もくじ
ー 販売は2019年か ランドローバーは慎重
ー 発表が遅れる理由 モデル展開は?
ー 耐久性よりプレミアム 技術は先端を
販売は2019年か ランドローバーは慎重
きたる2018年、ランドローバーは70周年を迎える。そこでディフェンダーのリボーンを発表するという見方が濃厚。2019年には、その新型が販売される見込みだ。
ちなみに以前のディフェンダーの生産が終わってから約2年が経とうとしている。その間ランドローバーは、次期ディフェンダーについて固く口を閉ざしている。
しかしAUTOCARは、ここに予想イメージを公開する。
ランドローバーがデザインの盗用を恐れ慎重なスタンスを崩さないなかヒントとなるのは2011年にLAモーターショーにて姿を表した「DC100」である。
ところでなぜ、新型ディフェンダーの発表は、こんなにも遅れてしまっているのだろうか。
発表が遅れる理由 モデル展開は?
新型ディフェンダーの発表がこんなにも遅れてしまっているのは、ディフェンダーのセールスプランにあまり期待できないところも大きいのだろう。
たとえば以前のディフェンダー。モデル末期は、年間で2万台しか売れなかった。「成功」といえる数字は、少なくとも10万台くらいだろう。
ちなみに新型は、2種類のホイールベースが設定されるはず。先代のように、モデル名に90(インチ)/110(インチ)を冠することも大いに考えられる。ジャガー・ランドローバー製のアルミニウム構造(D7u)を利用することが理にかなっていることも容易に想像がつく。
ボディタイプはハードトップとソフトトップの2種。ランドローバーのデザインスタジオで鋭意製作中とみられる。俗にいうピックアップのほか、日常の使用を考慮した大人しいタイプも揃う。メルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデヴァーゲン)の継続的な成功を見ていれば、そうなることもごく自然なことのように思える。
じつは内部関係者の声も入手している。
耐久性よりプレミアム 技術は先端を
フランクフルト・モーターショーで直撃したのは、デザイン部門を率いるゲーリー・マクガバーンだ。
筆者に対して彼は「プレミアム・デュラビリティ」という言葉をしきりに使った。
「機能を考えるうえで、耐久性に重点をおくことを疑わなければなりません」という言葉に真意がうかがえる。むろんディフェンダーを名乗る以上、これまでのモデルを意識しなければならないが、ミニやフィアット500、フォルクスワーゲン・ビートルが用いた手法とおなじように、デザインのエッセンスとして捉えるほうが、いまの時代は大切なのだ。
これまでのモデルとのデザイン上の共通点をもたせる一方で、ランドローバー史上もっともハイテクなモデルとなる可能性も。同社の「テレイン・レスポンスII」を備えることで、クラスを牽引するオフロードの走破性を披露することも想像できる。
気になるのは、どこで製造されるか。イングランドのソリフル工場やキャッスル・ブロムウィチ工場はいま、アルミボディのモデルの製造で手一杯なのだ。
したがって、スロバキアのファクトリーか。いや、そのほかにアウトソーシングすることも考えられる。
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