現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ターボ全盛の今、あえての選択は有りか!? 大排気量セダン3選

ここから本文です

ターボ全盛の今、あえての選択は有りか!? 大排気量セダン3選

掲載 更新 68
ターボ全盛の今、あえての選択は有りか!? 大排気量セダン3選

■ちょっと前までたくさんあった、大排気量NAセダンを振り返る

 近年、欧州車から採用が拡大した小排気量のターボエンジン、いわゆる「ダウンサイジングターボ」は、国産車にも定着しつつあります。

スープラ並みに速いセダンがあった? 絶滅寸前なスゴいセダン5選

 動力性能をキープしつつ燃費や環境性能が向上し、気筒数を減らすことで軽量コンパクト化や、部品点数の削減によるコストダウンが可能とあって、爆発的に普及しました。

 たとえば、かつての2リッターエンジンは1.5リッターターボへ、3.5リッターエンジンは2リッターターボへと置き換わり、なかでもミドルクラス以上のセダンは、世界的にも2リッターターボが主流になりつつあります。

 一方で、少し前の国産セダンでは、自然吸気エンジンを搭載したモデルが多数存在。そこで、往年の大排気量かつスポーティなセダンを、3車種ピックアップして紹介します。

●スバル「レガシィB4 3.0R」

 2003年に登場した4代目レガシィは、ボディサイズが拡大され3ナンバーサイズ化されたことや、等長エキゾーストマニホールドの採用により、スバルの水平対向エンジン独特の排気音が消えたことで、新世代のレガシィとして話題となりました。

 4代目では先代から引き続きターボモデルがメインでしたが、エンジンの改良により上質さは大きく進化。その上質さをさらに高めたのが、追加ラインナップされた「3.0R」です。

 最高出力250馬力を発揮する3リッター水平対向6気筒エンジンを搭載する、2リッター4気筒ターボエンジン搭載車とは異なるエレガントかつパワフルな走りが可能でした。

 さらに2004年には、専用チューニングのビルシュタイン製ショックアブソーバーや、専用の外装パーツ、18インチホイールを装備する「3.0R Spec B」を発売。

 トランスミッションは当初、6速MTのみで走りを重視していましたが、後に5速ATを追加し、幅広いユーザーに大排気量の自然吸気エンジンの魅力をアピールしました。

●ホンダ「レジェンド」

 1985年に登場したホンダ初代「レジェンド」は、国内外でフラッグシップとなる高級セダンとして開発されました。

 そして、2004年に発売された4代目では、それまでの280馬力自主規制値を日本車で初めて超えた最高出力300馬力を発揮する、新開発の3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。

 さらにトピックスとして、ドライブトレインに4輪の駆動力を制御することで高いコーナリング性能を発揮する、世界初となる4WDシステム「SH-AWD(スーパーハンドリングAWD)」を採用しています。

 SH-AWDの機能は、カーブの内側と外側それぞれのタイヤの駆動力だけでなく、前後の駆動力を最適に制御し、タイヤのグリップ力を最大限に保つことで、カーブのターンインから脱出までをスムーズかつスピーディにおこなえるというものです。

 4代目レジェンドのハイパワーなエンジンとSH-AWDは高く評価され、現行モデルのレジェンドや「NSX」にも受け継がれています。

■賛否両論あったスカイラインとは!?

●日産「スカイライン 350GT」

 2001年に発売された日産11代目「スカイライン」は、従来まで搭載してきた直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジンにスイッチし、グローバルに展開する高級セダンを目指して開発されました。

 当初、エンジンは「セドリック/グロリア」の2.5リッターと3リッターを改良したもので、縦置きフロントミッドシップに搭載。

 しかし、古くからのスカイラインファンからは、V型エンジンと空力性能を重視した曲線的なボディデザインは「これはスカイラインではない」など、賛否両論がありました。

 ファンには不評だったV型6気筒化でしたが、2002年になると「エルグランド」用の3.5リッターV型6気筒をチューニングしたエンジンと、パドルシフトによる変速が可能な「エクストロイドCVT」を組み合わせ、専用の味付けのサスペンションやブレーキなどを備えた「350GT-8」を追加ラインナップ。

 さらに、2003年になると6速MTも選べる「350GT」シリーズが登場し、かつてのスポーティさを取り戻しました。

 最高出力272馬力の出力によって、ゆっくりとジェントルに走らせることや、6速MTを介してスポーティに走ることも可能となっています。

※ ※ ※

 大排気量自然吸気ならではの魅力というと、低速からリニアに立ち上がるトルク感や、アクセルに対するエンジンレスポンスの鋭さなどがあります。

 近年のターボエンジンもターボラグが抑え込まれて、かつてのようなストレスを感じることがありませんが、やはり自然吸気の反応にはわずかに及ばない部分もあります。

 そうなると、かつての大排気量自然吸気車を選びたくなりますが、新車登録(初度登録)から13年を超えたクルマは、自動車税や重量税が懲罰的に加算されるため、古い大排気量車に手が出しづらいのが現状です。

