正規ディーラーらしい質実剛健のアプローチ!
実践からのフィードバックでチューニングを提案
「BNR34型スカイラインGT-Rっぽいけど縮尺が変!?」ベース車両の面影を感じさせないSUV版GT-R仰天チューンド!
スズキの正規ディーラーながらも様々なチューニングアプローチを発信し続けているスズキアリーナ橋本。その特徴はノーマルのよさを引き出しつつ、最小限のチューニングで最大限の効果を得るというものだ。
そのため、ノーマル状態からサーキットをじっくりと走り込み、特性を踏まえたうえで最良のチューニングパーツを選定。そのパーツを取り付けてさらに走り込んでネガを判断し、乗り方やセットアップの方向性を煮詰める。こうしたプロセスを繰り返すことで、ユーザーにとって誠実なチューニングプランを提案している。
新たにチューニングが進化したスイスポは、従来からの吸排気+コンピュータのセッティングに加え、サスペンションやブレーキといった足回りに着目。特に足回りはZC31時代から使用しているアジュール製のスーパーオーリンズをベースにセットアップを煮詰めている。
現状ではESP制御ありの状態でサーキット向けに開発は完了しているが、今後はさらにストリートでの快適性やESP解除時に向けたセッティングまで幅を広げる予定。実際にクスコのESPキャンセラーを装着した状態でサーキットを走り込み、その介入率に合わせて最適化を図るとのことだ。ユーザーが気になるパーツをひとつひとつ検証し、その効果に合わせたチューニングの方向性をノウハウとして蓄積していく姿は、単なるもはや実力派チューニングショップと呼ぶにふさわしいだろう。
そんな同社のデモカーはまさに質実剛健のチューニングスペックとなる。エンジン周りはトラストのインテークキットを装着しつつ、アールズのコンピュータでセッティングを行う。過剰なチューニングを勧めるのではなく、合法かつ効果的なプランを提案することもスズキアリーナ橋本のスタンスというわけだ。
排気系はアールズ製のフロントパイプとマフラーをセット。気持ちの良いサウンドを実現するとともに重量の軽減にも大きなメリットを生み出している。
ホイールは重量と剛性のバランスが取れたアドバンレーシングRSIIをチョイス。タイヤはストリートとサーキットを併用するユーザーに対して、コストパフォーマンスに優れたディレッツァZIIIを推奨している。
現在試作段階のブレーキキャリパーキットは、制動屋の6ポッドを利用したアイテム。さらにステップアップを狙った際に必要になるだけでなく、ドレスアップニーズにも対応するアイテムとして開発を進めている。
なお、ノーマルキャリパーの場合は、ブレーキパッドは制動屋のRM550を推奨。現段階ではノーマルキャリパーでもパッドの選択によって容量は十分に足りているそうだ。
一方のインテリアは最小限のチューニングという印象だ。ステアリングにモモのディープコーンをセットし、シートにブリッドのフルバケットを導入。ちなみに、スポーツ走行を楽しみたいユーザーには、車両販売時からセーフティパッケージなしを推奨するなどのアドバイスを行うことで、失敗のないクルマ選びもサポートしてくれる。
ちなみに現在のベストタイムは、代表の西畑さんのドライブによって鈴鹿のフルコースで2分31秒05。もちろんタイムアタックマシンとしてではなく、一般的なパーツでユーザーが楽しめる範囲内でのチューニングという前提でこのタイムを叩き出しているのだ。実走行で得られたノウハウはもちろん、走り方のアドバイスなど多角的にスイスポの楽しみ方をアドバイスしてくれることも、スズキアリーナ橋本の持つ特色のひとつというわけだ。
●取材協力:スズキアリーナ橋本 和歌山県橋本市学文路226-5 TEL:0736-32-2846
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