バーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕した2024年のFIA F2。開幕戦の予選ではクシュ・マイニ(インヴィクタ・レーシング)が最速タイムを記録したが、予選後に失格の裁定が下った。
アルピーヌ育成ドライバーのマイニは、非常に僅差の争いとなった予選で頭ひとつ抜けたタイムを記録。チームメイトで2番手のガブリエル・ボルトレトに対して0.219秒の差をつけてポールポジションを獲得したかに思われた。
しかしながら、予選後に行なわれた車検で、マイニのマシンに規定違反が発覚。左側のアンダートレイにある前方外側のストレーキの高さが規定値を下回っていたのだ。
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これによりマイニの予選タイムは全て抹消され、スプリントレースとフィーチャーレースを共に最後尾からスタートしなければならなくなった。
FIAはこの件について声明で次のように説明している。
「9号車(マイニ車)に関して、テクニカルデリゲートの報告書で定義されているエリアにある左アンダートレイのフロント外側ストレーキが、2024年フォーミュラ2テクニカルレギュレーションの第3.4.1条および第3.4.2条に記載された閾値を超えていた」
「9号車を予選セッションから失格とする。予選セッションで記録された9号車のタイムは全て抹消される。9号車より後ろの順位となっている全ての車両は、順位がひとつ繰り上がることになる」
「9号車はその他ペナルティが適用された後、スプリントレースをグリッドの最後方からスタートすることを許可する。また、あらゆるペナルティが適用された後、フィーチャーレースをグリッドの最後方からスタートすることも許可される」
文書によると、チームがこの裁定を受け入れていることも記されている。マイニ本人は縁石に乗ったことでマシンの下面が損傷したのではないかと考えているようで、チームも車両のパフォーマンスを上げるために無理をしたわけではないとしている。
これにより、昨年のFIA F3チャンピオンであるボルトレトがデビュー戦ながらポールポジションに。フィーチャーレースを最前からスタートすることになる。2番手はアイザック・ハジャー(カンポス)、3番手はゼイン・マローニ(ロダン・モータースポーツ)、4番手はデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)となり、こちらもF2デビュー戦となる宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ)は5番手に繰り上がることになる。
なおF2は金曜日にまずスプリントレースが実施される。グリッドは予選トップ10がリバースグリッドとなり、予選10番手のジャック・クロフォード(DAMS)がポールポジションとなる。
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