今季からホンダ製パワーユニットを使うトロロッソ。ここまで5戦を終え、入賞2回と、まずまずの成績を残している。そのトロロッソは、ただホンダのPUを使うだけではなく、日本との関係を重視し、そして今後もその結びつきが強くなっていくことを予期している。
F1に日本人ドライバーがいなくなって久しい。日本人ドライバーが最後にF1に参戦したのは、2014年のアブダビGPでのこと。ケータハムのマシンを駆った小林可夢偉が最後である。以来丸3年、グランプリを走った日本人はいない。
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しかし、2015年にF1復帰を果たしたホンダは、同社のパフォーマンス向上もさることながら、日本人ドライバーがF1に参戦することも熱望しており、そのため、同社育成のドライバーをF1直下のカテゴリーで戦わせてきた。そして、現時点でF1昇格最有力なのは、今年FIA F2とスーパーフォーミュラにダブルエントリーしている福住仁嶺であると言われている。
ホンダとの関係性からしても、福住がF1デビューを果たすならば、それはトロロッソからである可能性が高い。これについて同チームのフランツ・トスト代表に問うと、彼は次のように説明した。
「もちろん、我々にはホンダとの関係がある。そして我々が望んでいることは、遅かれ早かれ、日本人ドライバーを走らせることだ」
そうトスト代表は語る。
「しかしその可否ついては、今は彼(福住)の手にかかっている。彼は良いパフォーマンスを示す必要があるし、それを見て我々が判断することになる」
今季からホンダとのパートナーシップを結んでいるトロロッソ。それについてトスト代表は、非常に満足していると改めて語った。
「私はとても満足している。ホンダと、素晴らしい関係を築いているんだ。そして皆さんもご覧になったように、特にバーレーンでホンダは素晴らしい進歩を遂げた。我々は信頼性が高く、とてもパワフルなパワーユニットを持っているし、ホンダとの素晴らしい協力関係を築いている」
ホンダがトロロッソで素晴らしい性能を発揮することができれば、その関係はレッドブルにも拡大し、来季は”レッドブル・ホンダ”が誕生するのではないかと見る向きもある。これについてトスト代表は、次のように語った。
「もちろん、レッドブルはすべてを見ている。しかし彼らが最終的にどんな決断を下すのか、私にはまだ分からない。レッドブル・レーシングが決めることだ。様子を見よう」
しかしもしホンダがレッドブルにもパワーユニットを供給することになれば、それはトロロッソにもメリットのあることだと、トスト代表は考えている。
「それはアドバンテージになるだろう。なぜなら、2チームに供給することができれば、その分データを蓄積することができる。そのことは、ホンダと、そしておそらくトロロッソにとって、利点になるだろう」
それでも、パフォーマンスと信頼性を高めるためには、まだまだやるべきことがある。
「様々な開発ステップがある。そして、その作業がどのように進んでいき、そして信頼性がどう高まっていくのか、シーズンを通じて見てみることにしよう」
ホンダとの関係を築く上で、オフシーズンに行われた”日本人”に関するセミナーを開いたことが、非常に重要だったと言われている。このセミナーについて改めて訊くと、トスト代表は次のように説明した。
「確かにセミナーを行った。昨年の11月~12月のことだ。スタッフが日本人の考え方や文化を理解し、愚かな間違いをしないようにね。チームの広報担当もこれに参加したんだ」
トスト代表のインタビューに同席していたチーム広報担当者に、何を学んだのかを訊くと、彼女は次のように語った。
「とても多くのことです。我々は、今やっていることを当然だと考え、そして自分たちのやり方でやっていくことに慣れています。でも今回は、そうではないということに気づかされたことがとても重要でした」
「日本の人たちが普通だと思っていることは、我々にとっては普通ではないかもしれない。だから、愚かな過ちが起こってしまうことは普通のことなのです。しかも、彼らにとっては、とても失礼なことになる可能性だってあります」
「でもそんなことで、関係を壊したくはありません。もっと良い関係を構築していきたいのです。今回のセミナーは、彼らの物の見方を理解する上で、とても、とても有益だったと思います」
そうトロロッソの広報担当女史は語る。
「日本人は、とても素晴らしく、礼儀正しく、そしてとても敬意を払うということで有名です。一方、ヨーロッパ人は時に少し利己的です。でも、我々の社会はこういうモノなので、そうするのが普通です。だから彼らの助けになろうとすることは、結局は私のためになるんです」
そう語る広報担当女史に、トスト代表は次のように返した。
「もちろんだ。君の考え方は正しい」
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