スーパーGT第5戦鈴鹿、台風10号の影響で12月に開催延期

　8月31日（土）～9月1日（日）にかけて鈴鹿サーキットでの開催が予定されていたスーパーGT第5戦。台風の影響により開催可否が注目されていたが、同週末の開催が見送られ、12月に延期されることが8月28日（水）に発表された。

　今季スーパーGTは前半4レースを終了。後半戦最初のレースとして、真夏の鈴鹿で350kmレースが予定されていた。決勝レース終了後には花火の打ち上げが予定されるなど、夏の終わりに相応しい華やかなイベントとなることが期待されていたが、勢力の強い台風10号の接近によりその開催に暗雲が垂れ込めていた。

　台風10号は非常にゆっくりとした速度で日本列島に接近しており、28日15時時点で九州地方を北上中。予想される進路では、スーパーGTの予選日の31日、決勝日の1日に鈴鹿サーキットのある三重県や近畿地方に接近する予報となっている。さらにそれに伴い、レース期間中に高速道路が通行止め、新幹線が運休となる可能性があり、関係者や来場客の移動にも影響が生じるのは避けられない状況となっていた。

　鈴鹿サーキットの運営会社で、今大会の主催者でもあるホンダモビリティランド株式会社は28日の13時過ぎに、「現時点では開催に向けての準備を進めております」と発表。翌29日の13時ごろまでには開催可否に関する次のアナウンスを予定しているとしていたが、同社は28日16時に次のような発表を行なった。

「8月31日（土）、9月1日（日）に開催を予定しておりました『SUPER GT第5戦』について、台風10号の影響による、ご来場いただくお客様、関係者の安全および、今後予想される公共交通機関への影響などを考慮し、開催を見送りとし12月7日（土）、8日（日）に延期することを決定しました」

「各種チケットの取り扱いについては、すべて払戻しとさせていただきます。払戻方法や延期大会の販売内容については、9月9日（月）に改めて鈴鹿サーキット公式ウェブサイトにてご案内いたします」

「観戦を楽しみにされていたファンの皆様および関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします」