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伝説の「GTA」が蘇る! アルファロメオ、ジュリアに500台のGTA & GTAmを設定

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伝説の「GTA」が蘇る! アルファロメオ、ジュリアに500台のGTA & GTAmを設定

Alfa Rome Giulia GTA / Giulia GTAm

アルファロメオ ジュリア GTA/GTAm

伝説の「GTA」が蘇る! アルファロメオ、ジュリアに500台のGTA & GTAmを設定

4座のGTAと2座のGTAmを500台限定で生産

アルファロメオは2020年3月2日、ジュリアの軽量高性能仕様「GTA」及び「GTAm」を500台限定で販売すると発表。現在プレオーダーを受け付けている。

毎日使えるGTAと非日常をもたらすGTAm

アルファロメオは2020年6月24日に創立110周年を迎える。その記念すべき節目にファンに向けて贈るプレゼントが「GTAの復活」だ。

ジュリア GTAはジュリア クアドリフォリオと同じドアパネルやシート、ウィンドウを使い、スポイラーやスプリッターは日常ユースに最適な仕様となっている。一方で、GTAmはよりサーキット志向であり、後席を取り払うとともにロールバーを設置、大型のフロントスプリッターやカーボン製リヤウイングを備えたアスリート仕様となっている。

ベース車両より100kgの軽量化を達成

ジュリア GTAの開発にあたり、アルファロメオのエンジニアが最大の重点を置いたのはもちろん「軽量化」。広範囲にわたる施策により、ベース車両比でじつに100kgものダイエットを達成したという。ちなみにドライブシャフトやボンネットをはじめ、ルーフ、フロントバンパー、フロントのホイールアーチ、リヤのホイールアーチのインサート部品、サベルト製6点式ハーネスを備えたスポーツシートのシェルにはカーボンファイバーを使用している。

また、サイド及びリヤウィンドウのフレームにはモータースポーツシーンで使用されているポリカーボネート樹脂「レキサン(Lexan)」を採用した。

エアロダイナミクスにはF1からの技術を投入

結果、車重は1520kgまで軽量化された。心臓部に搭載するのは最上級グレードのクアドリフォリオに搭載するオールアルミ製の2.9リッターV6ツインターボユニットで、出力は510hpから540hpまで向上している。ゆえにパワーウェイトレシオは2.82kg/hpを実現。0-100km/h加速は3.6秒を記録している。

エアロダイナミクス面ではF1で培ったノウハウを積極的に活用。ザウバー エンジニアリングとの関係に基づき、ザウバーのエアロキットを使用するなどしてダウンフォースの増強を図っている。もちろんサイドスカートやリヤスポイラー、フロント スプリッターも空力改善に最大限の効果をもたらすものが与えられた。

センターロック式の20インチホイールを装備

カーボンファイバー製リヤディフューザーの中央部分に配置されているのは、チタニウムを使用したアクラポヴィッチ製エキゾーストシステム。20インチのホイールはセンターロック式を採用している。

前後トレッドをそれぞれ50mmずつ拡大し、スプリングやショックアブソーバー、ブッシュを含めてサスペンション全体を見直すことで、主に高速走行時のハンドリングを改善。GTAmはさらに大型のフロントスプリッターやカーボン製リヤウイングで武装する。

GTAmの後席空間はヘルメットと消火器の収納スペース

キャビンではアルカンターラをふんだんに使用。ダッシュボードやドアトリム、グローブボックス、ピラー部分やシートのセンター部などはすべてアルカンターラ張りとした。

サーキット志向のGTAmはよりストイックな2座仕様となる。後席を取り払った空間には、ヘルメットや消火器のための収納スペースを設置。ロールバーを構える一方で、ドアパネルからトリム類を排除、ドアはハンドルの代わりにベルトで開く形式としている。

レーシングギアやドライビングレッスンも「標準装備」

ジュリア GTA及びジュリア GTAmは合計500台限定の生産となる。特別モデルとあって販売にも特別なサービスを用意しており、製品のスペシャリストがオーダーから納車までそれぞれの顧客をフォローする。

さらに、GTAのデザインをモチーフにしたBellのヘルメットや、アルパインスター製のレーシングギア一式(レーシングスーツ、グローブ、シューズ)、Goodwoolのボディカバーといった様々な装備類に加え、アルファロメオ ドライビング アカデミーでの特別レッスンを受けることもできるという。

アウトデルタから始まったGTAの物語

「Gran Turismo Alleggerita(軽量なグラン ツーリスモ)」の頭文字からとったGTAの原点は1965年のジュリア スプリント GTに遡る。

ボディはアルミニウムへ換装され、950kgあった車重は745kgまで絞りこまれた。1570ccの直列4気筒DOHCユニットはツインプラグを獲得して115hpを発揮。さらにツーリング選手権に参戦するマシン向けに、アウトデルタの技術者によりレーシングバージョンの最高出力は170hpまで高められた。

アルファロメオのレーシングファクトリー、アウトデルタが高度にチューンしたジュリア スプリント GTAは欧州のツーリングカー選手権を席巻。韋駄天としての実力を広く喧伝し「1日に1度の勝利をもたらす日常的に使えるクルマ」としてのイメージを築き上げた。

ジュリア スプリント GTAが1965年のアムステルダム・モーターショーでデビューして55年。GTAの三文字はアルファロメオのスポーツスピリットのアイコンであり続けてきた。500台のプレオーダーはすでに受付を開始しているが、「完売」の札が上がるまでそう時間はかからないはずだ。

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みんなのコメント

1件
  • センターロック!!
    そこいらじゃホイール脱着すらできませんね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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