3月5日、本田技術研究所/本田技研工業の従業員自己啓発チームであるHonda R&D Challengeは、2024年もENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEにのST-2クラスに継続参戦すると発表した。2022年最終戦鈴鹿でデビューしたFL5型新型シビック・タイプRで2023年は嬉しい初チャンピオンを獲得。今季は強さと速さに磨きをかけていく。
Honda R&D Challengeは、モータースポーツに関心がある本田技術研究所/本田技研工業の従業員有志で立ち上げたプライベートチーム。ホンダのモータースポーツ活動は“ヒトと技術の研鑽”を目的に創業直後から脈々と続いているが、この活動も“ヒトづくり、クルマづくり、モータースポーツの発展”へ貢献することを目指している。
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年々活動の幅を広げてきたチームは、2022年にシリーズフル参戦を果たすと、2022年第7戦鈴鹿でFL5型のシビック・タイプRを初投入。いきなり2位表彰台を獲得した。2023年はベース車の素性の良さを活かし、優勝2回を含む5回の表彰台を獲得。全レース完走を果たし、チームにとって初、そしてFF車としても初となるST-2クラスのシリーズチャンピオンを逆転で獲得していた。
チームとして6シーズンめとなる今季は、FL5シビック・タイプRを継続投入。ドライバーは本田技研商品ブランド部所属でチーム代表である木立純一、本田技研ICE完成車開発統括部の石垣博基、本田技研パワーユニット開発統括部の小林天翔、そしてシビック・タイプR開発責任者であり、本田技研LPLチーフエンジニアの柿沼秀樹の4人がステアリングを握る。
「2023年シーズンは、ライバル勢の多くが4WD車両で戦うなか、シリーズチャンピオン獲得しシビック・タイプRのポテンシャルの高さを証明できました。今シーズンもシビック・タイプRで参戦しますが、チーム一丸となってさらなる進化を求め戦い、魅力的なプロダクトを提案できる人材を育てる一端を担えるよう邁進して参ります。皆さまのご支援、ご声援をよろしくお願いします」というのは木立チーム代表。
また「これまでチームを支えて下さった皆さまのお陰で、今年も参戦のご報告ができることを心から嬉しく思います。昨年までの5年間ST-2クラスで孤軍奮闘して参りましたが、その甲斐あってついに今年からシビック・タイプRのライバルチームと一緒にレースをすることが叶いそうです」柿沼開発責任者はコメントした。
「これからも本チャレンジを通じて人とクルマを磨き上げながら、よりホンダらしい魅力的な価値創出とモータースポーツ文化の発展に繋げて参りたいと思いますので、皆さまの応援を是非よろしくお願いします」
柿沼開発責任者が語るとおり、今季のST-2クラスはシビック・タイプRの台数も増え、GRヤリス勢も逆襲に燃えている。Honda R&D Challengeの連覇は簡単ではないが、積み重ねてきた強さと速さに磨きをかけて戦っていくとしている。
Honda R&D Challenge
2024年スーパー耐久シリーズ参戦体制
・エントラント:Honda R&D Challenge
・チーム代表:木立純一
・クラス/ゼッケン:ST-2/743
・マシン:Honda R&D Challenge FL5(シビック・タイプR FL5)
・チーム監督:望月哲明
・テクニカルサポート:有限会社ターマック・プロ(代表:川口法行)
・ドライバー:木立純一/柿沼秀樹/石垣博基/小林天翔
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