■昔あった個性的なバイク5選!
まず始めに紹介するのは、1976年に発売されたホンダ「Road Pal NC50」。排気量49cc、空冷2ストローク単気筒エンジンを搭載した、自転車とバイクの中間のような乗り物です。
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1970年代初頭は、軽自動車の普及や暴走族によるバイクのイメージダウンがあり、バイクの需要が落ち込んだ時期でした。そこで、新しい需要を生み出すために開発されたのが、このロードパルなのです。今までバイクに乗ることが少なかった女性をターゲットにしており、女性でも扱いやすい新機能を採用している点が特徴です。例えば、キックスターターではなくぜんまい式の始動方式が開発されたほか、大きさはミニサイクル程度で、軽量化にも力が入れられています。
そしてロードパルは、自転車2台分という価格も評判を呼び大ヒットして、ファミリーバイクの先駆けとなりました。
次に紹介するのは、1981年に発売されたホンダ「モトコンポ」。排気量49cc、空冷2サイクル単気筒のエンジンを搭載した折り畳みができるバイクです。ハンドルとシートを車体内に格納でき、格納すると上面がフラットになるのが最大の特徴といえるでしょう。
初代のホンダ「シティ」と同時に発売されており、折り畳むことで乗用車のトランクに搭載できるようにしたバイクでもあります。コンセプトはずばり「新しいアウトドアライフ」。バイクをクルマのトランクに積み、目的地に到着した後でバイクに乗って移動を楽しむことを目的とした、新しい発想が注目を浴びました。車両重量も42kgと、大人が2人いれば楽に持ち上げることができたようです。
しかし、同時に発売したシティがヒットしたのに対してモトコンポの販売はあまり伸びなかったようで、残念ながら1985年に生産を終了しています。
続いて紹介するのは、1982年に発売されたスズキ「GSX750Sカタナ」。排気量747cc、空冷4ストローク4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載した大型のバイクです。
スズキが1980年のケルンモーターショーで発表したGSX1100Sカタナが、そのデザインと最高クラスのスペックによって「ケルンの衝撃」と呼ばれるほどに注目されました。翌年にはヨーロッパで販売を開始して、大ヒットとなりましたが、日本国内には排気量規制があったため日本向けにエンジンを排気量750cc化したのが、このGSX750Sカタナなのです。
国内で問題になったのは排気量だけではありません。低いハンドルが問題となり形状が変更されたほか、カタナというネームが問題になり、サイドデカールが取り外されたりしたのです。これらの変更点が、国内で発売を待ち望んでいたファンをがっかりさせたことでも話題になりました。また、GSX750Sカタナ3型には2輪車としては初採用となる、可動式のリトラクタブルヘッドライドを採用して独自性を追求した1台でもあります。
4つ目に紹介するのは、1983年に発売されたホンダ「ビート」。これは、排気量49cc、水冷2サイクルエンジンを搭載したスポーツ感覚のスクーターです。
排気量50ccクラスのスクーターでは世界初のデュアルハロゲンヘッドライトを装備していたため、とてもユニークな顔をしていました。この他にも世界初の機能が数多く搭載されていたのが、ビートの特徴といえるでしょう。水冷2サイクルエンジンが搭載されたことはスクーターでは世界初であることに加え、メンテナンスフリーバッテリーの採用も2輪車で世界初だったのです。
また、低回転域と高回転域でトルクの2段階切り替えができるV-TACS(可変トルク増幅排気システム)が採用されており、足元に操作ペダルがあるのも特徴。このV-TACSによって最高出力7.2psを出すことができたのです。残念ながら1986年には生産を終了していますが、世界初の異能を多数搭載した優秀な1台だったといえるでしょう。
最後は、排気量249cc、空冷4ストロークエンジンを搭載したスクーターとマニュアル車の中間的な存在のバイクであり、1992年に発売されたスズキ「SW-1」。です。
このバイクは、フルカバードボディーで丸みを帯びたレトロなデザインが大きな特徴。シート前やボディーサイドにはトランクスペースが設けられており、街中での利用を意識したデザインだったことが分かるでしょう。1992年度のグッドデザイン賞を受賞したことでも注目を浴びました。
残念ながら価格設定が非常に高価だったこともあり販売が振るわず、短期間のうちに生産を終了しています。しかし、かわいらしい独創的なデザインには定評があり、発売から約30年となる現在でも、中古車市場では人気のモデルです。
※ ※ ※
1970年代から90年代にかけて販売されていた個性的な5つのバイクを紹介しました。どれもユニークなデザインでしたが、時代的な背景もあわせて見てみると、興味深く感じられるのではないでしょうか。新車購入することは叶いませんが、気になった方は中古車市場をチェックしてみるのも良いかもしれません。
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イタリアの大女優、ソフィア・ローレンの「ラッタッタッ!」
このCMを製作したのが後に「尾道三部作」でメガホンを執った
あの大林宣彦監督でいらっしゃいます。
本車でキックスターターの煩わしさを軽減するために考え出された
ゼンマイ蓄力式スターターの作動方法をソフィア嬢に指導するために
監督の即興で出されたのが、この「ラッタッタッ!」のフレーズだった
といわれています。
そういった意味では大林監督も名コピーライターだったとも言えますね。
この「ロードパル」の大成功に衝撃を受けたのが最大のライバル・ヤマハ
翌77年に八千草薫さんをCMキャラクターに迎えて「パッソル」を発売し
いわゆる「ファミリーバイク」「ソフトバイク」なる一大市場をつくる
ことになります。
ちょっと遅れて1982年にはスズキが「ラブ」を発売しますが、このCMに
起用されたのは…若き日のあの「マイケル・ジャクソン」でした…