現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > F1テスト最終日:ルクレールが最速、3日間総合トップもフェラーリ。19人のドライバーが最終日に走行

ここから本文です

F1テスト最終日:ルクレールが最速、3日間総合トップもフェラーリ。19人のドライバーが最終日に走行

掲載 4
F1テスト最終日:ルクレールが最速、3日間総合トップもフェラーリ。19人のドライバーが最終日に走行

 2024年F1プレシーズンテストが2月23日に3日目最終日を迎えた。バーレーン・インターナショナル・サーキットで全10チーム、19人のドライバーが走行、最速タイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手に周冠宇(ステーク)が続いた。

 午前セッション開始から約30分たった時、排水溝のカバーが外れるという、前日と同じトラブルが発生した。セルジオ・ペレス(レッドブル)のマシンが通過した後に、ターン11の排水溝カバーが外れたため、修復のために赤旗が提示され、セッションは1時間以上中断。そのため、昼休みなしで、現地19時までセッションが行われることになった。

角田裕毅、F1開幕前テスト最終日に5番手「進歩に満足。正しい方向に進んでいる」チームの位置は「まだ分からない」

 アレクサンダー・アルボンを終日走らせるウイリアムズ以外の9チームは、セッション中にドライバー交代を行わなければならなかった。

■フェラーリ:ルクレールが最終日最速も、3日間総合トップはサインツ

 午前に走ったカルロス・サインツは9番手、午後からマシンを引き継いだルクレールはこの日のトップタイムをマークした。しかし3日間総合のトップタイムは、サインツがテスト2日目に出したタイムだった。

●シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1番手(1’30.322/C4/74周)
●カルロス・サインツ(フェラーリ)9番手(1’31.247/C3/71周)

■メルセデス:ラッセルが0.046秒差の2番手

 午前中に走行したルイス・ハミルトンは、最もソフト寄りのC5タイヤで12番手。このタイムは、2日目にC3タイヤで記録したタイムよりも遅いものだった。午後からはラッセルが走り、セッション終盤にロングランからショートランに切り替えて、自己ベストをマーク、ルクレールのトップタイムから0.046秒差の2番手となった。

●ジョージ・ラッセル(メルセデス)2番手(1’30.368/C4/67周)
●ルイス・ハミルトン(メルセデス)12番手(1’31.999/C5/49周)

■ステーク:午前にトラブルも、周冠宇が3番手タイムをマーク

 午前を担当したバルテリ・ボッタスは18番手。チームがマシンのテクニカルトラブルについて予防的チェックを行ったことで、ボッタスは走行時間をロス、28周の走行にとどまった。午後に走行した周冠宇は、終盤に順位を上げて、3番手に入った。

●周冠宇(ステーク)3番手(1’30.647/C4/85周)
●バルテリ・ボッタス(ステーク)18番手(1’33.528/C3/28周)

■レッドブル:フェルスタッペン、C3タイヤでの4番手でテストを終了

 午前に走行したセルジオ・ペレスは10番手。午後を担当したマックス・フェルスタッペンは、登場した直後に一時トップに立ったが、終始C3およびそれよりハード寄りのタイヤで走行。タイムは4番手にとどまった。

●マックス・フェルスタッペン(レッドブル)4番手(1’30.755/C3/66周)
●セルジオ・ペレス(レッドブル)10番手(1’31.483/C3/53周)

■レーシング・ブルズ:角田裕毅が5番手でテストを締めくくる

 午前中に走行したダニエル・リカルドはレースシミュレーションに取り組み、C1タイヤで19番手。午後からマシンを引き継いだ角田裕毅は、C4タイヤで5番手に入った。この日のトップタイムとの差は0.453秒だった。角田は、SNSを通して「とても充実した3日間でした! 車への理解を深めシーズンに向けていい準備ができました。来週が楽しみです!頑張ります」とコメントしている。

●角田裕毅(レーシング・ブルズ)5番手(1’30.775/C4/53周)
●ダニエル・リカルド(レーシング・ブルズ)19番手(1’37.015/C1/70周)


■ウイリアムズ:トラブルなくアルボンが121周を走行

 ウイリアムズは、一日を通してアレクサンダー・アルボンを走らせた。アルボンは121周を走りこみ、全体の6番手タイムを記録した。ここまで何度かマシントラブルに見舞われていたウイリアムズだが、最終日には問題は発生しなかったとチームは述べている。

●アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)6番手(1’30.984/C4/121周)

■マクラーレン:クラッチのトラブルでノリスは20周にとどまる

 午前にはランド・ノリスが走行。クラッチの問題により、走行時間が減り、ノリスは20周のなかで14番手という結果になった。午後のオスカー・ピアストリは7番手タイムを出している。

●オスカー・ピアストリ(マクラーレン)7番手(1’31.030/C3/91周)
●ランド・ノリス(マクラーレン)14番手(1’32.108/C3/20周)

■アストンマーティン:アロンソ「マシンは向上。新シーズンへの準備は整った」

 午前中はランス・ストロールが担当し、13番手。午後に走り出したフェルナンド・アロンソは75周を走りこんで8番手タイムをマークした。アロンソは、「AMR24は昨年のマシンより一歩前進している。あとはライバルたちに対してどれだけ前進できたかだ」と語った。「3日間にわたって多くの周回を走行できてよかった。僕自身、身体面での調子も良く、新シーズンへの準備は整っている」

●フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)8番手(1’31.159/C3/75周)
●ランス・ストロール(アストンマーティン)13番手(1’32.038/C3/46周)

■ハース:最多周回数を走りこむ

 午前のケビン・マグヌッセンは16番手、午後のニコ・ヒュルケンベルグは11番手のタイムをそれぞれマーク。ふたりはチーム別で最多となる合計169周を走った。

●ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)11番手(1’31.686/C3/89周)
●ケビン・マグヌッセン(ハース)16番手(1’33.053/C3/80周)

■アルピーヌ:ガスリーにパーツ脱落のトラブル

 午前に走ったエステバン・オコンが17番手、午後にマシンを引き継いだピエール・ガスリーが15番手。ガスリーは、ボディワークのパーツが脱落し、修理のためにピットに戻る場面もあった。そのために終盤に予定していた数周ができなかったものの、3日間全体では有意義なテストができたと、ガスリーは述べている。

●ピエール・ガスリー(アルピーヌ)15番手(1’32.149/C3/47周)
●エステバン・オコン (アルピーヌ)17番手(1’33.079/C3/55周)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レスポンス
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
くるまのニュース
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
WEB CARTOP
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
バイクのニュース
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
カー・アンド・ドライバー
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
くるまのニュース
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
VAGUE
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
月刊自家用車WEB
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
くるまのニュース

みんなのコメント

4件
  • tak********
    この感じからすると・・RBのマックスがC3であのタイムを出せるって、まだ本気出してないのかなぁ。。。
    まぁ今週末にわかる。。
  • 150r
    やはりプレシーズンはフェラーリが速いですね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村