日野自動車は2月1日、豊田自動織機のエンジン認証不正問題で、小型トラック「デュトロ」などを生産する羽村工場(東京都羽村市)第2ラインの稼働停止を2日まで延長すると発表した。同ラインでは現在、不正問題に該当する「GDエンジン」搭載車以外の車両の生産も停止しているが、GDエンジン搭載車を除いて生産を再開できるか検討している。
羽村工場第2ラインでは、複数のエンジンを搭載する車両を混流生産しており、GDエンジン搭載車以外のみで生産再開するためには、生産システムの更新が必要だという。1月29日の2直から稼働を停止しており、2月5日以降の稼働については2日中に判断するとしている。
トヨタ、豊田自動織機の不正による稼働停止を2/5まで延長 国内4工場6ラインで生産するランクル・アルファードなど
同ラインでは、デュトロのほか、トヨタ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する小型トラック「ダイナ」なども生産している。
豊田自動織機の不正問題では、トヨタが29日から国内4工場6ラインで稼働を停止している。当該エンジンを搭載する国内向けの車種は「ハイエース」「ランドクルーザー300」など6車種だが、同一ラインで生産する「アルファード/ヴェルファイア」などの生産も停止している。
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