アストン最後のV12コンバーチブルか
アストン マーティンは、V12ヴァンテージのコンバーチブル仕様を新たに発表した。最高出力700psのパワートレインを共有しながら、過激なスタイリングはややトーンダウンしたものとなっている。
【画像】アストン マーティンが誇るV型12気筒エンジン【限定生産のV12ヴァンテージと標準のヴァンテージを写真で見る】 全124枚
現在、V8エンジン搭載のヴァンテージにもコンバーチブル仕様が設定されているが、この新型車は今年発表されたばかりのV12ヴァンテージをベースにしたものだ。
新型V12ヴァンテージ・ロードスターは、アストン マーティンがリリースする最後のV12エンジン搭載コンバーチブルになることが予想される。249台の限定生産で、クーペ仕様の333台はすぐに完売した。
スタイリングにおける主な特徴はファブリックルーフだが、その他にもさまざまな変更が加えられている。
例えば、リアスポイラーは取り外され(オプションで追加可能)、その分アンダーボディのエアロダイナミクスに手が加えられた。同社の最高技術責任者であるロベルト・フェデリによれば、「量産型ヴァンテージ・ロードスターの最大10倍のダウンフォースを発生させる」そうだ。
予定生産枠はすでに完売
21インチのアルミホイールには、ミシュランのパイロット4Sタイヤが装着される。仕上げとして、サテンブラックまたはシルバーオンブラックのツートンのいずれかを選択できる。オプションで軽量な鍛造ホイールも用意されており、バネ下重量を8kg削減することができるという。
V8ヴァンテージよりもフロントグリルの面積が25%拡大され、フェンダーはクーペ仕様と共通。V12独特の筋肉質なシルエットとなった。
搭載されるパワートレインは、5.2L V12エンジンで、最高出力700ps/6500rpm、最大トルク76.7kg-m/5500rpmを発生する。
車重はクーペ仕様より60kg重くなったが(軽量化オプションをすべて加えると1850kg)、0-97km/h加速は3.5秒と、わずか0.1秒の差にとどめている。最高速度は320km/h。
価格について公式には明らかにしていないが、26万5000ポンド(約4280万円)のクーペより高価になると予想される。ただし、すでに完売しているという。
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みんなのコメント
昔から超高級輸入車の限定車は、発表前にお得意様に提案して完売させるかたちだったけど、最近は国産の新型スポーツや限定車もみんなそうだね。
時代がATのEVに向かうのがはっきりしたら、やっぱりみんな楽しい車が欲しくなりますよね。