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ルクレール、会心アタックでマクラーレン帝国下しポール獲得。レッドブルは苦戦続きで角田裕毅Q1敗退|F1ハンガリーGP予選

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ルクレール、会心アタックでマクラーレン帝国下しポール獲得。レッドブルは苦戦続きで角田裕毅Q1敗退|F1ハンガリーGP予選

 F1第14戦ハンガリーGPの予選でポールポジションを獲得したのは、フェラーリのシャルル・ルクレールだった。

 低速のハンガロリンクを舞台に開催されているハンガリーGP。ここまで3回のフリー走行は晴天のもと実施されていたが、予選前には分厚い雲がサーキット上空に広がり、気温30度、路面温度49度というコンディションだった。

【グリッド表】角田裕毅は16番手からの追い上げに|F1 2025 ハンガリーGP

■角田裕毅は16番手で敗退|Q1

 20台のうち下位5台が脱落となる18分間のQ1は、ゆっくりとした出だしに。ウイリアムズ勢が最初にコースへ姿を現し、その他のドライバーはタイミングを見てタイム計測へと出た。

 路面温度が46度に下がる中、各車が少なくとも1回目のタイム計測を完了した時点では、マクラーレンのオスカー・ピアストリが暫定トップ。その後ろに、アタックのタイミングを少し遅らせたメルセデス勢が並んだ。

 Q1突破が課題となるウイリアムズ勢は、残り8分で2セット目のソフトタイヤを投入してアタックを実施。その後、他チームも2回目のアタックに向けて動き出し、マクラーレン勢はQ1突破が確実だと捉えてユーズドタイヤを投入した。

 3セット目の新品タイヤを下ろしたウイリアムズ勢も含め、各車が最後のタイム計測を実施し、タイムシートも目まぐるしく入れ替わった。

 ここでピアストリが1分15秒211までタイムを更新してQ1トップ通過。2番手はアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ、3番手にレーシングブルズのアイザック・ハジャーが続いた。

 Q1はトップのピアストリから最下位まで、20台が1秒差という熾烈な戦いとなり、角田はアルピーヌのフランコ・コラピントに0.024秒届かず、16番手でQ2進出を逃した。アルピーヌのピエール・ガスリーやハースのエステバン・オコン、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが姿を消した。

■ノリスがトップ通過|Q2

 コース上に掻き出されたグラベルを処理するため、2分遅れてスタートしたトップ10入りを決めるQ2。雨がサーキットに接近していたことから、15分のカウントダウンが始まると、各車が続々とコースへ入り、アタックを開始した。

 サーキットでは雨粒も確認されたが、Q2最初のアタックを終えた時点では、その影響を感じさせない1分14秒890というタイムでマクラーレンのランド・ノリスが暫定トップ。ピアストリが2番手で続いた。この計測でユーズドタイヤを使用したドライバーがいたことも関係しているのか、トップ2から3番手アロンソまでは0.454秒という大きな差がついた。

 アストンマーティンのランス・ストロールがトラフィックを避けて単独アタックを行ない、僚友アロンソがQ2の走行を早々に終える中、残るドライバーはガレージでタイミングを待ち、残り4分を前にピットアウト。雨が本格化することはなかったものの、路面温度は40度まで低下していた。

 Q2最後のアタックではノリスの暫定トップタイムを上回るドライバーは現れず、トップ通過。ピアストリ、ストロールというトップ3だった。

 キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトが10番手で踏みとどまった一方、ハースのオリバー・ベアマンは0.007秒差でノックアウト。ハミルトン、ウイリアムズのカルロス・サインツJr.、コラピント、タイム抹消があったメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがQ2敗退となった。

■ルクレールがポール獲得!|Q3

 ポールポジションを決める12分間のQ3。マクラーレン、アストンマーティン、レーシングブルズが2台で駒を進め、メルセデスのジョージ・ラッセル、フェラーリのシャルル・ルクレール、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ボルトレトが残る4枠を占めた。

 最初のアタックでは新品タイヤを武器にピアストリが1分15秒398で暫定トップ。0.096秒差でノリスが続いた。持ちタイヤの都合でユーズドを使用したドライバーの中では、フェルスタッペンが5番手でトップだった。ストロールはトラックリミット違反でタイム抹消となり、ハジャーはガレージに留まり最後の1回に賭けた。

 アストンマーティン勢はトラフィックを避けて残り5分でピットアウト。2台とも新品タイヤを履き、アロンソが2番手、ストロールが4番手にポジションを上げた。

 残る8台はそこからコースに入り、最後のアタックを開始した。ここでもマクラーレンがライバルを突き放し、再び1-2に並ぶのかとも考えられたが、思わぬ伏兵……フェラーリのルクレールが1周を完璧にまとめあげて1分15秒372をマーク。ピアストリはそこに0.026秒、ノリスは0.041秒届かず、ルクレールが今季初のポールポジションを獲得した。

 4番手ラッセルの後ろにはアロンソ、ストロールのアストンマーティン勢。アロンソは背中に怪我を負っての出場だが、その影響を感じさせない走りを見せた。

 7番手はルーキーのボルトレト。苦戦続きとは言え4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンをひとつ上回った。9~10番手にはレーシングブルズのリアム・ローソンとハジャーが並んだ。

文:motorsport.com 日本版 滑川 寛
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みんなのコメント

1件
  • wat********
    ポールを リアルタイムで、追えないディレクターw
    セクター2を通過して あわてて表示を出したが、ルクレールがフィニッシュしてから映った
    これまで気温が下がると メルセデスが速く、フェラーリは苦戦するのが パターンだったから仕方ない
    余り期待していなかったが、ロイック·セラは 良い仕事をした様だ、少なくともルクレールには…
    リアのダンパーを ハードにする事無く、ライドハイトの上下動変化が少なくなり 安定したフロアダウンフォースが出て、その分リアウィングを寝かせて フロントが入る様になり、ルクレール好みの オーバーステアなハンドリングになった
    ハミルトンが アンダーとオーバーが出て、安定しないと言うが
    このコースは 大きなカートコースの様であり、カートから間もない 若手が速く、新人が初勝利し易い ドライバーズサーキット、アンダーは消すのが マストで
    マシンは劣るが、ポールを獲るマックスとルクレールは 別格だ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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