こんな記事も読まれています

カタナを1/6スケールで再現!「KATANA ブロックキット」の予約販売が CAMSHOP.JP でスタート!
カタナを1/6スケールで再現!「KATANA ブロックキット」の予約販売が CAMSHOP.JP でスタート!
バイクブロス
アロンソ、ペナルティの一貫性向上に向けFIAと協議「会長は耳を傾けてくれた」新たなドライビングガイドライン策定へ
アロンソ、ペナルティの一貫性向上に向けFIAと協議「会長は耳を傾けてくれた」新たなドライビングガイドライン策定へ
motorsport.com 日本版
2024 SUPER GT第2戦 FUJI GT 3HOURS RACE Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳組が2位スタートから逆転勝利!8万人のファンとともに盛り上がる
2024 SUPER GT第2戦 FUJI GT 3HOURS RACE Niterra MOTUL Z 高星 明誠 / 三宅 淳組が2位スタートから逆転勝利!8万人のファンとともに盛り上がる
AutoBild Japan
【ブレイズ】ボード&水上バイクのイベント「中部ボートショー2024 in常滑」に出展
【ブレイズ】ボード&水上バイクのイベント「中部ボートショー2024 in常滑」に出展
バイクブロス
テール周りの印象を変える「LED ライン テールライトシリーズ」がダートフリークから登場!
テール周りの印象を変える「LED ライン テールライトシリーズ」がダートフリークから登場!
バイクブロス
4人寝られるSUV! 車中泊が大得意なミツビシ アウトランダーPHEVがベースのキャンパー
4人寝られるSUV! 車中泊が大得意なミツビシ アウトランダーPHEVがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
日産が新型「3列ミニバン」初公開! 全長5m級&大開口スライドドア採用!? 「エヴァリア」とは 欧州で発表
日産が新型「3列ミニバン」初公開! 全長5m級&大開口スライドドア採用!? 「エヴァリア」とは 欧州で発表
くるまのニュース
ターメリックイエローのホンダ「CT125・ハンターカブ」が1/12スケールで新登場
ターメリックイエローのホンダ「CT125・ハンターカブ」が1/12スケールで新登場
バイクのニュース
トヨタの2024年3月期決算、営業利益が日本企業初の5兆円超え 今期は成長投資に2兆円
トヨタの2024年3月期決算、営業利益が日本企業初の5兆円超え 今期は成長投資に2兆円
日刊自動車新聞
[マツダ6後継セダン]だけじゃない!! パクリカーの時代は終わり!! 中国車のクオリティが爆上がりでヤバいゾ日本!!
[マツダ6後継セダン]だけじゃない!! パクリカーの時代は終わり!! 中国車のクオリティが爆上がりでヤバいゾ日本!!
ベストカーWeb
1,000台限定のスペシャル・エディションも発表!  新型「BMW M4 CS」が登場
1,000台限定のスペシャル・エディションも発表! 新型「BMW M4 CS」が登場
LE VOLANT CARSMEET WEB
日本一のラグジュアリームーバー「レクサスLM500h」で巡る古都。伝統と美食の京都を、極上の移動体験とともに味わう【ロングランテスト
日本一のラグジュアリームーバー「レクサスLM500h」で巡る古都。伝統と美食の京都を、極上の移動体験とともに味わう【ロングランテスト
Webモーターマガジン
アルボン「週末を通じてグリップ不足。チームに加入して以来最も困難なレースのひとつ」:ウイリアムズ F1第6戦決勝
アルボン「週末を通じてグリップ不足。チームに加入して以来最も困難なレースのひとつ」:ウイリアムズ F1第6戦決勝
AUTOSPORT web
初夏の北軽井沢でアウディ最新モデルを堪能! 「あさま空山望」とのコラボキャンペーンは5月20日まで募集中
初夏の北軽井沢でアウディ最新モデルを堪能! 「あさま空山望」とのコラボキャンペーンは5月20日まで募集中
THE EV TIMES
全12台の電動ツーリングカー完成。各陣営納車後に即ロールアウト「これまでで最大の前進」/STCC
全12台の電動ツーリングカー完成。各陣営納車後に即ロールアウト「これまでで最大の前進」/STCC
AUTOSPORT web
周冠宇「最高速でウイリアムズに敵わず、追い抜ける距離まで差を詰められなかった」:キック・ザウバー F1第6戦決勝
周冠宇「最高速でウイリアムズに敵わず、追い抜ける距離まで差を詰められなかった」:キック・ザウバー F1第6戦決勝
AUTOSPORT web
ストロール「早めのピットストップをしたが、その数周後にSCが出て戦略が台無しに」:アストンマーティン F1第6戦決勝
ストロール「早めのピットストップをしたが、その数周後にSCが出て戦略が台無しに」:アストンマーティン F1第6戦決勝
AUTOSPORT web
京都~奈良~和歌山直結「京奈和道」最後の”ブツ切れ区間”どうなった!? 橋桁ニョキニョキ進行中&壮大な「地下トンネル」の計画とは
京都~奈良~和歌山直結「京奈和道」最後の”ブツ切れ区間”どうなった!? 橋桁ニョキニョキ進行中&壮大な「地下トンネル」の計画とは
くるまのニュース

みんなのコメント

68件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.92050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.92050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村