アルピーヌF1がエグゼクティブ・アドバイザーとしてフラビオ・ブリアトーレを起用した。彼はその後メディアに対して、就任の経緯や今後の行動について明らかにした。
6月21日、アルピーヌはブリアトーレがアドバイザーとして加入することを明かしたが、悪名高い“クラッシュゲート事件”に彼が関与していた背景などもあり、F1ファンには驚きを持って迎えられた。
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発表当日、彼はフランスのCanal+のインタビューに応えると、アルピーヌに加わる事になった経緯などを説明した。
「これは昨夜、(急に)発表されたことではなく、何ヵ月間も話し合ってきたことだ」
「ルカ(デ・メオ/ルノー・グループCEO)とは素晴らしい関係を築いてきた。彼は本当に天才だと思っている。(欠けている)唯一のパートがF1なんだ。そして私はF1の天才だと思っている! 我々は再び互いのことを発見したんだ」
そしてエグゼクティブ・アドバイザーとしてアルピーヌで果たす仕事については、次のように語っている。
「私は必要なときに加わる。役割はシンプルだ。トップに報告し、そして共に決定を下す。これはとても重要な役割になる。ルノー・グループのトップと仕事を直接ともにする。私はアルピーヌの従業員皆や、ブルーノ・ファミン(代表)や新テクニカルディレクターとやっていかなければならないんだ。少しずつ全てのことに対処していくことになる」
そしてブリアトーレは、アルピーヌには「レーシングスピリット」を持ち込むことになると話した。
「私が持ち込むのは、勝利の文化であり、つまりレーシングスピリットだ。それこそが、私がルノーやベネトンで勝てた理由だ」
「いつの時代も変わらないことだが、チームを作るのは人だ。テクノロジーは変わったものの、人がチームを作っている。全員が一丸とならなくてはならないし、我々はそれができると自信を持つ必要がある。2年後にはアルピーヌがトップ4に入ることができる、とね」
なおアルピーヌはルノー製パワーユニットを放棄することを検討しているとも伝えられている。この点についてもブリアトーレは尋ねられたが、彼はあくまでも自らが受けた任務は「ハイパフォーマンスなチームを持つこと」であると語っている。
そして2025年のドライバーラインアップについて訊かれたブリアトーレは、マシンのパフォーマンス優先だと語った。
「(ドライバーについては)それは現時点では別の問題だ。問題となっているのは高いパフォーマンスのクルマを手にすることであり、ドライバーはその後だ。今のところは(ピエール)ガスリーがうまく仕事をこなせると思っている」
「若いドライバー、もしくは年上のドライバーを彼の隣におくかもしれないが、それは優先事項ではない。今は競争力のあるクルマをちゃんと用意することが優先事項なんだ。来年には既に良い結果を出せるようになっていることを期待している」
Additional reporting from Vincent Lalanne-Sicaud
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