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ルノー新型車「アルカナ」 5月に日本発売 クーペSUVの価格/サイズ/内装を解説

掲載 更新 5
ルノー新型車「アルカナ」 5月に日本発売 クーペSUVの価格/サイズ/内装を解説

他とは違うクーペSUV登場

ルノー日本法人が、独自技術のハイブリッドを採用したSUV「ルノー・アルカナ」を、5月26日に日本発売すると発表した。

【画像】ルノー・アルカナ【細部まで見る】 全70枚

海外のクーペSUVは、これまでドイツ・ブランドを中心に日本市場に送り込まれてきた。

そこに昨年末から今年にかけて、このルノー・アルカナ、シトロエンC4、EV版のE-C4といったフランス勢が加わる形となった。

アルカナの日本仕様は、発売日の公表に先駆けて、1月の東京オートサロン2022に展示。

ルノー・ブースで目の当たりにした実車は、なだらかなルーフラインも目を引いたが、それと同じくらいに際立っていたのが200mmという最低地上高の高さだった。

都市型SUVで言うとトヨタ・ハリアーは190mm、シトロエンC4は170mm。

200mmのクリアランスを持つのはスバルXV、メルセデス・ベンツGLA(AMGラインを含まず)といった面々で、雰囲気だけではない“使えるSUV”としての魅力を感じる。

スタイリングの見所とサイズ

ルノー・アルカナ日本仕様のサイズは、全長4570×全幅1820×全高1580mm。ホイールベースは2720mm。

トヨタ・カローラクロスより80mmも長いが、全幅はほぼ同じで、全高は40mm低い。

筋肉を思わせるボディサイドの造形、張り出したフェンダー、前後のスキッドプレートがSUVの力強さを表現する一方、優雅に弧を描くルーフラインがエレガンスを感じさせる。

LEDのヘッドライト、リアのコンビライトは、ルノーのモデルを象徴する「C」シェイプを象った。

リアビューは、テールゲートの幅いっぱいに伸びるシグネチャーランプが、クーペライクなフォルムとあいまって、スタイリッシュさと緊張感のある表情を作り出している。

細かなディテールを見ると、フロントにはF1から着想を得たフロントブレードを、フロントバンパー両端には前輪ホイールハウスで発生する乱流を抑えるエアディフレクターを装備。

美しさとスポーティなテイストのミックスが特徴で、それはインテリアでも目にすることができる。

内装 上質なのにスポーティ

アルカナの内装は、ルノー・スポール由来の「R.S.ライン」デザインを取り入れたもの。カーボン調パネルとレッドのアクセントが鮮烈だ。

ルノーらしいのは、そうした要素を上質なマテリアルとともに仕立てているところ。

シートは、レザー×スエード調のコンビタイプ(前席は6ウェイ電動)。ドライバーが手を触れるレザー・ステアリングホイール、シートベルトにはレッドステッチが施され、モータースポーツの血統を感じる。

計器類は10.2インチ・フルデジタル・インストゥルメントパネルに表示。インフォテインメントは、後述する7インチ・タッチスクリーンで操作できる。

パーキングブレーキは電動タイプで、オートホールド機能を標準で装備。

後席は、座面を低くすることなく、一般的な体格の男性でもルーフに頭が触れない空間を確保。足元にも余裕がある。

シャシー&パッケージ

アルカナの車体構造は、ルノー・日産・三菱アライアンスのCMF-Bプラットフォームを採用。軽量さが売りで、ハイブリッドモデルに適している。

また、高い剛性を持つため、アルカナのしなやかなサスペンションやハンドリングの正確さを引き出し、ダイナミックなドライブフィールを実現するという。

サスペンションは、フロントがマクファーソン/コイル。リアがトーションビーム/コイル。タイヤは215/55R18サイズを選んだ。

ドライブモードは、「Eco」「Sport」「My Sense(個別設定)」を用意。パワートレインのレスポンス、電動パワステのアシスト、エアコン制御が変更される。

車体後部のラゲッジスペースは、上下に分割できるダブルフロア・システム(480L)。

それ以外にも、センターコンソールに2L、アームレストに1.1Lの収納を用意。リアアームレストには1.5Lのスペースと2つのカップホルダーを備えるなど、家族で使える空間を意識した。

