7人乗りのラインナップを日本で持たないことになる。
マツダはミニバンから撤退する替わりに、7人乗りSUVのCX-8を日本へ導入した。スバルにとってもアセントの日本導入は、「7人乗り」を求めるユーザーの受け皿になる。しかも、日本で販売される大型SUVは、ランクルを始め500万円超となるなか、300万円台となる見込みのアセントは価格競争力も高い。
日本導入へ向け、追い風が吹いてきた。
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