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F1日本GPいよいよ開幕、フェルスタッペンがホンダの地元・鈴鹿で2年連続チャンピオンを決めるか【日本GPプレビュー】

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F1日本GPいよいよ開幕、フェルスタッペンがホンダの地元・鈴鹿で2年連続チャンピオンを決めるか【日本GPプレビュー】

2022年10月7日、いよいよF1第18戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕。日本GPは新型コロナウイルスの影響で2年連続中止となっていて、3年ぶりの開催となる。それだけに待ちに待ったグランプリだが、今年はレッドブルのマックス・フェルスタッペンがここでチャンピオンを決める可能性が濃厚であること、ホンダが冠スポンサーを担当すること、さらに角田裕毅(アルファタウリ)が日本人F1ドライバーとしての凱旋グランプリとなることなど、とくにみどころが多い。なお観戦チケットは完売、金曜日1日券のみローソン・ミニストップなどでの前売および当日販売がある。土曜日と日曜日の当日券はない。

今週末の鈴鹿の天気は雨模様か!?
フェルスタッペンの圧倒的優位で迎える2022年F1シリーズ終盤。第18戦日本GPはドライバーズチャンピオン決定レースとなりそうだ。

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第17戦シンガポールGPを終えて、ドライバーズランキングトップのフェルスタッペン(レッドブル/341ポイント)を逆転できる可能性があるのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ/237ポイント)とセルジオ・ペレス(レッドブル/235ポイント)のみ。

日本GP以降の残る4戦で各ドライバーが獲得できる最大得点は112ポイントのため(ブラジルGPはスプリントフォーマットで開催される)、フェルスタッペンは日本GPで「優勝+ファステストラップ」を達成すれば、ほかのドライバーの結果に関係なくチャンピオンに輝くことになる。またそのほかの場合でも、フェルスタッペンがルクレールとペレスに対し鈴鹿で8ポイント差をつけてフィニッシュすればよく、タイトル確定の可能性は高いと言えるだろう。

「今週末の鈴鹿の天気は雨模様」という予報が出ているが、天候がどんなドラマを作り出すか、どんな結末が待っているのか楽しみにしよう。

2022年 F1ドライバーズランキング(第17戦終了時)
1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)341
2位 C.ルクレール(フェラーリ)237
3位 S.ペレス(レッドブル)235
4位 G.ラッセル(メルセデス)203
5位 C.サインツ(フェラーリ)202
6位 L.ハミルトン(メルセデス)170

2022年 F1コンストラクターズランキング(第17戦終了時)
1位 レッドブル 576
2位 フェラーリ 439
3位 メルセデス 373
4位 マクラーレン・メルセデス 129
5位 アルピーヌ・ルノー125

ちなみに、前回2019年の日本GPは台風の影響で予選と決勝を日曜日の午前と午後で行なう異例のスケジュールとなったが、レースは台風一過の快晴のもと、メルセデスのバルテリ・ボッタスが3番手スタートから優勝。フェラーリのセバスチャン・ヴェッテルが2位。メルセデスのルイス・ハミルトンが3位とファステストラップポイントも獲得し、メルセデスのコンストラクターズ選手権6連覇が決まった。

午前の予選でポールポジションを獲得したヴェッテルはスタートのタイミングが合わずボッタスに先行を許し、ハミルトンに揺さぶりをかけられる厳しい状況となった。

なお、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスタートでフェラーリのシャルル・ルクレールに押し出され、マシンを壊してリタイアに終わった。

【参考】2019 F1第17戦日本GP 予選結果
1位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ) 1:27.064
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)1:27.253
3位 77 V.ボッタス(メルセデス) 1:27.293
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:27.302
5位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:27.851
6位 23 A.アルボン(レッドブル・ホンダ)1:27.851
7位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:28.304
8位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:28.464
9位 10 P.ガスリー(トロロッソ・ホンダ)1:28.836
10位 8 R.グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:33.517

【参考】2019 F1第17戦日本GP決勝 結果
優勝 77 V.ボッタス(メルセデス)52周
2位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ)+13.343s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+13.858s
4位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ)+59.537s
5位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+69.101s
6位 3 D.リカルド(ルノー)+1周
7位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+1周
8位 10 P.ガスリー (トロロッソ・ホンダ)+1周
9位 11 S.ペレス(レーシングポイント・メルセデス)+1周
10位 27 N.ヒュルケンベルグ(ルノー)+1周
リタイア 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

単純な超高速コースではない、タフでチャレンジングなコース
では、日本GPの舞台となる鈴鹿サーキットはどんなコースだろうか。

鈴鹿サーキットは、F1での平均速度が211km/hと高く、1周のうち66%がフルスロットルになると言われる高速コース。100km/h以下で通過するものはヘアピンのみで、ストレート部分は少ないが300km/hで通過するコーナー「130R」もあるなど単純な高速コースではなく、「走っていて楽しいサーキット」とドライバーからの人気も高い。最高速は1コーナー手前ではなく最終シケイン入り口で計測される。

マシンバランスが問われるS字、特に難しいと言われる複合コーナーのデグナー、タイヤに負担がかかるスプーン、超高速コーナーの130Rなど、名物コーナーは数多い。コース幅が狭くオーバーテイクは簡単ではないが、1コーナー、ヘアピン、シケインなどでオーバーテイクが見られる。

降雨の可能性が高いのも特徴で、2019年は土曜日のスケジュールが台風の影響でキャンセルとなっている。

タイヤを供給するピレリは、日本GP開幕にあたって「鈴鹿サーキットは世界的にも珍しい8の字レイアウトですが、これは左右のタイヤに均等にバランスよく負荷がかかることを意味します。ただし、コースはタフでタイヤに大きな負荷がかかりますし、鈴鹿のアスファルトは摩耗性が高く、タイヤはラップをとおして大きなG荷重にさらされているので、最も硬いコンパウンド、 ハード=C1 、ミディアム=C2 、ソフト=C3を設定しました。これは3年前のセットと同じですが、新しい18インチタイヤとなりますので、同じとは言えません。前回はメルセデスのボッタスがソフト→ミディアム→ソフトの2ストップ、前々回はメルセデスのハミルトンがソフト→ミディアムの1ストップで優勝しています」と分析している。

さて2022年はどんなレースとなるのか。F1第18戦日本GPは、10月7日金曜日12時からのフリー走行1回目で開幕、予選は10月8日15時、決勝は10月9日14時に開始される

2022年F1第18戦日本GP タイムスケジュール
フリー走行1回目:10月7日12時~13時
フリー走行2回目:10月7日15時~16時30分
フリー走行3回目:10月8日12時~13時
予選:10月8日15時~16時
決勝(53周):10月9日14時~

[ アルバム : 2022年F1第18戦日本GP プレビュー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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