■V35ベースの「現代のケンメリ」
日産は2024年12月24日、2025年1月開催の「東京オートサロン2025」で、グループ内の学校法人 日産学園 日産・自動車大学校の学生が製作したカスタムカー3台を展示すると発表しました。
このうちの1台である「NEO SKYLINE」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】超カッコいい! これが「現代のケンメリ」です! 画像を見る(14枚)
日産・自動車大学校では毎年、車体系課程の学生が授業の集大成として手掛けたカスタムカーを披露しています。
今回公開される1台である「NEO SKYLINE」は、日産京都自動車大学校(以下、京都校)の自動車整備・カスタマイズ科 4年生による作品で、6か月間の製作期間を経て、展示されます。
日産の2ドアクーペ「スカイラインクーペ」(11代目・V35型)をベースに「現代のケンメリ」というコンセプトのもとカスタムを行いました。
「ケンメリ」とは1972年9月に発売された4代目スカイライン(C110型)の愛称です。
4代目はいわゆる「ハコスカ」と呼ばれた3代目に続く高性能セダン・クーペで、高性能エンジンやスポーティなハンドリングなどはそのままに、アメリカ車のスタイリングから大きく影響を受けたデザインや印象的なCMから人気を博しました。
このCMが「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチコピーであったことから、ケンメリと呼ばれるようになり、ごく少数のみ生産されたハイパフォーマンスモデル「スカイラインGT-R(KPGC110型)」を筆頭に、現在もなお根強い人気を誇ります。
NEO SKYLINEは、1970年代に一世を風靡したケンメリスカイラインをオマージュし、学生たちが「新たにケンメリの魂を宿したクルマを造りたい」という思いから製作されたといいます。
車名の「NEO」は、30代~50代のそれぞれの年代に向けた学生たちの思いが込められています。
“N”は50代の人たちが子供の頃、街中を走るケンメリに憧れていた当時を思い出して懐かしさ(Nostalgia)を感じてもらいたいという思い。
“E”は忙しい日々を過ごす40代の人たちに、このクルマで夢中(Enthrall)になってドライブを楽しみ、日常のストレスを発散してもらいたいという思い。
そして“O”は、1970年代当時、ケンメリが非常に斬新で独創的なデザインだったように、現代のクルマに見慣れた30代の方々に、今の時代の中での斬新さと独創性(Originality)を感じていただきたいという思い。
このそれぞれのキーワードの頭文字を組み合わせ、NEO SKYLINEとしました。
コンセプトを具現化するために、実際のケンメリの部品やデザインをそのまま流用するだけでは無く、ケンメリらしさを残しながらも今の時代に合ったスタイルを探求。
ボディカラーは、学生が考えたオリジナルカラーの「トモアキブルー」を採用しており、ケンメリの「ブライトブルーメタリック」をベースにパールを加え、懐かしさの中にも新しさを表現しています。
京都校の公式Xでは製作過程の様子を投稿しており、往年のスカイラインファンをはじめ、公開までに大きな期待が寄せられています。
※ ※ ※
このほか、京都校の「Z Lealia」、日産愛知自動車大学校の「ブルーバード・極」の3台が披露される予定です。
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みんなのコメント
カワハギ?か
ヒョットコ?かと思ったわ!!