大型車の開発に向け人事強化
アルピーヌは、エンジニアリングおよびプロダクトパフォーマンス部門の新副社長にフィリップ・クリーフ氏を任命した。同氏はフェラーリで研究開発部門のテクニカル・ディレクター、アルファ・ロメオでチーフ・テクニカル・オフィサーを務めた人物である。
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クリーフ氏はアルファ・ロメオ・ジュリアやフェラーリ458スペチアーレなどの開発にも携わった。アルピーヌには3月6日に入社する。
現在のエンジニアリング担当副社長ロバート・ボネット氏とプロダクトパフォーマンス担当副社長ソバニー・アン氏は、引き続きアルピーヌの経営委員会のメンバーとして、クリーフ氏の直属の部下となる予定だ。
アルピーヌは声明で、クリーフ氏の就任により同社の極めて重要な時期に両部門が強化されることになると述べている。
アルピーヌはピュアスポーツカーのブランドから、より高級志向のブランドへと転換を進めており、2027年と2028年には2車種の電動クロスオーバーを発売する計画だ。
クリーフ氏を開発の重役に置くことで、ブランドアイデンティティであるダイナミズムを、背が高く重いクロスオーバーに吹き込もうとしていると思われる。
アルピーヌのローラン・ロッシCEOは次のように述べている。
「フィリップ・クリーフがアルピーヌに加わってくれることを嬉しく思います。ハイエンドかつスポーティな業界における彼の長年の経験は、ブランドの資産となり、特に新しい市場において豊かで有望な製品群を開発することができるようになるでしょう」
「アルピーヌは、歴史上極めて重要なこの時期に、最適な条件で準備を進めなければなりません」
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