F1のノウハウ パワートレインに

パワートレインの注目は、独自開発のハイブリッド・システム「Eテック」の採用。速度域を問わないダイレクトなドライビングを追求した。

その構成は、「メインモーター」(駆動用:49ps/20.9kg-m)と、「HSG」(スターター&ジェネレーター:20ps/5.1kg-m)、駆動用バッテリー(1.2kWh/250V)というもの。

エンジンは1.6L自然吸気ユニット(94ps/15.1kg-m)で、シンクロナイザーを省いたドッグクラッチを用いる軽量/小型マルチモードATを組み合わせる。駆動方式はFFだ。

モーター側に2つ、エンジン側に4つのギアを持ち、それぞれからの動力を、F1で培ったノウハウで切れ目なく引き出す。

発進時はモーターのみで駆動。中速域では、モーターとエンジンを最適に組み合わせる。

高速巡行時は効率の高いエンジンを積極的に使用し、追越し時にはモーターのアシストを加える考え方だ。

ブレーキペダルを踏み込むと、回生ブレーキによってバッテリーを充電。市街地では積極的にモーター走行を行うので、WLTCモード燃費は22.8km/L(欧州参考値)を記録する。

装備/ADASについて

アルカナのADASについては、ACC(ストップ&ゴー機能付き)、レーンセンタリングアシスト&キープアシスト、360°カメラ、イージーパーキングアシスト、交通標識認識、緊急ブレーキ、後・側方車両検知などが搭載される。

快適装備については、前席とレザーステアリングのヒーター機能が冬場やアウトドアシーンで役立ちそうだし、運転席には電動ランバーサポート機能がついている。

インフォテインメントはセンターコンソールに7インチ・タッチスクリーンが用意され、スマートフォンをUSB接続すれば、Apple CarPlay、Android Autoを介して、スクリーン上で各種アプリを利用できる。

スマホのナビ機能、音楽再生、通話を使用でき、SiriやGoogleアシスタントを利用した音声入力も可能。

また、スマホのワイヤレス充電機能がコンソール下部に配置された。

なおセンターコンソールには、USBポート2つ、AUX入力1つを。コンソールの後端には、リア乗員用の2つのUSBポート、12Vソケット、エアダクトを用意した。

価格/ボディカラー

ルノー・アルカナの日本仕様は、現時点では1グレード展開。価格は下記のとおりとなっている。

アルカナR.S.ラインEテック・ハイブリッド:429万円

ボディカラーは、ブラン ペルレM(白:3万5000円高)、ブルー ザンジバルM(青)、オランジュ バレンシアM(橙)、ノワール メタルM(黒)という4色をラインナップする。

発売日は5月26日だ。

ルノー日本法人では4月下旬より、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市で、先行展示や予約制の試乗会(予約期間:2/24~3/31)を行うとしている。

ルノー・アルカナ スペック

アルカナR.S.ラインEテック・ハイブリッド 主要諸元

車両価格:429万円
全長×全幅×全高:4570×1820×1580mm
ホイールベース:2720mm
車両重量:1470kg
ドライブトレイン:1597cc直4+モーター
ギアボックス:エンジン4速/モーター2速
最高出力(エンジン):94ps/5600rpm
最大トルク(エンジン):15.1kg-m/3600rpm
最高出力(メインモーター):36kW(49ps)/1677-6000rpm
最大トルク(メインモーター):20.9kg-m/200-1677rpm
最高出力(HSG):15kW(20ps)/2865-10000rpm
最大トルク(HSG):5.1kg-m/200-2865rpm
駆動方式:2WD(FF)
燃料:ガソリン
燃料タンク容量:50L
WLTCモード燃費:22.8km/L
タイヤサイズ:215/55R18
乗車定員:5名

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みんなのコメント

5件
  • この価格でトーションビームww
    素人しか騙せないよ。
    ないわー

  • ルノー・サムスン製造による韓国車であるという事実は、華麗にスルーですか??

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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