若者の車離れが進んでいると言われる現代においても、生活に欠かせない移動手段として、人生を豊かにするアイテムとして車を大切に乗っているカーユーザーは多い。では、車を日常的に運転している人たちは1ヵ月あたりどれくらいの維持費を支払い、また、どんな車種に乗っているのだろうか?
ソニー損害保険はこのほど、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、「全国カーライフ実態調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答を得た。ここでは「運転実態と車の維持費」と「今乗っている車・次に購入したい車」に関する調査結果を抜粋し、紹介する。
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運転実態と車の維持費
■1ヵ月あたりの車の維持費は平均13,900円、4年連続で増加
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(24.2%)や「5,000km超7,000km以下」(21.8%)との回答が多くなり、年間走行距離の平均は6,972kmとなった。
年代別にみると、年間走行距離の平均は30代(7,338km)が最も長くなった。(図1)
(図1)
過去の調査結果と比較すると、年間走行距離の平均は2020年6,017km、2021年6,186km、2022年6,727km、2023年6,791km、2024年6,972kmと、2021年以来、緩やかな増加傾向が継続していることがわかった。(図2)
(図2)
次に、車の維持費や負担感について質問した。1ヵ月あたりの車の維持費(※1)を聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(30.5%)との回答が多くなり、維持費の平均は13,900円(※2)となった。主に運転している車のボディタイプ別にみると、維持費の平均が最も低くなったのは軽自動車(10,700円)、最も高くなったのはセダン(17,900円)だった(※3)。(図3)
(図3)
過去の調査結果と比較すると、維持費の平均は2020年10,900円、2021年11,700円、2022年12,800円、2023年13,500円、2024年13,900円と、4年連続で増加した。(図4)
(図4)
(※1):保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のことで、税金、ローン返済、有料道路通行料は除く。
(※2):100円未満は四捨五入
(※3):オープン・クーペは参考値のため分析対象から除外
また、車の諸経費で負担に感じるものを聞いたところ、「ガソリン代・燃料代」(68.4%)が最も多くなり、「自動車税」(62.1%)、「車検・点検費」(59.4%)、「自動車保険料」(46.2%)、「駐車場代」(19.9%)が続いた。
居住地別(※4)にみると、「駐車場代」は都市部では35.8%と、地方(16.6%)に比べて19.2ポイント高くなった。(図5)
(図5)
過去の調査結果と比較すると、「ガソリン代・燃料代」は2022年68.1%、2023年66.4%、2024年68.4%と、3年連続で7割近くとなった。原油価格高騰や円安による輸入価格上昇の影響で、ガソリン価格は高止まりの状態が続いているため、負担感を持っている人が多いのではないだろうか。(図6)
(図6)
■ガソリン代・燃料代の節約方法、1位は「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」
全回答者1,000名に、ガソリン代・燃料代を節約するために行っていることを聞いたところ、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」(37.2%)が最も多くなり、「急発進・急停車をしない」(32.4%)、「適度にエンジンオイルを交換する」(31.3%)、「速度を出しすぎない」(25.4%)、「定期的にタイヤの空気圧を点検する」(24.4%)が続いた。給油方法や運転方法、適切なメンテナンスによって節約している人が多いようだ。(図7)
(図7)
今乗っている車・次に購入したい車
■今乗っている車 1位「軽自動車」、2位「コンパクトカー」、3位「ミニバン」
全回答者1,000名に、主に運転している車のボディタイプを聞いたところ、「軽自動車」(35.0%)が最も多くなり、「コンパクトカー」(17.2%)、「ミニバン」(16.4%)、「SUV・クロカン」(12.9%)、「セダン」(9.6%)が続いた。
男女別にみると、女性では「軽自動車」が47.4%と、男性(22.6%)と比べて24.8ポイント高く、男性の2倍以上となった。男女・年代別にみると、10代・20代女性では「軽自動車」(55.2%)が半数以上となった。また、30代男性、40代男性では「ミニバン」(順に24.8%、28.0%)が最も多くなった。(図8)
(図8)
主に運転している車のエンジン・モーターのタイプを聞いたところ、「ガソリン自動車」(64.6%)が最も多くなり、「ハイブリッド自動車(HV)」(24.8%)、「クリーンディーゼル自動車(CDV)」(3.1%)、「プラグインハイブリッド自動車(PHV)」(2.5%)、「電気自動車(EV)」(1.2%)が続いた。
過去の調査結果と比較すると、「ハイブリッド自動車(HV)」は2023年19.0%、2024年24.8%と5.8ポイント上昇した。ハイブリッドシステムを採用する車種の増加の影響がうかがえる。(図9)
(図9)
■次に車を買替える時に購入したい車 1位「N-BOX(ホンダ)」、2位「プリウス(トヨタ)」、「ルーミー(トヨタ)」が大幅上昇し3位に
全回答者1,000名に、次に買替える時に購入したい車について質問した。
購入したい車のエンジン・モーターのタイプについて、回答をみると、「ガソリン自動車」(39.5%)が最も多くなり、「ハイブリッド自動車(HV)」(38.7%)、「プラグインハイブリッド自動車(PHV)」(8.0%)、「電気自動車(EV)」(7.5%)、「クリーンディーゼル自動車(CDV)」(5.5%)が続いた(※5)。(図10)
(※5):購入したい車のエンジン・モーターのタイプを考えている人(=「わからない」と回答した方を除いた750名)が集計対象
(図10)
最も購入したいと思う車(車種)を聞いたところ、1位「N-BOX(ホンダ)」(4.4%)、2位「プリウス(トヨタ)」(4.1%)、3位「アクア(トヨタ)」「ルーミー(トヨタ)」(いずれも3.2%)、5位「アルファード(トヨタ)」「ノア(トヨタ)」(いずれも2.9%)となった(※6)。
男女別にみると、男性では1位「プリウス(トヨタ)」(5.1%)、2位「アルファード(トヨタ)」(4.1%)、3位「ハリアー(トヨタ)」(3.9%)、4位「アクア(トヨタ)」(3.7%)、5位「ノア(トヨタ)」(3.0%)、女性では1位「N-BOX(ホンダ)」(6.4%)、2位「ルーミー(トヨタ)」(5.1%)、3位「タント(ダイハツ)」「ムーヴ キャンバス(ダイハツ)」(いずれも4.1%)、5位「プリウス(トヨタ)」(3.1%)となった。
過去の調査結果と比較すると、昨年18位だった「ルーミー(トヨタ)」が大幅上昇し3位となったほか、昨年2位だった「N-BOX(ホンダ)」が1位、5位だった「アクア(トヨタ)」が3位、12位だった「ノア(トヨタ)」が5位、10位だった「タント(ダイハツ)」が8位とそれぞれ上昇した。(図11,12,13)
(※6):最も購入したい車のメーカー・ブランドが決まっている方824名が集計対象
(図11)
(図12)
(図13)
<調査概要>
調査タイトル :2024年 全国カーライフ実態調査
調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女
(10代・20代、30代、40代、50代、男女各125名)
調査期間 :2024年7月12日~7月16日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
実施機関 :ネットエイジア株式会社
出典:ソニー損害保険株式会社
構成/こじへい
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みんなのコメント
気をつけて運転をしているけれど、いつ事故に巻き込まれるかはわからないからな。
寒さに弱い車なんて何の役にも立たない。